
1月15日 午前08時頃、広島県 阿多田島沖の瀬戸内海で海上自衛隊 大型輸送艦 「おおすみ」全長 178m 8,900トン 艦長 田中久行 二等海佐と遊漁船「
とびうお」全長7,6m 5トン 船長(67)ら男性4人乗船が衝突し転覆、2名が亡くなった。
「おおすみ」は同日午前6時半頃、定期修理の為に岡山県の造船所に向け海自呉基地を出港、事故当時、阿多田島の東方沖約1キロを南下して造船所に同日夕刻に到着の予定だった。
一方の遊漁船「とびうお」は、同日朝に同市内から山口県岩国市の甲島に向け出航した。
事故当時の現場海域の天候は晴朗、波穏やか、視界も良好であった。
亡くなられた釣り船の船長ともう一方の御冥福をお祈り致します。
東日本大震災や
先月のフィリピン台風被害への国際緊急援助活動など人道援助に活躍した
「おおすみ」の死亡海難事故はとても残念だ。

事故から時間が経ち、証言や実況見分、航跡ログの解析で事実が徐々に明らかになる。
2008年 千葉県 野島崎沖でのイージス護衛艦「あたご」と漁船との衝突死亡事故でも、事故発生の当初から自衛隊を叩く、左巻きマスコミ報道が酷かった。

昨年の6月には東京高裁で控訴が棄却され、被告となった当直士官である航海長と水雷長の無罪が確定証明されたが、普段は人権を叫ぶクソ左翼のブログは「あたご」を加害者にしたまま放置し、海上自衛隊を叩いていたマスコミは黙っている。
2009年 関門海峡での護衛艦「くらま」と韓国籍コンテナ船「カリナ・スター」との衝突火災事故でも、マスコミは航路を管制していた 関門MARTIS(海保の航行管制センター)を叩いたが、航跡の解析により韓国人の船長が虚偽の供述をして過失を隠蔽した事が明らかになると報道を止めた。
今回も事故当日、報道ステーションとニュース9のキャスター様は、輸送艦「おおすみ」が釣り船に、ブツけた加害者かのように自衛隊への責任追及を目を血走らせ感情的に画面から語りかけた。
アホか。
お前らは海難審判所か。
事実の確認検証も終っていない時点での一方的な批難は公平中立な報道機関とは思えない。
海技免状も操船経験も無い、貴様らが偏見で海難事故を裁くな。
「おおすみ」の当直士官も「とびうお」の船長も法や安全を無視して衝突したのではない。
ヒューマンエラーに拠る不幸な事故に思想や偏見を持込むべきではない。
マスコミは対馬沖の韓国籍タンカー衝突炎上事故はスルーするのか。
国民は事実を知りたいだけだ、毎度、毎度、勝手に脚色するな。
ネットでは、一つ覚えのスターボード艇優先を叫ぶ者がいるが海上交通安全法、海衝法の保持船、避航船の義務は、行き会い船、追い越し船、横切り船の範囲、複数の船舶が絡む場合は、より複雑な関係になる。
保持船は衝突を回避できない場合を除き針路と速力を保持しなければならい義務がある。
避航船は針路と速力を変更し保持船の進路を妨げてはならない避航義務がある。
しかし海上での衝突事故は海事法規だけでは回避できない。
注意とマナーや互いの衝突回避努力、海象や物理的知識・経験・判断力が必要になる。
輸送艦「おおすみ」は海上交通安全法の巨大船の定義である全長200mは越えないものの
全長178m 全幅25.8m 基準排水量 8,900トン 一機一軸のタンカーや貨物船に比べ動きは機敏な二機二軸だが、ガスタービン機関や可変ピッチプロペラでもない。
前方の危険を察知し、フル・アスタン(後進強速)を掛けても、速力にも拠るが質量の有る大型船は自船全長の5倍以上の停船距離、「おおすみ」の場合ならば約 900mは必要になり、後進減速中や低速航行中、前進微速時は極端に舵の効きが低下し微妙な回避運動が取れなくなる。
同じ自衛艦艇でも、大型輸送艦は護衛艦やミサイル艇などの戦闘艦艇ほど運動性能は高くはなく、フル転舵してもスグに回頭を始めずタイムラグも生じる。
大型船は引き波の発生も大きく、航行中の小型船の接近は危険で同一方向に並航接近すれば2隻間の水流の流速が上がり大型船に吸い寄せられるなど様々な現象も起こる。
「おおすみ」は右舷片舷艦橋の艦で当然、考慮し見張っているが、ブリッジからの左舷直近の視認性が良くない艦でもある。
また大型船は水路海域に拠っては喫水と水深の関係で航路幅一杯を使えない事も多い。
だから大型艦船が我が物顔で小型船舶を蹴散らせ走って良いと言っているのではない。
プレジャーボート「とびうお」の生存者は「一度、「おおすみ」を右側から追い越した後に100m後方に「おおすみ」を確認した」「衝突前に短音5回の警笛を聞いた。」「衝突は「おおすみ」の左舷中央から後部と「とびうお」の右舷だった。」言う証言がある。
一度、追い抜いた事で「おおすみ」の当直員は「とびうお」を目視確認しており、危険喚起信号も鳴らして警告、「とびうお」に対し注意を促している。
両船の追い越し船の関係である保持船、避航船の義務が、どの時点で入れ変わったのか。
避航船の義務は先ず最初に追い越した「とびうお」側にあり、同船は「おおすみ」を確実に追い越し、且つ、十分に遠ざかるまで「おおすみ」の進路を妨げてはならない。
この証言を聞く限りに於いて「おおすみ」に大きな過失はないと思われる。
「十分に遠ざかるまでの距離」の判断によって両船の立場は入れ変わる可能性もある。
衝突前の船位関係を見れば「おおすみ」が保持船で「とびうお」に避航船の義務がある。
現時点では事故当事者でもある「とびうお」の乗客に拠る証言の信憑性は確認できない。
大型船操船、舵を持った経験者なら分ると思うが、大型船は本当に曲がらない止まらない。
ブレーキの効が悪い貨物満載の11トン トラックでアイスバーンの上を走るのとも違う。
今回と同じ海域、船位・船速での状況下に於いて、輸送艦「おおすみ」で回避できない衝突ならば、足が入った大型タンカーやカーゴ満載の貨物船には避けきれない。
特に峡水道で小型船の接近、急な変針や速度変更に急転舵で回避、緊急機関停止や全速後進を掛けて肝を冷やした事が何度もある。
乗組員の生命、数十億円の船、積荷への責任、事故処理サルベージ、海洋汚染の心配。
大型、小型貨物船にフェリーや漁船が往き交う瀬戸内や湾内の夜間航行は胃が痛くなる。
自分が内航勤務より長期勤務の外航を選択した理由は若いうちに世界を見て回る計画実行と寝る暇もなく航海と荷役が交互に連続するキツさと気が抜けない瀬戸内の航海当直だった。
動きの良い小型船は大型船に近づくのは容易だが衝突すれば小型船の被害は大きい。
自分は学生時代にヨット部で小型船舶一級も保持、本船を降りた後も仕事で小型艇を使い、たまに友人のボートにも乗る故にプレジャーボートで海を楽しむ人達の気持ちも良く判る。
ただ互いの安全の為に運動性能が極端に低い大型船には針路を譲って欲しい。
また並航する場合は充分に距離をとり、近づかないで欲しいと御願いしたい。
陸海空自衛官は民間の車両、船舶、航空機との事故を起こさないよう常に訓練努力し、安全運行に取組んでいる。
「とびうお」の船長達も冷たい海で死にたくはなかっただろう。
反転停船し必死で救助に当たる「おおすみ」の乗組員達も「とびうお」の海中転落者を一人も死なせたくはなかった。
自分は事実を検証する海難審判員ではなく、神様でもないので判決は分らない。
故に今回の不幸な海難事故で2隻の何れか片方の肩を持つ事はしない。
だが目付きがおかしなキャスターの不公平な自衛隊憎しの偏見報道は非常にムカつく。
貴様らの言う真実や正義とは何だ?
おかしな事故説明図を書き、航跡や船位を故事付け、全国放送して恥ずかしくないか。
犯罪者でもない日本国民を護る自衛隊を敵視し悪意を以って記事を書くマスコミ記者。
事実も公平中立さえも無視する偏った意図と思想煽動が日本をおかしくする。
メディアに思想や駄算は有っても正義や正論は無い。
日本はマスコミが世論を作り外勢が国政を操る愚かな国になるな。
「おおすみ」の離岸出港の様子。
背景、タグボートや巡視船と比べると艦の大きさと動きが良く解かる。
「海上自衛隊が人殺しをしたという事実は曲がらない。」「自衛隊の傲慢な驕りが招いた事故だ。」「当直が気の緩みで居眠りしてたんだろ。」「軍艦は急旋回できるから避けろ。」「輸送艦が悪いのは明白だ。」「オスプレイなんか乗っけたからだ。」「防衛相は責任とって辞任すべき。」「自衛隊に不利な証拠が特定秘密保護法案で隠蔽される。」と言う。
基地外か。
意味の判らん論理のネット反応を見て、やっぱり左巻きは頭がオカシイと再確認した。
いったい何処に住んで、どんな新聞を読んだら、そんな考え方になるんだ。
お前ら、オカシクなり過ぎて日本列島の北にある「日本海」を東の海って言いだすなよ。
瀬戸内海は Inland Sea。
昔から日本海は世界中で Japan Sea として親しまれている。
「東海」は愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の4県を指す中部地方の事だ。
確りお勉強しろバカ者ども。
自衛隊を目の敵にして何になるのか。
自分には、左巻き基地外の思想理論がまったく理解できない。
くたばれ、第五列。
昨夜はトーンダウンしていた古舘、大越、アホな自分にも解かる様に頭の中を解説しろ。
今から19年前の今日、1995年(平成7年)1月17日 午前5時46分
阪神・淡路大震災が発生した。
行方不明者 3名、43,792名の方が負傷し、6,434名の方が亡くなられた。
震災で亡くなられた全ての方に黙祷を捧げる。
阪神・淡路大震災時に優秀な「おおすみ」型のLSTが数隻欲しかった。
マスコミや左巻が何と叩こうが、被災者は必死に頑張ってくれた自衛隊員の事は忘れない。
無責任なマスコミに対するフィルターと免疫が日本人には必要である。
2015年02月11日記述
Accident at Inland Sea 2 LST4001「おおすみ」衝突事故 その後