空力調査 ~CLARITY FUEL CELL編~
投稿日 : 2019年11月06日
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TMS2019で調査した小ネタを,こちらに纏めておきます.
まずは,ホンダの「CLARITY FUEL CELL」.
空力の調査なので,動力源はどうでも良いのですが,その名の通り燃料電池による電気自動車(EV)です.立派なEVですが,欧州では"FUEL(燃料)"という単語だけでアレルギーを示すらしく,PHEV等より評価が低いらしいです.
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最初にフロントエアカーテン.
公式によると「フロントバンパー下からフロントインナーフェンダーに空気を通し,フロントタイヤ外側に空気のカーテンを作る事で,フロントタイヤホイールハウスから発生する空気の乱れを抑える」そうです.
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実物の取り込み口は,こんな感じ.
薄っすいですね!
こんなんで本当に空気が入るんでしょうか?
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出口側は,こんな感じ.
入口が小さいので,当然ではありますが,やはり出口も小さいですね.
タイヤのちょうど頂点と平行になるように,開口部が配置されているのがポイントでしょうか?
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続いて,リアエアカーテンダクト.
公式によると「ダクトを通った空気が,リアタイヤホイールハウスから発生する空気の乱れを整流する事で,空力効果を得る」との事.
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実物の取り込み口は,こんな感じ.
一種のブリスターフェンダーですね.
そして,そのフェンダー下部に穴を開けるという感じ.
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出口側は,こんな感じ.
ホイールの方が内側に引っ込んでいて(インセットが深い),その外側にダクトがあるような感じです.
"ツラウチ"をイメージすると分かり易いかと思います.
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リアバンパーは,とくに開口部なし.
リアタイヤの手前で空気を抜くから,特に開口部を設ける必要がないんでしょうね.
以上,CLARITYでした.開口部のサイズ感を学ぶのには良い教材ですね.
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