取り敢えず前項までで上京ドライブの全行程をひっくるめてお伝えしたんだが、話はこれだけでは無論ない。
ソレについてはドライブ全般でまた機会を改めるとして、今回のドライブではもう一つ触れないといけない観点がある。
ぢつは、この二度の上京ドライブで、インプ壊しました(>_<)。後に詳しく。
もう一つ、二つとも荒天に煽られっぱなしだった。
最初は豪雨で本文にも触れたように箱根で引き返し、二度目は台風の接近を迎えつつあった。
それでも二度目は往路は好天にも恵まれナントカ最終的に東京まで辿り着けた。
台風も逸れてナントカ交通規制は喰らわないだろうと安堵して西に戻ってはいたが、雨雲は甘くはなかった(>_<)。

帰途名古屋を過ぎた辺りで猛烈に雲行きが怪しくなって、三重県下に入ると雨が篠突いてきた。
それでも石榑トンネルというシェルターに4キロ余覆われてたことで難を逃れたかに思われたが、その後の永源寺の峠で凄まじい土砂降りに出会う。

このキャプチャ画像はまだ生やさしいが、仕舞いには雨滴で道路が泡だって路面状況が殆ど読み取られないようになってしまった。
それでも私は自分のペースで運転し通せたが、困ったことに助手席の親が顔面蒼白になってた。道路も見えずとても怖くて生きた心地がしなかったとか。
運良く、雨が収まったR421とR307の交点の先で午前零時を回ってるのに開いていたスーパーがあったのでそこでひと心地着いてもらった(-_-;)。
そこそこ落ち着き、R307で第二京阪を目指したのだが、程なく日野川を渡った辺りで違和感に襲われる。
降り峠なのにブレーキを踏んでいない自分に気がつく。
は?
これだけ下り坂が続けば速度抑制に忙しいはずなのにアクセルを踏んでいる。
ナニやってんだ?おれ。
そこで周囲に車が居ないことを確かめた上でギアをニュートラルに落として坂道を惰性降下。
速度落ちてるよ!
60km/hから35まで堕ちてきた。
めげた!
一応、往路から最近は永源寺の峠道でも車軸の様子は頻々に目視確認を行ってガタや加熱がないかは看ていた。
ナントカ持ち堪えてくれればと言うのが本音だったが甘くはなかった(T_T)。
さっきの豪雨でさんざ怯えさせた親にはさすがに言えない。
何しろ、時刻は1時半。
丑三つ時だぞ!
しかもこんな道路こそ整備されてはいるが山中で車壊れましたなんて言えるかっつ~の!
やむをえん(-_-;)
取り敢えず信楽市内の路側帯にて小休止をして悶絶。
その結果、
必殺!「更に欺しだまし走行」(ぉぃ
自己50km/h規制を敷いて取り敢えずは大阪まで下るのだ。
そのあとど~する?(^_^;)
ところが結果的に大阪まで転がり込むもそれでも4時前だった(T_T)。
幸いそれ以上の悪化は認められず(と思う)、ココまで帰っておいてと言う気も起こってしまった。
そこでボーダーを最悪のケースまで引っ張った。
「車軸にブレが生じたらそこで断念、ソレまで労りながら帰ろう」
と言うちょっと無責任な処方だった。
無論普通に帰られる訳ではないので以下の自己規制を敷きつつだ。
・50km/h制限
・自動車道は忌避
・20km毎にバックミラー(目一杯下内側に向けると後ろ車輪は見える)でタイヤの回転具合を目視
・後続に車が認められたら路側待機、余裕があれば目視でガタや加熱を点検
そして本人の疲れもピークだったから車を含めてのひと度の休憩が時間単位になってしまった(T_T)。
なんかとんでもないドライブになってしまったが、倉敷のバイパスに間違って入ってしまった以外はこの自己規制を守れたこともアリ、結果的には自宅に帰着できた。
代償は大きくて大阪から自宅まで13時間と、ソレまで積んだ経験からの行程の倍以上時間が掛かってしまった(T_T)。
人馬ともぼろぼろの状態での帰宅になってしまった。
こんなドライブに付き合ってくれた親もたいしたもんだなぁ(^_^;)
その後インプは二日封印、帰着直後にディーラーに修理依願をしてスクーター生活でしのいだあと部品と工場の予定が工面でき次第に即修理に持ち込んだ。
診断結果は「リアハブ全損」。軸までやってしまいベアリング不具合では済まなくなってしまった。
修理代もドライブシャフトなどの修理代が嵩んでいる中で13万円余追徴は大きなツケ払いだった。
しかも追々タイミングベルトの修理も見込まれたため痛手は大きかった。
現在、この支払いを夏ボに残して秋の車検に臨むのである(T_T)。
あ~高い代償だった。
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長距離ドライブ | クルマ
Posted at
2013/06/06 22:43:13