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2019年08月30日

2019 F1後半戦プレビュー ― 近年稀にみる好レースを期待 ―

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2019シーズン、F1グランプリも夏休み終了、
いよいよ後半戦スタートです!

    ◇    ◇    ◇

【勢いに乗るレッドブル/ホンダ】
前半戦、日本のファンの間では、
レッドブル(RBR)/ホンダがどこまで健闘するか、が話題の中心だったと思います。

序盤戦では勝利はまだ遠いように思われましたが、
ホンダ製パワーユニット(PU)2チーム供給

=4台出走によるフィードバックの増大、PUの運用面含めての信頼性向上、

走行距離を順調に稼げることから、車体セットアップを順調に進められる相乗効果もあり、
さらにはRBRのアップデートの効果(フロントウイング新規定で失ったダウンフォースの回復)もてきめんで、
目標の「モナコGPまでに初勝利」には届かなかったものの、前半戦で2勝を挙げる想像以上の活躍ぶり、
ここ数戦ではフェルスタッペンが最も多くのポイントを獲得する好調ぶりです。

チームはあくまで「来シーズンのチャンピオン獲得」を目標に掲げていますが、
内心では今季のドライバーズタイトル=フェルスタッペンの最年少タイトルを狙っているであろうことは、
パフォーマンスの安定を欠きトップグループに加われないガスリーを、
前言を翻してアルボンと交代させたことでも見て取れるように思います。

後半戦開幕から今季のスペック4PUを投入してくるあたり、
ホンダPUの順調な開発状況や、RBRの攻めの姿勢が明らかで、
手前味噌ながら、当方が数年前に提言した通り、
https://minkara.carview.co.jp/userid/1333960/blog/40344235/
両者のイメージ戦略としても絶妙のコンビネーションを実現していますね。

ファンとしては、すっかり自信を取り戻したホンダ陣営の上昇ムードが頼もしい限りです(笑)

    ◇    ◇    ◇

【RBRのアルボン起用は吉か凶か?】

シーズン前半のみのF1経験ながら、親チームRBRに急遽抜擢された、
アレキザンダー アルボン。

当方の見立てでは、アルボンは終盤に向けて調子を上げて、
来季はRBR正ドライバー定着が十分可能ではないかと思われます。

その根拠は、
①下位フォーミュラでは、各クラスをほぼ一年ずつで”卒業”、
 新カテゴリーで毎年上位争いに加われるほどの、
 高い『早期適応力(即順応性)』を有している。

 余談ですが、以前から日本人ドライバーにいちばん欠けているのがこの能力である、と感じます。
 一説では、奥に行くほど曲率がきつくなるコーナーが多く、路面状況がスムーズで高グリップ。

 走り込み経験値とマシンのセットアップが勝負を分ける日本のサーキットの特殊性が、

 古くは「日本一速い男」(笑)ら強豪ベテラン勢の存在を強めているといわれて久しいですね。

 今後10年ほどコース再舗装を禁止すれば、わが国から有力F1ドライバーが登場するかも?(笑)

②今季のガスリーとは対照的な追い上げぶり、マイペースを崩さない姿勢・言動

 今季のガスリーが、シーズン前から違和を感じさせたのがその言動。
 チームから「結果を出すよう」求められるコメントを受けてか、
 「マックスを破って見せる」等、昨年までの彼らしからぬ過剰な自意識が、
 シーズン前テストでの度重なるクラッシュを招き、
 マシン開発の遅れを招いたことが自責の念を呼び、
 自らプレッシャーを増大させてしまったことに加えて、
 チームメイトのフェルスタッペンが、これ以上期待できないほどの
 最高レベルのパフォーマンスを続けていることが予想以上の落差を生んでしまいました。

 一方のアルボンは、当初のフォーミュラE参戦予定から、
 RBRからの引き抜きで”未経験ながら”急遽F1ドライブが実現するというラッキーボーイぶりですが浮足立った様子もなく、

 ポイント獲得数では若干差があれど、一定の評価を集めるクビアトを一面では凌ぐパフォーマンスぶりは、

 クビアト以上の伸び代を強く感じさせるものでした。

 とくにグリッド後方やピットスタートから度々ポイント圏に迫った目覚ましい順位回復の手腕は、

 ガスリーが求められても達成できなかったものである、という事実が高く評価されたものであると思います。

希望的観測ですが、

伸び盛りのタイミングで勝てるチーム・マシンと強いチームメイトを得たアルボンは、
ハミルトンのデビューシーズンのような急成長を遂げる可能性が十分あり、
シーズン終盤には優勝争いに絡んできても不思議はないように思います。

    ◇    ◇    ◇

【ヒュルケンベルクを襲う、さらなる不運】

デビューシーズンから実力は高く評価される、ヒュルケンベルク。
数年前に”念願の”ワークスルノー入りを果たし、
今季は不調ながらも、来季以降いよいよ勝負を賭ける場面を迎えるはずでしたが・・・

今季は急遽リカルドが移籍してくることになり、
”ラッキーボーイだった奴に一泡ふかせてやる”的な、
マシンに恵まれなかった実力者らしいコメントが期待を集めましたが、
本人の野心に反して、リカルドに先行される場面が続いてしまいました。

地元のドイツGPでは得意の悪天候の混乱の中、上位を走行し、
長年待望の初表彰台か?と期待を集めながらも、あえなくクラッシュ。。。
これが決定打になってしまった感があります。

噂では今季(も)不振にあえぐグロージャンに替わり、
ハースF1入りか?とささやかれていますが、どうなりますやら。

    ◇    ◇    ◇

【撤退を云々する前に、最善のドライバー選択を! ― ハースF1 ―】

「特定上位チームしか勝ち目がないのでは続ける意味がない」
とのコメントが報じられたハースF1。
「初めから本業の宣伝半分、承知の上でしょ」とつい突っ込んでしまいますが、
本気で勝ちたいなら、もっとましなドライバーを走らせろ!!と

テレビの前で歯がゆい思いをしている向きも多いのではないでしょうか。

バッチリ決まれば滅法速いが、パフォーマンスにムラが多すぎるグロージャンと、
ガッツはあれど実質悪あがき、率直に言ってペースは今ひとつのマグヌッセン。
「F1浪人」の中に、選ぶべき人物が少なからずいるように思います。

ちなみに今季開幕時の当方の推しは
◎アロンソ(笑) ◎オコン ◎ウェーレイン ◎ローゼンクビスト(F1未経験)
○バンドーン ○ベルニュ ○関口雄飛(スーパーライセンスなし)
といったところでしたが、
とくにウェーレインとローゼンクビストは、ぜひともF1で走らせたい実力者です。

(最盛期に差し掛かる頃の星野を思わせる関口も、ホンダさん、是非!)

昨年来、両者毎レースのようにマシン損傷、同士討ちが度重なる中、

あえて継続起用しながら、今季は下馬評を覆す不調ぶり。。。
撤退云々などとは「ならば出てくるな」といいたくなってしまいますね!


来季ベテランのヒュルケンベルク起用ならば、

もう一人は若手有望株を大胆に起用してほしいところです。


上記に加え、このところスーパーフォーミュラで頭角を現しつつある

アレックス パロウもF1に乗せたい一人ですね。


    ◇    ◇    ◇


盤石のはずのメルセデス陣営も警戒を強めるほどの強さを見せているRBR/ホンダ、

後半戦も好レースが展開され、ホットなシーズンになることを期待したいですね!

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Posted at 2019/08/30 21:00:42

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この記事へのコメント

2019年8月30日 21:10
こんばんは🎵
レースがお好きなのが熱く伝わるブログですね。
興味深く読ましたいただきました。
先ほど終わったスパのFP1でもアルボン君はマックス君から0秒08遅れで走ってきたのを見る限り当たりの匂いがプンプンします。
まぁ数レースは見る必要があると思いますが、今年のトロロも急遽招集ながら、無難にこなすところを見ると相当ポテンシャルが高そうですね!!
私自身はラッセルが今年中に1ポイントを取るのを祈るばかりです(親バカ気分)(笑)
コメントへの返答
2019年8月30日 21:22
早速のコメント、お互い好き者ですね(笑)嬉しい限りです♪

可夢偉が登場した頃から、F1では「即応性」が何より重要視されるようになったと感じます。

最近サインツがマシン・チームを変わることへの対応の難しさを語っていましたが、アルボンの毎年の進級と成績、冷静で巧みな追い上げぶりは、成功を予感させるに十分なように思います。

チームメイト間ギャップは、0.3秒程度までなら同待遇、0.5秒が許容範囲ではないでしょうか。

こちらも大物を予感させるラッセルの初ポイント、当方も期待しています。時間の問題だと思いますよ!
ラッセルは”目力”が只者ではない雰囲気ですね(バンドーンやガスリーとは対照的に)。

プロフィール

「@パパンダ どこへ渡りたいのかが気になりますね(笑)」
何シテル?   08/16 12:08
灸太郎くん(キュウタロクン)です。 職業・思想・信条・立場など違えど 共通の話題で交流できるのは良いですね。 記述は残ることを意識しています。 ...
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