
今月のはじめに
友人から依頼のあった時計修理ですが。
クロックムーブメントをいろいろ探して。
コレだ!と決めた商品をAmazonでぽちり。
目的の商品は海外から来るらしい。
追跡見ると、
ニュージャージー州
↓
ニューヨーク
↓
ホンコン
↓
ナリタ
↓
ヨコハマ
↓
温泉家にポストイン♪
やっと届いた商品、簡易包装ですが以外に問題ありませんでした。
さっそく箱を開けてみる。
ちゃんとムーブメントと針も入ってる。
軸のプラスチックも
白い!←ここ大事(・∀・)
さて問題は、軸の直径だ。
欲しいのはΦ5mm、欲しくないのはΦ5.5mm、さぁどうだ!?
実物を計ってみると???
Φ5mmでした(・∀・)ヤター
もう、これさえ合っていれば、勝ったも同然<(`^´)>
いざ、時計本体の修理に入ろうか。
まずは、現状の壊れたムーブメントを除去する。
針を抜こう。
爪で引っ掛けて、引っこ抜く。
以前、一回抜いてるので、簡単に抜けます。
そしてムーブメントを外そう。
現状の固定方法は丸ナットだ。
丸ナットを外すには、専用の工具が必要だが、それは今回買ったムーブメントのセットに入っているから・・・
袋に入って・・・・・・ない(・_・;)アレ
新しいムーブメントのセットには六角ナットしか無かったので、
専用工具は無かった(^^;)ソカ
仕方ないのでラジオペンチで回そう。
それほど固く締めていないので、あっさり回る。
そして、新しいムーブメントをセットしよう。
ムーブメントの取説にInstllation Stepが書いてある。
・本体
・メタルフック
・プラスチックワッシャ
・時計の文字盤
・銅ワッシャ
・六角ナット
・時針
・分針
・キャップ
でも、実際には元の部品を利用するので、現状の順番も良く見てバラします。
・本体(旧ムーブメント)
・プラスチックワッシャ
・
透明の円盤
・時計の文字盤
・
丸ナット
・時針
・分針
・キャップ
元のムーブメントにはプラスチックのフックが有りますが、新しいムーブメントには金属製のフックをはめて使います。
でもこれが、ぴったりフィットしません(^^;)
金属をZ型に曲げてるのですが、曲げが甘い!!
(-_-;)オイ
ペンチで曲げなおして、ハマりました。
元々入っていた透明な円盤も残しました。
丸ナットの締め付けは、あまり本気でグイグイ締めないように。
軸が中空の銅製なので、M8ネジの普通のトルクでは締めません。
最後はいよいよ、針のセットです。
時計の針をセットするときは、まず零時に合わせます。
作業していたのが3:46だったとしても、0:00に合わせるのです。
そうしないと、分針も合いません(^^;)
この時計には秒針がありませんが、代わりにキャップを付けます。
ぢつはこのキャップ、回っています。
一分間に一周するので、キャップに針が生えていれば秒針なのです( *´艸`)
でもデザイン上、秒針はナシなんですね。
音も確認しましたが、コチコチ音の無いスイープタイプです。
最後に、電波時計見ながら時刻を合わせます。
壁に掛けたら、修理完了です。
P.S. このデザインは猫なのか?ライオンなのか???
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Posted at
2020/08/13 08:06:18