2016年、エコに支配されたCoolな現代日本に、白亜紀の様に暑い国から海を渡って突如上陸した小さな恐竜、ヴェロキラプトル。
それがNinja150RRです。
地球上で新車で買える2スト中型ロードスポーツは絶滅寸前ではなく絶滅確定、加速ジャンキー御用達の最後の走る合法麻薬(笑)。
そんな状況でありながら、輸入販売元のMSLさんでは、メーカー製造責任期間程度の補修部品は確保済み、更に1年保証付きと言う安心販売で有難かったです。
主な変更点は、
SP忠雄・ジャッカルチャンバー
(MSL専売)
ETC(2.0)
全てMSL取り付け。
原付きの車体(134kg)に強力なエンジン(29馬力)を載せてしまったと言う、SDRと殆ど同じコンセプトの毒バイク。
パワーウェイトレシオは4.6台でカタログ値ではYZF-R25よりも小さく、チャンバー入れてる現状では更に軽くてパワフルになってます。
TZR250RやSDRほど過激ではなく、中型の上に今どきの250SS程の性能で2サイクルという病気持ちのオッサンのココロとカラダ的にも許容できるギリギリのポイントを見事に突かれた商品で、本当に良くぞこの時代に売ってくれたと感激するばかり。
燃費的には500kmの慣らしで10Lタンクのガス満2回という、2ストらしからぬ驚きの好燃費で、お父さんのお小遣いにも優しいです(^_^;)。
燃費が多少良い点以外は、良くも悪くも古の2ストレーサーレプリカで、5000回転以下は眠く、7000回転以上は豹変して爆発的加速と言う二面性を持っています。
最高速度は150km/h程度だそうですが、300km/hとか200km/hとか、現実問題出せない速度を出せる性能よりも、高速道路でなら軽辺りでも普通に出してる速度域内で、到達加速を楽しむ道具。
パワーバンドに入った時だけに感じる加速Gに酔い痴れて、ヘルメットの中で瞳孔をおっ広げて口を引き攣ったニヤニヤ笑いに半開きにしていると、その表情は殆ど獲物を目の前にしたヴェロキラプトルそのものです、グヘヘヘ。
出発前に気合を入れて、チョークを引いてキックして、爆音暖機運転して走り出し、日が暮れて家に帰ってきてからエンジンを切って燃料コックをOFFにするまで、全ての儀式が80年代後半の、あの日あの時のままこの現代に蘇る。
病気も抱えて年齢的にもラストチャンス、何時まで乗れるかわからないけれど、出来る限り長く一緒に楽しく走りたいです。
ちなみに、「バッタ君」は、うちのかみさんに、「緑ででうるさいから」って事で命名されましたwwww。
慣らしもそろそろ終わりそうで、今後もまた紹介コメントを更新する予定です。