![端午の節句に「ちまき」を食べる 端午の節句に「ちまき」を食べる](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/073/527/45073527/p1m.jpg?ct=07e0ec97c483)
ゴールデンウィークも佳境。5月5日は端午の節句、こどもの日ですね。
さて、こどもの日といえば、食べる食べ物がありますよね。
柏餅と答えたあなた!東日本出身ですね。
うーん、柏餅もあるけど、やっぱりちまきだよ!と答えたそこのあなた!西日本出身ですね。
そうなんです。端午の節句で食べるお菓子って、東西で違うんです。
最近まで知らなかった( ̄▽ ̄;)
ある調査でこんなアンケートがありました。
「ちまき」と言えば、何ですか?という質問。
東日本の人は、これ
中華ちまき。
これは、もち米に出汁きかせ、鶏肉やしいたけ、人参などの具材が入れて竹の皮で包んだもの。
これは、別に端午の節句で食べるものではなく、単なる中華料理。
西日本の人は、これ
ちまき。
これは、笹などの葉っぱに甘い白い団子包んでいるもの。
元々は、中国の戦での携行食で、男の子に勇ましく育って欲しいとのことで、食べる習慣が生まれたとか。
西日本ではこれを端午の節句、こどもの日に食べます。
実は、フジパンの主力工場である豊明工場で働いたことあって、ゴールデンウィーク前にこれをアホみたいに製造していました(爆)
で、西日本でも鹿児島県や宮崎県の一部ではこれ
あくまき。俗名ちまき。
これは、竹炭などから抽出した灰汁をもち米に一晩浸し灰汁を染み込ませ、そのもち米を竹皮で包んで、これまた灰汁で煮込んだもの。
灰なので、殺菌作用は抜群。日持ちもして、戦の携行食としては抜群。
え?食べられるの?と思いますが、そりゃ携行食ですので、食べられます。
けど、どのままでは、食べるのしんどいです。
一般的には、砂糖やきな粉をまぶして食べます。
発祥は、西日本のちまきと同じで戦の携行食ですが、それだけではありません。
戦国時代、知る人ぞ知る猛将、島津義弘が、戦の際に長持ちする携行食として作ったのが始まり。おそらく、中国での本家本元がこれで、子供でも食べやすく進化したのが西日本のちまきらしい。
島津の歴代武将で最もな猛将が義弘だと言われています。
朝鮮出兵では数多くの武功を挙げて朝鮮で鬼島津として恐れられ、関ヶ原では、徳川の陣に突っ込んで退却する敵中突破で退却。徳川家康さえ恐れた人物。
そんな島津義弘のように勇ましく育って欲しいとのことで、鹿児島ではあくまきが食べられるようになったそうです。
鹿児島出身の私。当然、ちまきといえばあくまき。
で、フジパンの工場で、西日本の細長いちまき見てびっくり。
また、最近になって、東日本で端午の節句でちまき食べないのに更に驚きでした。
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Posted at
2021/05/03 07:32:56