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2017年06月28日

2017アゼルバイジャンGP ―【イラチ】ベッテル対【天然ワル】ハミルトン― 【乞うコメント欄参照】

2017アゼルバイジャンGP ―【イラチ】ベッテル対【天然ワル】ハミルトン― 【乞うコメント欄参照】 .





今日は梅雨の止み間、結構蒸し暑くなりました。

少し風があったのがせめてもの救いでした。

***************************************

【コメント欄、「やーまちゃん」さんによる状況解説をぜひ併せてお読みください】

大荒れのレースとなった、
バクー特設市街地コースでのアゼルバイジャンGP。

特に物議を醸したのが、セーフティカー解除時の
トップ二台、ハミルトンとベッテルの走り、

◆「ハミルトンにわざとぶつけたのではないか?」

◆「ベッテルに対しブレーキテストをしたか?」という疑惑です。

こちらで動画が見られます。
https://www.formula1.com/en/video/2017/6/Race__Vettel_and_Hamilton_collide_under_the_safety_car.html

***************************************

まずは(話題の中心の)ベッテルの疑惑。

設置カメラの正面からの映像では、ハミルトンの横に並びかけたベッテルが
進路を変更してハミルトン車に軽く当てたようにも見えました。

しかし車載カメラからの映像では、
ベッテルが「当てるために」舵を切るアクションを起こしたようには見えませんでした。

当方の見解では、

①怒りにかられたベッテルがハミルトンに並んだ際、二台が並行でなく、
 進路が右に向いていることに気付いていなかった可能性がある。

②左手を挙げ、ハミルトンに抗議(と共にカメラに向けハミルトンの直前の行為をアピール)するのに気をとられ過ぎ、右手にも力が入ってわずかに舵が切れたのではないか。
(フォーミュラカーは乗用車と比べ、わずかなハンドル舵角で大きく反応する)

③当たった際のベッテルは、衝突を予期していたようには見えなかった。

以上の状況から察するに、
ベッテルは当てるつもりはなかったのではないか、と考えました。

***************************************

一方のハミルトンの疑惑。

メルセデスチームによれば、
「ハミルトンがコーナー出口ブレーキを踏んでいない」証拠データを提出したとのこと。
http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/236953.html

では、「ブレーキを踏んでいない=減速していない」なのか?

現行車両規定でのF1は、回生ブレーキを使用しているため、
スロットル(アクセル)ペダルを戻しただけで強力に減速します。
(ドライバーによっては通常のブレーキの使用に違和感を生じるほど)

減速していなかったとしても、追突直前の映像では、
通常加速すべきコーナー出口で、少なくとも加速してはいなかったように見えました。

メルセデスチーム曰く「セーフティカーは150m前にいた」とのことで、
追いついてしまう恐れがあった、とのことですが、この区間であえて加速しなかったのは、
後ろがかなり詰まっている状況で無理があったようにも感じました。

また、「それ以前の周回と変わらない操作をしていた」とのことですが、
カーブを抜けたところでは生理的に加速してしまうので、
逆にハミルトンは加速に移るタイミングを、
許容範囲と思われる中で、意識してわずかに遅らせたのではないか?
というのが当方の考えたところです。

理由は、
◆「この時点ではなく、レース再開時(ピットレーン入口通過時)のセーフティカーとの距離を保つ」
◆「レース再開時、車間を開けて速度を乗せてくる可能性がある後続車を牽制する」
の二点です。

それにより、今回のように追突されるリスクはあり、
後続の車間がかなり詰まっていたことはハミルトンには誤算だったように思います。

言い換えれば、セーフティカーが遅すぎた、ということにもなります。

***************************************

昨2016年のチャンピオン争いで、速さではほぼ互角のニコとルイス、
一番の違いは「接戦でどこまできわどい走りを「自然に」できるか」だったように、
ハミルトンの走りは反則を取られない程度の”毒”を自然に含んでいるように思います。

過去4度の王座はチームメイト同士のバトルか、独走での戴冠だったベッテル。
レース中の無線が話題となるように、
普段は冷静ながら、時として激しやすい性格は、
シーズン終盤でのタイトル争いを分けることになるかもしれません。

   ◇   ◇   ◇

ここで思い出されるのが、2007年シーズン、
豪雨の中での富士での日本GPです。

アロンソのクラッシュによりセーフティカーが入り、
①ハミルトン②ウェバー③ベッテルの順位で走行中、
ハミルトンが減速したため、ウェバーにベッテルが激しく追突!
ウェバーとベッテルはその場でリタイヤとなったことをご記憶でしょうか?

ハミルトンとベッテルはどちらもデビューシーズン、
片や新人ながらポイントリーダー、
片や当時最年少ながら速さを見せつける驚異の新人同士で、
この件の後、セーフティカー走行中に先頭車両は極端なペースの上げ下げをしないよう
通達がされました。

**************************************

当方はこの二人による今回の件、ジャック ビルヌーブがコメントしたように、
https://f1-gate.com/villeneuve/f1_37308.html
明らかに速度の出ていない状況での感情的な場面は大きな見せ場であった、
と解釈したいと思います。

<追記>
最終的なFIAによる裁定はこちら。
https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-ベッテルの-体当たり-事件に対するfiaの再調査についての声明全文-926346/?tp%5B0%5D=23&s=1
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Posted at 2017/06/28 19:58:15

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この記事へのコメント

2017年6月28日 23:27
レースは、駆け引きの場でも有るので、トラブルが多いですね。
コメントへの返答
2017年6月28日 23:27
こんばんは。コメントありがとうございます。

ここしばらくは、特定のチームが突出して強いことが多かったので、フェラーリとメルセデスが拮抗している今シーズンは見どころの多いシーズンとなっています。

速さではトップクラスの二人もデビューから早10年ですが、弱点もそれなりに垣間見られ、取りこぼしがあったり悪いサイクルに嵌まりこんだりといった面も見られ、今回勝ったリカルド、二位のボッタス辺りの方が5年以上若いはずですが落ち着きがあるように感じます。

また、有望な若手の台頭も著しいので、今回のような荒れたレースになると思わぬ伏兵が勝ちを拾うことが今後もありそうです。

天候が変わりやすい時期ですのでご自愛くださいませ。
2017年7月18日 0:56
私もベッテルの並びかけての接触は、狙って当てたのではなく、手を挙げての抗議でハンドルが動いた説に1票ですw

ハミルトンの減速に関しては、回生があるとはいえBBWであり、スロットルオフで減速があるかと言うと、どうかなと思います。BMWのi3やノート e-powerのワンペダル回生とは違うだろうし、F1はダウンフォースが凄いのでスロットルオフで減速すると言いますが、今回はそれ程の車速でも無かったですし。

これ、2回目のSCでしたが1回目のSCに追い付きそうになったという事実があり、あのバクーと言うコースのセクター3が直線しか無く、ピットロードに退避する時間が非常に少ないコース特性が問題なんじゃないかと、個人的には思っています。1回目のSC時、1コーナーから最終コーナーを映すカメラのショットで、SCが追い付かれるんじゃないかと言う映像になっていて、おいおい大丈夫かwって感じでしたから。

と言うのを考えると、SCとの距離を1回目以上に確保しろと言うメルセデスの無線と言うのも、納得できる内容に感じました。
SCが遅すぎたというのも、現状のAMG GT3を超えるのは難しいでしょうしねw

なので、コースレイアウトの罠にはまってしまって、誰も悪意が無いというのが個人的な見解です。ただ、ハミルトンの走りには”毒”を自然に含んでいるように感じますという所には、非常に同意ですw

まあでもハミルトンの方が精神的に余裕があるように見えますね。
コメントへの返答
2017年7月18日 15:29
詳細な状況を把握した上での解説、大変ありがたく存じます。当方仮説は複数のダイジェスト映像からの推測でしたので。

なるほど、おっしゃるようにかなりの低速域でダウンフォースも少ない状況下では減速度も低いと思われますね。F1の回生ブレーキに関しては当方勉強不足でした。

仮設コースレイアウトも確かに一因ですね。昨年はGP2、松下選手がトップ走行時、SC介入中”危険行為”としてペナルティをとられていたことを思い出しました。

セーフティカー車両選定、広告等契約の一環なのでしょうが、ここはひとつ「スーパーカー最速オーディション」をイベント化でもして、優勝車をセーフティカーに抜擢する、というような試みをしてみてほしいと思いつきました。

ベッテルの場合、現在のF1ドライバー中では最も生真面目な一人で、反面ムキになったり、結果が出ないことが続くと行き詰る傾向があるように見受けます。

対するハミルトンのメンタルはなかなか理解しがたく、稀代の「ナチュラルドライバー」「タイガー」「追い越し・接近バトル大得意」であるのは間違いありませんが、流れが自分に向いたと感じれば無用に”増長”し、マイナスループに入ってしまうと奇行に出たりと案外打たれ弱い部分も見受けられるように思います。

(ベッテル+ハミルトン)÷2=シューミ、という気がしますね。

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