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2017年09月03日

ホンダの”プランC”? ― 下剋上の恩讐対決なるか? ―

.
さて、昨日の続き、
ホンダの供給先"第三の案"として、こんな台本を考えてみました。

   ◇   ◇   ◇

【フォースインディアとのエンジン供給およびチーム運営での連携】

”皇帝”シューマッハーと共に鮮烈なF1進出を果たし、
一時は無限ホンダエンジンを搭載、佐藤琢磨を擁したこともあるジョーダンGPを原点に、
スパイカー、ミッドランドと弱体化の一途をたどり
インドの「キングフィッシャー」ブランドの大立者、
ビジェイ マリヤによるチーム取得、フォースインディアと改名。

中堅どころのベテランのG.フィジケラ加入、メルセデスエンジンを獲得し、
2シーズン目の後半戦、突然に高速コース(スパ、モンツァ)を中心に
驚きのパフォーマンスを発揮(スパでPP、二位表彰台)、中段グループに定着。

毎シーズンのように財政面での危機から車両開発の遅れを報じられながらも、
ミスの少ない実力派中堅ドライバー陣の健闘と、
強豪マクラーレンの不振もあり、予想を覆す競争力を発揮。
昨2016シーズンはウィリアムズがジリ貧に陥ったこともあり、
上位三強に次ぐチームランキング4位を獲得に至る。

といった大まかなここまでのプロフィールですが、
チーム名から「インディア」を外す、との構想も明かされています。

外部資本を幅広く受け入れたい、という期待表明でしょう。

   ◇   ◇   ◇

マリヤが当初見込んだ
「急拡大するインド経済を背景とした母国経済界からの支援」
には一向に繋がらない現状(どこかの国と同様ですが・・・)があり、

オーナーのマリヤが、滞在する英国から出国できない
(インドの税務あるいは経済事件がらみの国際指名手配とか)
といった不安定な状況からの脱出を図るもので、
異例なほど好調なここ数シーズンの戦績はさておき、
恐らくはかなり切羽詰った状況なのではないかと想像されます。

えげつない言い方をすれば、
「チームを売るなら『今でしょ!』」

   ◇   ◇   ◇

直線スピードの高さが元来の武器で、強力なメルセデスPUもさることながら、
元々は弱体な空力性能によるダウンフォースの無さに起因するといわれました。

毎年のニューモデルも大きな変化や冒険の少ない保守的なもので、
二つの設計チーム(後述)が隔年で担当しているといわれています。

シーズン中のアップデートも目立つものは少ないにもかかわらず、
通年で高い完走率と、特に高速コースで速さをみせ、
予算対効果では、F1チーム中最高のパフォーマンスを発揮しているといえます。

これは大変に興味深い状況で、
毎レースのように大量のアップデートを投入し続けるマクラーレンや、
逆に後半戦は開発が停滞し、ジリ貧傾向が続くウィリアムズとは好対照です。

地味な存在ゆえか話題に上ることは少ないのですが、
恐らくはすぐれた基本設計があり、
アップデートなど手持ちの駒が少ないが故、
逆に迷いのない入念な準備とセットアップができているのではないか、と想像しています。

   ◇   ◇   ◇

マクラーレン/ルノーの会談が公然と報道され、
トロロッソを含め状況は急を告げているとみられるここ数日、
F1胴元側のロス ブラウンや、FIA会長ジャン トッドらの
「ホンダをF1に残す解決策を探っている」との発言は興味深いところです。

F1進出をもくろむグループの存在はかねてから噂され、
マノー消滅の瀬戸際には、ある人物の名前が上がりましたが、
彼は勝ち目のない勝負に出るはずはありません。

しかし今回は、勝てる要素がそろいつつあります。

事によってはホンダを焚きつけた張本人、
自身のマクラーレン持ち株(既に売却説あり)を元手に
ロン デニスが名乗りを上げることも有り得るのでは?
と当方は思いつきました。

マクラーレン(+ルノー?) VS ロン デニス+ホンダの勝負、
トラック上で見られれば最高に面白いですね!

歴史に残る恩讐のバトルとなりそうです!

さて、この荒唐無稽な妄想、実現するか?

   ◇   ◇   ◇

実はフォースインディア、日本人技術者が活躍する舞台でもあります。

●2チームあるとされるマシン開発チーム、
 その内一つのリーダーは羽下晃夫(はが あきお)氏です。

 昨年行われたインタビュー記事
 http://archive.as-web.jp/news/info.php?no=71653

●元ブリヂストンの、松崎 淳エンジニアの存在も、
 チームの実戦での強さの要因ではないでしょうか?

●実はまだまだ、知られざる技術者が参画しているそうです。
 http://number.bunshun.jp/articles/-/828750

   ◇   ◇   ◇

不安定なチーム経営、チームメイト同士の激しい確執、
結果として想像以上の活躍を続けるフォースインディア、

今シーズンから来シーズンにかけ、さらに大きな話題を提供してくれるものと
(勝手に)期待しています。

秋の夜長の妄想に火を注ぐコメント、お待ちしています(笑)
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Posted at 2017/09/03 04:25:45

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