
僕が高校生でしたからもう半世紀も前のことになりますが、近所に住む同い年の男の子と仲良くなりたまたまその子の兄貴がカーレーサーだったとか。そしてある時「兄貴は映画に出たんだよ」というではないですか。
昨日コメントを書かせて頂いたみん友のある方の投稿でふと思い出したんです。そういえば有名な小説家の五木寛之氏がそのアクション映画の「ヘアピン・サーカス」の原作者でした。もうかなりのお歳になられましたが、僕は彼のお洒落でハラハラドキドキさせられる小説にあの頃嵌っていてずいぶんと読み漁ったものでした。五木先生は実際にかなりのカーマニアで60年代からジャガー、ポルシェをはじめ様々なクルマを所有されていたそうでそしてそのマニアック極まりない彼の趣味が反映されていて小説では小道具として「ANSA、ABARTHのマフラーの奏でるサウンドが…」などとスペシャルなパーツを登場させた日本では最初で最後の作家ではなかったかと思います。
映画の出演者は当時のアイドル女優の他に若き日の某社のワークスドライバーが勢揃い。その中の一人が友達の兄貴だったのですが、僕が社会人になってからというもののどういうご縁なのか彼を含め出演者のうちの三人の方とビジネス上でお付き合いをさせて頂き彼らから富士スピードウエイのパドックパスを頂戴しサーキットのイベントにカメラ小僧としてお邪魔したことが何度となくありました。お一人は知り合って間もなく残念ながらサーキットでお亡くなりになってしまいましたが…。皆さんカーレーサーなんて気取りも全くない気さくで本当に優しい素敵な紳士ばかりで。
本年惜しまれつつ閉鎖されてしまった銀座のKK線という短い専用道路も映画のオープニングで登場しますので興味のある方は是非ご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=P0jJhwPjyok
Posted at 2025/10/03 13:01:18 | |
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