むかし乗ってたクルマ。トヨタ・セリカ1600ST　

もらい物のダイハツ・フェローMAXの車検が切れ、クルマを処分してから3か月くらいたったある日のこと。突然、兄が「お前、印鑑証明もってるか？」と。会社の人がクルマを譲ってくれるとのこと。フェローMAXの時と同じで、買い替えるんだけど下取りの値段が付かず、処分するにはお金がいるし、車検まだ残ってるのでもったいないし、という物件。立て続けによくこんなことがあるもんだ、と。しかも排気量は約4倍増しの階級特進だし。

クルマはいわゆる、ダルマセリカ。当時、すでに７～８年落ちぐらいだった、はず。だけど走行は3万キロぐらいだったかな。フロントのウインカーレンズが垂直に切り立った後期型、1600だけどシングルカムのSTというグレードで、5速。内装はあんまり覚えてないなー。むかし流行ったオリーブグリーンを、前のオーナーが自分でブラックに塗り替えたそうで。そこそこキレイな仕上り。だけど、クーラーはなかったな。クロなのに、クーラーなし。夏だったので、それだけで誰も乗ってくれない (T_T)

乗ってみると、、、デフが鳴ってた。でも、車検まであと3か月だったし、ビンボー学生だったしで、そのままヒヤヒヤしながら乗ってた。
コーナーでちょっと無理すると、すぐに路面を放り出してしまう。あまりガマンしない足回りだった。近所のオートバックス前の交差点、右折のときに急いで曲がったら、一気にどばーっとリアが飛んでのたうち回ったのにはビックリ (゜Д゜)　あれは流れる、というモノではなく、まさに飛んでった、という感じ。ダンパーとかタイヤがちびてたせいもあると思うけど。
低い姿勢で、スポーツカーっぽいのはよかったけど、走らせてみるとあまりピシッとしたところはなく。どちらかというとだぶだぶなアメリカン、という感じ。あれが2TGエンジンだったら、どんなだったんだろう、と今でも思ってる。

いちばんの思い出は、風疹！！ サークルの友達とクルマで出かける用事があったとき、熱がある、といったら誰も乗ってくれなく。仕方なく1人で寂しく運転して、そのまま実家に帰って医者でみてもらったら、何と風疹だと！！ あの時、誰か同乗してたら、絶対うつしてたなー、と。それから3日くらい、実家で寝込みました。いま、風疹が話題になってるけど、あの時の抗体があるから大丈夫、って自信持って言える <(｀^´)>

結局、このクルマに乗ったのは3か月くらいで、黒いボディとオートバックス前の醜態と風疹（！）ぐらいしか印象に残ってない。それより、2度あることは3度ある、と、つぎは誰かアメ車ぐらいくれないかなーと思ってたんだけど、それはさすがになかった！ 世の中、そんなに甘くはないねー。