上官殿!
今週も引き続き、北海道における遠地偵察活動報告をさせていただきます!! (`Д´)ゞ ビシッ!
■ここまでの報告まとめ
其の壱 大洗港~苫小牧~日高町~然別湖~ぬかびら温泉郷
其の弐 ←今回
2日目 【5月27日(火)】
この日は朝から、宿泊したホテルのオーナーの運転により、とある場所へ移動。
国道から林道へ入ると、閉じているゲートが登場。
オーナーが開錠し、先へ進みます。
ここから先は、ワタクシ二等兵のように指定ツアー参加者か、許可を得た方のみが進入可能です。
しばらく林道を走り、辿り着いたのは・・・
《タウシュベツ川橋梁》
上士幌町の
糠平湖にある、
旧国鉄 士幌線(廃線)のコンクリート製アーチ橋。
1955年(昭和30年)に糠平ダム建設のため、この橋梁を通る旧線が廃止されて以来、今年で70年が経過しています。
またダム湖である糠平湖の水位によって、その姿を大きく変える事で有名。
雪解け水や雨の影響で湖の水位が徐々に上がるため、例年夏頃には湖底に沈む。(1月くらいに姿を現します)
繰り返しの水没により損傷の進行が早く、「橋梁が繋がっている姿は今年で最後なのでは」とも言われており、これは我ら「陸上自走隊 横浜方面隊」として偵察せねば!
という事で、普段あまり関わらないツアーに参加して、偵察を行ったという次第でございます。
※通常は遠く離れた展望台から眺めるのみ(2023年 ワタクシ二等兵撮影)
ホテルオーナーのガイドにより、まだ水量の少ない場所を渡り(といっても長靴必須)対岸へ。
この日は運よく、快晴・風なしという好条件が重なり、橋梁が水面に映る「めがね橋」としての姿も見ることが出来ました!
ここまでキレイに見えるのは相当珍しいらしく、ガイドを務めるホテルオーナーも「HPにアップ用の写真を・・・」と撮りまくってました(笑)
タウシュベツ川橋梁、その橋梁が水面に映る姿。
そして背景には、残雪のニペソツ山が華を添えます (´。✪ω✪。`)✧*。
橋梁に接近。
近くで見ると、損傷が激しいのがよく分かります。
触ってみると、少し力を入れただけで表面が崩れそうな程、脆くなっていました。
残念ながら終了時間が迫っているため、撤退前に記念撮影・・・じゃない、偵察記録撮影。
『朽ちていく美』という表現がよく似合う、タウシュベツ川橋梁。
朽ちていくからこそ記憶に留めたい美しさが、そこにはありました。
次の偵察地に向け、快晴の
国道273号を南下。
途中ショートカット出来そうな、
道道468号 清水谷足寄線へと侵入。
しかしこの道道468号、ご覧↓のように道は波打っていて(30km/hくらいで走行しないと跳ねてフロントバンパー擦る)
更に途中ダート(未舗装)区間があったりと、思ったより時間が掛かってしまいました・・・
こういうのも良き教訓ですね。
《道の駅 あしょろ銀河ホール21》
こちらで休憩&お昼ごはん。
チキン南蛮定食。
チキンが凄くデカくて、食べ応えがあります。
道の駅内には、こんなコーナーも。
足寄町のご出身だったんですね。
その後、ワタクシ二等兵と乙三三式車両改は
国道241号を東進。
前方には
雌阿寒岳(左側)と
阿寒富士(右側)が、その迫力ある山容を見せつけて来ます。
国道243号に入りしばらく北上すると周囲の風景が変わり、背の高い樹木が見れなくなると、目的の偵察地はもうすぐ。
《美幌峠(びほろとうげ)》
北海道屈指の絶景峠。
道内2位の面積があり、カルデラ湖としては日本一の大きさを誇る「
屈斜路湖(くっしゃろこ)」が一望できます。
加えてこれまで自分が通って来た道も一望でき、否が応でもテンションが (∩゚∀゚)∩ アゲアゲ
復路は上って来た道の下り。
目の前に広がる、青い屈斜路湖に向かって駆け下ります。
次なる偵察地へ向かうべく、
道道150号 摩周湖中標津線を東に進む、ワタクシ二等兵と乙三三式車両改。
ここから本格的に ”道東” っぽい景色になります。
とにかく土地が広大なので、走って来た道を振り返っても、真っすぐ。
進行方向も、真っすぐ。
↑の交差点を左折しても、同じく道は真っすぐ。
交差点を右折しても、やっぱり真っすぐ。
そしてワタクシ二等兵と乙三三式車両改は、とある場所で停車。
ここは昨年10月に北海道偵察を行った際・・・
レンタカーがパンクした場所!
ご覧の通り周囲には人家など無く、ただただ草原が広がる場所。
(上の画像:パンク時に撮影)
運良くスマホのアンテナが立っていたから、何とかなった。
(上の画像:パンク時に撮影)
因縁の地を乗り越え、ワタクシ二等兵と乙三三式車両改は目的とする偵察地へと驀進します!!!
《開陽台》
「地球が丸く見える」とある通り、周囲が遠くまで見通せる展望台で、その視界は330度もあります。
この日は本当に天候に恵まれ、遠くには北方四島のひとつ、
国後島がよく見えてました。
《北19号》
正しくは、
中標津町道 北19号道路。
いくつもの丘のうねりを越えながらアップダウンする直線が続きます。
バイク雑誌などでも取り上げられることから、ライダーの間では有名な撮影場所となっていて、夏のシーズンになると多くのライダーが訪れ、撮影の順番待ちができるほど。
ここでの写真は、本当に絵になる。
北19号での偵察を終えたワタクシ二等兵は、本日の最終偵察地へと向かいます。
ところが・・・
晴天続きだった本日、上の画像から20分も経たないうちに濃霧発生。
《納沙布岬(のさっぷみさき)》
日本最東端の地
何も見えね~
ちなみに誤解のないよう正しく言うと「
一般人が辿り着ける、日本の最東端」となります。
我ら大日本帝国における領土の最東端は「
南鳥島」
ただしこの島に上陸できるのは海上自衛隊員もしくは気象庁関係者などで、一般人の上陸はほぼ無理なのを、ご存じの方もいるだろう。
なので南鳥島と北方四島に次いで東にある納沙布岬が、実質日本の最東端 (^^)
●・・・納沙布岬
★・・・南鳥島
それにしても、何も見えん。
以前(2007年)に来た時も、ここはこんな天気だった気がする。
まぁ天候は仕方が無いので、これにて本日の偵察活動は終了。
夜営地(=宿泊地)である根室市街へと、乙三三式車両改を走らせる。
ところが!
根室市街が近づくと、良き天候。夕日がきれい。
どうやら納沙布岬の周辺のみ、濃霧が発生していたようだ。
日本で1位2位レベルで早い日没を見ながら、明日も引き続きの快晴を祈る、ワタクシ二等兵であった。
(つづく)