パワーステアリングポンプOH

964のパワステポンプはエンジンルーム右側奥
配管を外すとタンク内のフルードが出てしまうので
空き缶で作った特製受け皿で受け止めます。

ポンプ本体を取り出して分割
内部部品の取り付け位置が悪く
ポンプの役割を果たして居ない事が判明！
エンジン降ろし時に誤組したらしい反省。

純正ではASSY交換ですが、
アフターパーツのシールキットを購入。
汎用キットなので、必要部品だけチョイス。
Cクリップは小さかったので、外した物を再利用。

シャフトのオイルシールは
ケースを傷めない様に当て物してから
マイナスドライバーでコジリ出しました。

丸い中子に刺さっている板が
ケース内形状に合わせて動いて
フルードを押し出す仕組み。
（写真は丸い中子の向きが間違っているので注意）

作業の一番重要ポイント
シャフトを留めるCクリップ。

シャフトを裏から少し押すと
クリップへのアクセスは容易ですが、
再利用するので破損や紛失が無いように慎重に。

シール交換後、クリップが写真の様に
一段下に収まる様に組み付けます。

正しく組めると隙間無く成り
ケースを組み付けて、シャフトが回る事を確認。
抵抗感が強い時はCクリップ取り付け時に
丸い中子の向きを間違えてます。
（僕も組み直しました…汗）

ケースが無事に組めたら、
ASSYをエンジンに組み付け。

プーリーを外した状態で組み付け後、
太いベルトとプーリーの位置関係に注意。
テンショナー無いですが、
その分精度が高いので、ハマる位置はタイトです。

スマホカメラで裏側を撮影しながら
何度か位置調整して組み付けました。


タンクにフルードを満たして、
エンジン始動後、何度かステアリングを左右に切り
フルードが循環された頃合いに再度油量調整。

ほとんどアシストの無かったハンドルが、
停車状態でクルクルと回りますよ…感動の瞬間です。
10年近くでやっと機能が復活…