マンガの聖地「トキワ荘」

マンガの聖地といえば、東京都豊島区椎名町に実在した、トキワ荘というアパートを外す訳には行きませんよね。
１９５０年代から６０年代前半にかけて；

手塚治虫氏
寺田ヒロオ氏
藤子不二雄Ａ氏
藤子・Ｆ・不二雄氏
鈴木伸一氏
森安なおや氏
石ノ森章太郎氏
赤塚不二夫氏
水野英子氏
よこたとくお氏
山内ジョージ氏

といったマンガ界創成期の大御所がひとつ屋根の下で暮らし、仕事をしていた場所です。このアパートから数々のヒット作、有名作やアイデアが生み出されました。

そのトキワ荘は老朽化のため、１９８２年に解体されました。
がしかし、現在２０２０年３月完成に向けて、マンガ・アニメミュージアムとして復活しようとしています。オリンピックイヤーに合わせる訳ですね。

豊島区と地元が協力して推進しているようですが、昨年池袋ハロウィンコスプレフェスに、東京都の小池百合子知事が、手塚治虫のリボンの騎士の主人公・サファイアの姿で登場し、エールを送ったそうです。

（写真はWEBから拝借しました）


安倍首相のマリオと比べて本気度が違いますね。意外とこのコスプレ姿、似合っていると思います。

昨今、アニメやドラマの撮影地を聖地巡礼として観光客で賑わう現象がニュースになっていますが、トキワ荘が完成したらここもそのひとつになるのでしょうね。

因みにトキワ荘が復元される場所は、西武池袋線の椎名町駅が最寄駅となり、池袋から一駅という近距離なんです。池袋は今でもアニメ関連グッズを販売するお店が多数軒を連ね、オタクの街秋葉原を凌ぐ勢いを感じます。
昼間のティーンエイジャーの人口数では、原宿・渋谷といい勝負なのかもしれません。

とあるWEBによると、西武池袋線沿線には、現在も漫画家の約４割が住んでいるそうです。
虫プロは同線の富士見台駅、大泉学園駅には東映東京撮影所、マンガ家の松本零士氏は大泉学園在住で練馬区名誉区民、うる星やつらも練馬区が舞台なのだそうです。









鳥取県北栄町には青山剛昌氏（名探偵コナン）のミュージアムがありますし、同じ鳥取県の境港市には水木しげる氏（ゲゲゲの鬼太郎）のミュージアムがあります。
宮城県登米市には石ノ森章太郎氏（サイボーグ009）のミュージアムがあります。
兵庫県宝塚市には手塚治虫氏（鉄腕アトム）の記念館があります。
これらはすべて自分が訪れた場所ですが、他にも全国津々浦々に名所があるのだと思います。

ひとつの文化の発進拠点として街お越しを行い、街が賑わいを取り戻すことはよいことだと思います。　マンガ・アニメは世界に冠たる日本の文化であり、海外からも多くのビジターを取り込める可能性はかなり大きいと思います。あとは公共マナーをどうやって守ってもらい、地域住民との摩擦を最小限に抑えるかが課題となるのでしょう。　上手に切り抜けて発展に寄与してもらいたいものです。