債務な歳月13、完済

　月検索でまとまるように、畳み掛けとこうか(^^ゞ。

　ホントは『完済』という事にならないんだけど(^_^;)。
　債務申請から70ヶ月(6年弱)目の支払い月、夏も終わろうかという黄昏れた時期になってやっと再生手続きの行程が総て終了した。

　やれやれ、である。
　感慨ではない。
　どっちかというと太平洋戦争が終わって一億総国民が味わった虚脱感のほうが近いかも知れない(^^ゞ。
　とにかく、イヤな想いも散々したし、根詰めずにやらないのが精一杯だった。

　債務返済が完了したからと言って特にこれと言う話はない。
　担当弁護士からねぎらいの手紙が来て、3件だけ債権者から債務終了の通知書が来たぐらいだった。
　弁護士は事業の都合で広島から出てってたのだ。電話でお礼をするのが精一杯。

　それにしても、月45000円も他人様に取られてたのが終わったのだからさぞかし私の財布に余裕が出たことだろうと思われる。
　そうでもないのよ(T_T)。
　終わってみるといかに家計を節制してたかを突きつけられた。
　マァ家計だけでない。私も通話料を絞りまくったケータイを普通の契約にしたりするし。
　ソレより身体が余計におかしくなって治療費が債務前の倍に膨れあがった。
　自身の不摂生もあるが糖尿なんかこじらせてしまった。
　如何に今まで世間一般社会から乖離した生活を送ってたか、知らぬが仏だ。

　この債務生活で失ったのは以下の通り。

・人生設計
　20代後半の介護から引き続きで人生の踏ん張り処を見失ってしまった。
・与信不通
　クレジットやローンがこれで基本ダメになった。特に30万円を超える買い物は完全に不可能になってしまった。
・家族不信
　度々のトラブルに堪える根性がなくなった。もうこんな家飛び出したい。
・余裕
　債務中もだが未だ収支目一杯の生活を強いられてる。
・人付き合い
　元々好きな方ではなかったが、これで会社行事や飲み会を殆ど忌避したため、引き籠もり促進に。
・仕事昇進
　これは私の問題だが、債務に目一杯でとても別の課目にありつこうという意欲が持てなかった。
・趣味
　お出掛けぐらいになったかな。旅行しても出先で何か見聞するなんてのがなくなったし。
・興味
　金の掛かることはもとより掛けなくても済むものでさえ失せたこと多々。

　まぁ、世間一般の大人が持つ云々がだいぶ失われた。
　デモ一番失ったのは、
　根性だよな。
　もう何かしようかなんて思わなくなったもの。
　若さも失ったな。若さを振りかざすガラじゃ無いけど、力が湧かない。

　自分の落ち度でならまだ深く受け止めるだろうけど、それでもないしな。
　と言うかもうそれ自体が恨めしいし。

　ため息だよ。破産の類に関わると。
　介護に引き続いて人生マル潰しだわ。
　四十路を前に、ネガティブにグレてしまいましたとさ(T_T)。