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はらぺこ@きんたの"懐かしゲーム缶" [その他 その他]

パーツレビュー

2009年3月5日

ThrustMaster FormulaT1(フォーミュラT1)  

評価:
4
ThrustMaster FormulaT1(フォーミュラT1)
OS:DOS時代、XPでは使用不可。

接続:ジョイスティックポート

懐かしいパソコン用のハンドルコントローラー、
スラストマスター社のフォーミュラT1です。

実は既にオフィシャルの写真すら見つけられず、画像は後継機種のT2の画像です(^_^;)。
T1の画像が見たい場合は、関連ページに詳しく紹介されている方の記事を登録しましたので、そちらからどうぞ。

このデバイスを始めてみた時は衝撃的でした。
何しろ、ハンドルコントローラーなんてゲームセンター位でしか一般的にはお目にかかれなかった時代です、パソコン用とはいえ家庭向けにハンドルコントローラーが存在するなんて・・・そもそもそのハンドルコントローラーでのプレイに耐えられるゲームが存在する事自体が脅威でした。

自宅にゲームセンターの筐体が来ちゃったようなものです、同居していた両親も驚くやら呆れるやら悲しむやら・・・(^_^;)。

さて、このハンドルコントローラー、ゲーム上では4ボタンのジョイスティックとして動作してました、ドライブゲームにはスラストマスター・フォーミュラT1/T2の設定項目があるのが普通で、ゲームソフト内でそれに設定すればどんなドライブゲームでもハンドルで遊ぶ事ができました。
ただし、単にジョイスティックとして認識されるだけなので・・・

例えば
アクセルを踏むとジョイスティックを前に倒す。
ブレーキを踏むとジョイスティックを後に倒す。

と言う動作になります。
つまり、ゲーム中でよく使う「左足ブレーキ」は使えないんですね、アクセルとブレーキが別の軸として独立して認識されたのはWindows98時代になってからで、その後一般的になったと記憶しています。

さて、何故私がこんな物を買おうかと考えたかと言うと・・・

世界的に有名になった名作ソフト、NASCER Racing と言うゲームをやりたかったからなんです(^_^;)。

もちろん、こんな大げさな装置が必要じゃないレースゲームも沢山ありました、パッドで十分と言う物も多かったのですが、フォーミュラT1が絶大な力を発揮したのは、ワールドサーキットをはじめとしたフォーミュラカーシミュレーターでした。
フォーミュラカーを忠実に再現しようとすればするほどコーナリング時にアナログ入力が必須になってきます。
更に、ラリーカーやストリートカーと違って大きく逆ハンを切る事も少なく、それどころか「ハンドルを30度回してそのまま保持する」とか、「ゆっくり切って、ゆっくり戻す」とか「次のコーナー(追い越し)に備えて直線を広く使う」とか言う微妙な操作が求められます。
こうゆう事はゲームパッドやキーボードでは非常に困難なのでT1の独壇場でした。

ところが、このフォーミュラT1、作りは物凄くアメリカンダイナミック!なんです(笑)。

T2になってプラスチック筐体になりましたが、T1は鉄板をダイナミックにベキッと曲げて、リベットで留めただけ(笑)。
曲げた部分は直角の上に曲げっぱなし、ろくに面取りもしてなくて、下手に手をぶつけると怪我をしました(^_^;)。
立派なシフトレバーが付いてますが、その基部には前後にスイッチが入ってるだけで、前に1mm、後に1mm、カチカチとしか動きません(笑)、ある意味リアルなシーケンシャルシフトですが、素早くシフトチェンジしようとすると筐体のどこかにぶつかって手を傷めるという・・・仕方が無いので、一時期ゴム付きの軍手を右手にしてた事がありました(笑)。
また、筐体自体の固定は何と吸盤で(笑)、デスクが鑑のようにツルツルであることが前提と言う乱暴さ(笑)。
吸盤は透明な安っぽい物で、筐体の底に穴が4箇所開いていて、そこに吸盤のオシリを突き刺して、更に上から机に押し付けて固定すると言う・・・もうギャグなんだかマジなんだか解らない固定方法です(笑)。

値段も相当高かったので、初めて見たとき、日本の至れり尽くせりの玩具に慣れていた日本人の私は思わず呆然として「これがアメリカンクオリティか・・・」と感動すら覚えました(笑)。

その後、改良されたT2が販売されてその固定方法を真似て、吸盤の穴にボードアンカーを打ち込んで、そこにステーを取り付けてクランプ固定したりして、結構涙ぐましい状態で遊んでいました。

更に更に!アメリカは靴の文化!なので、アクセルペダルとブレーキペダルは普通に板状ではなく、スリッパや室内履きでペダリングできるように丸いローラーが付いていたのです(笑)。
これは素足で過ごしている日本人の私にとっては強烈で、しかもこれも履物で踏む為にそうなってるのか解りませんが、ペダルのばねの力が異様に強く、靴下履きでペダリングしてると足の裏がゴリゴリマッサージされて痛くなると言う状況になってました(^_^;)。
仕方が無いので、これの為にスリッパを買い、スリッパやサンダルを履いた状態でたたみの上でペダルを踏んでました(笑)。
また、ペダルのばねが強いので、踏んでるうちにドンドンずれてきてしまいます。
仕方が無いので、PCデスクの背面の壁まで届く板を買ってきて、ペダル>板>壁とセッティングして、ずれないように対策していました(^_^;)。

もちろん普段はこんな巨大なもの置いておくわけにいかないので、外してあったのですが、ゲームをやろうと思うと、あっちに板を置いたり、こっちでネジを締めたり、セッティングが大騒ぎ(笑)、片付けも大変でしたが、当時はハンドルコントローラーで好きなだけやれると言う事実が快感で、凄いはまっていた記憶があります。

アメリカンクオリティで故障も多く(笑)、ペダルのバネが折れたり、軸の反発力を支えていたゴム(爆)が千切れたり、挙句の果てにはハンドル軸のボリューム(センサーじゃありません(爆))が壊れて滅茶苦茶な入力になっちゃった、なんてのもあったのですが、壊れるのは当たり前って言うスタンスなのか(笑)当時の秋葉原の専門店には専用の補修用部品が山のように販売されていて、それをを会社帰りに買いに行ったりして交換作業も楽しかった記憶があります。

随分活躍させたのですが、マイクロソフトからフォースフィードバックホイールというハンドルコントローラーが販売されて引退。
流石に保管して置く訳にもいかず、廃棄処分になりました。

当時、ゲーム用のコントローラーと言えばスラストマスターと言う感じでしたが、内部構造はともかくアナログ・・・と言うか手作りアナクロ(笑)で、凄い面食らったのもいい思い出です。

関連情報URL:www.nagz.com/hardware/
定価オープンプライス
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