
師走に入り夜は寒い日が多くなってきたが、こんな夜は熱々のうどんが恋しくなる。
讃岐うどんグランプリも佳境を迎え準決勝第二戦‼️
準決勝第二戦の組み合わせは以下の通り。
準決勝 第二戦
☆ 自家製さぬきうどんと肉 甚三(大門)
VS
☆ うどん 丸香(神保町)
最初のお店は浜松町駅から徒歩10分弱の『自家製さぬきうどんと肉 甚三(じんざ)』

浜松町駅に到着したのは1時🕐
このお店は昼のみの営業だが、お昼時は行列ができるので時間を少しずらして来てみた。
駅を出ると目の前に聳え立つのがまだ建設中の『世界貿易センタービル』
高さは233mで2027年完成予定だそうです🏗️
第一京浜を横断すると大門エリアになる。
このあたりはまだ古い街並みが残っていて黒塀があった。

こういう路地裏には名店があるはずだが、ひっそりと営業していたのは焼き鳥屋だった🐓
確かこのお店の近くだったが……

この通りの奥の方に目的のお店はある。
店頭の行列は僅か2名なので作戦成功🆗
まずは店頭のメニューを見て食券を購入します🎟️
かけうどんは390円

そしてちくわ天は180円といずれもリーズナブル🆗🆗
このお店のコンセプトはHPを見ると『香川県の食堂で食べる毎日食べても飽きない普通のうどんを目指しているお店』
おそらく香川県の食堂と同じくらいの値段で提供しているのは良心的である🆗
外観も店内も確かに『大衆食堂感』を感じる。

厨房には僅か二人の店員さんがコマネズミのように動き回り切り盛りしていた。
席は隣の尾根遺産の肩に触れそうなくらい狭いが、不思議と寛げる空間である。

目の前には食べログ百名店のステッカーが3枚貼ってあるのが目についた。
5分程で注文の品が目の前に運ばれてきた。
まずは『かけうどん』はシンプルイズベストだが……

見栄えが寂しいので天かすを投入‼️
香川県より直送しているちくわ天は大きくてボリューム満点🈵
すぐにちくわ天も投入‼️
最初にちくわ天を『ガブリ』

ちくわ天はサクサクで魚の味がきちんとしているが、鯛の擦り身を使っているそうでこれは旨〜い🆗
うどん麺はしっかり太めでモチモチで、口の中にまとわりつくような官能的な食感🆗

噛むたびにコシがあって、ほどよく吸った出汁の旨みがじんわり広がるタイプ🆗
いりこ出汁のしっかり効いた出汁も旨みと香りが口の中に広がり、最後の一滴まで飲み干すことができた。
甚三さんごちそうさまでした🙏
2店舗目のお店は神田は神保町の『丸香』
地下鉄新御茶ノ水駅から徒歩7分程の場所である。

新御茶ノ水駅に到着したのは6時半🕡
うなぎの寝床のような長い地下道を少し歩くと……

ここは小川町の交差点である。
グーグルマップ君は裏通りを案内してくれたが……

明治大学の校舎が見えてきた🏫
目的のお店は富士見坂の下にある。

三井住友銀行の看板があったので間も無くゴール🏁
店頭の白い暖簾が見えてきたが……

店頭の行列はわずか6人。前回来た時は10人位だったのですぐに入店できそうだ。
このお店は行列に並んでいる時にメニューを渡されるが、かけうどんは500円🪙

ちくわ天は250円であわせて750円はほぼ予算内🆗
ちくわ天は鯛、海老、じゃこ、チーズ、磯辺揚げ等の7種類が日替わりで提供されているが、今日は『エソ(鱠)』だった。

強面でグロテスクな外見だが、ネットで調べてみると高級蒲鉾の原料となり、濃厚な旨味と独特の食感が特徴のようだ。
5分程待ったところで、『うどん』の文字が書かれた暖簾をくぐると……

今日はテーブル席の一番角に案内された。
前回来た時はジミヘンのギターソロが鳴り響いていたが🎸今日は男性ボーカルのスローバラード🧑🎤🎶
その静かな空間の中でうどんを啜る音があちこちから聞こえてきた?
音の主は数多く来店していた外国人のようだ🕵️🕵🏿♂️💂🏼

『TURU TURU♪ TURU TURU🎶』
幼い頃親から物を食べる時には音がしないよう厳しく躾けられていたが……
外国人達にとっては?

『SONNANO KANKEI NAI♪SONNANO KANKEI NAI🎵 Oh, yeah‼️』
脱線してすみません🙇♂️🙇♀️
それでは実食に入ります。
最初は『かけうどん』

麺線が綺麗に整えてあり見るからに美味しそう🆗
ちくわ天を丼に乗せるといかに大きいかが分かる。

出汁に絡めて待つこと1分⏳
ちくわ天を『ガブリ』

少し固く蒲鉾のような食感だが、むっちりとした弾力と魚の甘みが口の中に広がりこれは旨〜い 🆗
次にうどん麺をつるり‼️

暖かいかけうどんなので冷たいぶっかけうどんに比べると少し柔らかめだが、噛めば噛む程もちもち感が広がり口の中にまとわりつくような食感でこれは旨〜い🆗
いりこの出汁はパンチの効いた濃厚な旨味と深いコクがあり、五臓六腑にしみる渡る感じでこれも旨〜い🆗
パンチの効いた出汁だったが最後の一滴まで飲み干すことができた。
丸香さんご馳走様でした🙏
さて準決勝第ニ戦のバトルの結果はいかに?
☆甚三
讃岐うどんの醍醐味をしっかり堪能できる満足度の高い一杯。
コシの強い麺と香り高いいりこ出汁、揚げたて天ぷらのバランスが絶妙でした🆗
☆丸香
力強い麺とパンチの効いた熱々のいりこ出汁は、これからの寒い季節は身体の芯から温まる逸品🆗
そしてエソのちくわ天はなかなか食することができない珍品🆗
大半の方がちくわ天を注文する理由が分かった。
準決勝からは事前に設定した評価ポイントを元に優劣をつけて総合的に勝ち負けを決めてみます。
①うどん麺
どちらも打ち立て茹でたての麺で、
適度にコシがあり口の中でのもちもち感を堪能できる麺だったが……
ネットの情報では甚三の店主は長年丸香で修行し独立した方だった。
第一戦のかしわ天も似たような味だったが、うどん麺も似たような味‼️
引き分けは無いがどちらも美味しい麺だが、決め手は丸香の『つるつる』といういかにも美味しそうな音♬
・甚三 : X
・丸香 : ◯
②出汁
どちらもいりこベースの美味しい出汁だが、好みで言うと甚三の優しい味の方が○
・甚三 : ◯
・丸香 : X
③トッピング(ちくわ天)
甚三の鯛のちくわ天に対して丸香のエソのちくわ天。やはりエソのちくわ天は初めて食べる少し硬めの食感だが噛めば噛む程味が広がる感じで○
・甚三 : X
・丸香 : ◯
④コスパ
・甚三 : 570円◯
・丸香 : 750円X
甚三の570円は都内山手線沿線ではあり得ない値段🆗
丸香の750円も当初設定した700円に近いので味と食材の良さを考慮しても高くはない🆗
やはり180円の差は大きく甚三の○
結局2勝2敗で勝負が付かない熱戦。
ここで事前に決めていた決勝戦のお題目は以下の通り
・決勝
☆肉うどん(肉は牛肉🐄鶏(鴨)🦆豚肉🐖のなんでも🆗)
丸香の店頭の案内板には『肉うどん』の標記があるが、メニューには記載がなかった?

店員さんに確認したら現在肉うどんはやっていないとのこと。
丸香は肉うどんがないのでリタイアとなり、今回のバトルの勝者は『甚三🥇』