昨年の南アルプス南部に続き、念願の南アルプス北部に行ってきました。2021年にも計画していましたが諸事情で行けず、昨年は北岳山荘が改修のため閉鎖されていたため行くことが叶いませんでした。本来は8月上旬に行く予定でしたが、バアバが体調を崩し、おまけに8月下旬は私が体調を崩し、ようやく9月初旬に行くことができました。
初日はバアバが楽なように標高2230m程度の白根御池小屋まで(標高差700m強)。
2日目は多くの方が選ぶ最短ルートの草すべりコースではなく、北岳の大岩壁(バットレス)を眺めながら歩くことができる右股コースを選択。この日は天気も最高でバットレスの雄姿を存分に堪能できました。この景色を見ずに草すべりコースを歩くのはもったいないですよね。
上の写真は北岳(日本第2位の高峰、3193m)から北岳山荘に下山する途中で撮った間ノ岳(日本第3位の高峰、3190mと奥穂高岳と同じ高さ)の雄姿で、お気に入りの構図です。
3日目は北岳山荘から農鳥岳もしくは西農鳥岳を往復で縦走する予定でしたが、天気予報はあいにくの雨と強風。縦走は断念して広河原へ下山することとしました。2日目は天気が最高でしたので、山荘到着後は疲れたバアバは山荘に残し、一人で間ノ岳まで往復してきました。下の写真は間ノ岳からの下山中に北岳を撮ったものです。
3泊目は昨年建て替えられたばかりの広河原山荘泊です。内外装ともピカピカで、新造されたお風呂も十分に楽しめました。また夕食(ポークソテー)もおいしく、ワインやデザートも楽しむことができました。部屋も夫婦客が私たちだけだったため、他の宿泊客(男女別相部屋)がおらず、実質的な個室で、ゆっくり寝ることができました。
4日目は急登で有名な白鳳峠を経て、地蔵岳から少し(と言っても300m以上)下った鳳凰小屋に宿泊。鳳凰小屋は来年建て替えで休業が決まっており、現在の小屋に泊まれるのは今年が最後です。白鳳峠への上りは思ったよりきつく、また登山道を塞ぐほど伸びたハイマツの藪漕ぎも厳しく、下りに使うべきだったと後悔しました。
白根3山はもちろん、鳳凰3山もそれなりにポピュラーな山ですが、その間の白鳳峠はかなりマイナーで、この日も登りはうちの夫婦のみ、下りもソロの登山者が3名のみという少なさでした。ヤマップで皆さんの山行も見ましたが、白鳳峠を経由される方はほとんどが下りで、登る方は極めて稀なようです。私も登りはお勧めしません。
上の写真は白鳳峠近くからの北岳の雄姿です。この角度からも白根3山を見ることができて、苦しい中登った甲斐がありました。
地蔵岳(オベリスク)はどの角度から見てもカッコいいですね。
5日目は観音岳、薬師岳を経て夜叉神峠に下山。下山後は芦安の金山沢温泉へ。平日とあって利用者は少なく、ゆっくりと温泉を楽しむことができました。
白根3山、鳳凰3山の両方の踏破はなりませんでしたが、農鳥岳にはまたトライしたいと思います。南アルプスの山々は山容が大きく、北アルプスとは違った魅力がありますね。
昨年同様新名神、新東名を走りましたが、静岡は思いのほか近く、新東名の120km区間の高速クルージングにも、我がX213は快適かつ安定感抜群です、本当に楽でいい車です。
往復で830km程度の行程でしたが、燃料はまだ1/4程度残っており、懐にもやさしい車です。
Posted at 2023/10/14 23:16:40 | |
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