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uehara852のブログ一覧

2023年10月14日 イイね!

南アルプス北部山行

昨年の南アルプス南部に続き、念願の南アルプス北部に行ってきました。2021年にも計画していましたが諸事情で行けず、昨年は北岳山荘が改修のため閉鎖されていたため行くことが叶いませんでした。
本来は8月上旬に行く予定でしたが、バアバが体調を崩し、おまけに8月下旬は私が体調を崩し、ようやく9月初旬に行くことができました。

初日はバアバが楽なように標高2230m程度の白根御池小屋まで(標高差700m強)。
2日目は多くの方が選ぶ最短ルートの草すべりコースではなく、北岳の大岩壁(バットレス)を眺めながら歩くことができる右股コースを選択。この日は天気も最高でバットレスの雄姿を存分に堪能できました。この景色を見ずに草すべりコースを歩くのはもったいないですよね。

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上の写真は北岳(日本第2位の高峰、3193m)から北岳山荘に下山する途中で撮った間ノ岳(日本第3位の高峰、3190mと奥穂高岳と同じ高さ)の雄姿で、お気に入りの構図です。

3日目は北岳山荘から農鳥岳もしくは西農鳥岳を往復で縦走する予定でしたが、天気予報はあいにくの雨と強風。縦走は断念して広河原へ下山することとしました。2日目は天気が最高でしたので、山荘到着後は疲れたバアバは山荘に残し、一人で間ノ岳まで往復してきました。下の写真は間ノ岳からの下山中に北岳を撮ったものです。

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3泊目は昨年建て替えられたばかりの広河原山荘泊です。内外装ともピカピカで、新造されたお風呂も十分に楽しめました。また夕食(ポークソテー)もおいしく、ワインやデザートも楽しむことができました。部屋も夫婦客が私たちだけだったため、他の宿泊客(男女別相部屋)がおらず、実質的な個室で、ゆっくり寝ることができました。

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4日目は急登で有名な白鳳峠を経て、地蔵岳から少し(と言っても300m以上)下った鳳凰小屋に宿泊。鳳凰小屋は来年建て替えで休業が決まっており、現在の小屋に泊まれるのは今年が最後です。白鳳峠への上りは思ったよりきつく、また登山道を塞ぐほど伸びたハイマツの藪漕ぎも厳しく、下りに使うべきだったと後悔しました。
白根3山はもちろん、鳳凰3山もそれなりにポピュラーな山ですが、その間の白鳳峠はかなりマイナーで、この日も登りはうちの夫婦のみ、下りもソロの登山者が3名のみという少なさでした。ヤマップで皆さんの山行も見ましたが、白鳳峠を経由される方はほとんどが下りで、登る方は極めて稀なようです。私も登りはお勧めしません。

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上の写真は白鳳峠近くからの北岳の雄姿です。この角度からも白根3山を見ることができて、苦しい中登った甲斐がありました。

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地蔵岳(オベリスク)はどの角度から見てもカッコいいですね。
5日目は観音岳、薬師岳を経て夜叉神峠に下山。下山後は芦安の金山沢温泉へ。平日とあって利用者は少なく、ゆっくりと温泉を楽しむことができました。

白根3山、鳳凰3山の両方の踏破はなりませんでしたが、農鳥岳にはまたトライしたいと思います。南アルプスの山々は山容が大きく、北アルプスとは違った魅力がありますね。
昨年同様新名神、新東名を走りましたが、静岡は思いのほか近く、新東名の120km区間の高速クルージングにも、我がX213は快適かつ安定感抜群です、本当に楽でいい車です。
往復で830km程度の行程でしたが、燃料はまだ1/4程度残っており、懐にもやさしい車です。
Posted at 2023/10/14 23:16:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | トレッキング | 旅行/地域
2022年08月11日 イイね!

赤石山系縦走

コロナで有名な山小屋の営業自粛も散見される中、何とか予定通り南アルプス南部の赤石山系縦走に行ってきました。

南ア南部はアプローチが限定され、畑薙第一ダムから先は山小屋を運営する東海フォレストのバスに乗る以外ありません。前泊で椹島ロッジに泊まって、翌日早朝から山小屋1泊目の千枚小屋を目指して出発。

東海フォレストの運営する各山小屋(県営や市営)は2020年、2021年と休業しており、今年は3年ぶりの営業。宿泊者数を定員の半数程度に抑制し、予約制を導入していることもあって、比較的ゆったりと過ごせるので助かります。
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上の写真は千枚岳から望む早朝の富士山ですが、こんなに近くで富士山を見るのは初めてで、感動しました。今回の縦走では、富士山を見ながら歩く時間が長く、とても良かったです。

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次の写真は荒川前岳から望む荒川東岳(別名:悪沢岳、3,141mと日本第6位の高峰です。)この日は天気が良く360度のパノラマを堪能しながら、この日の宿、荒川小屋へ。
南ア南部の山小屋は稜線から少し下ったところ(標高2,500~2,600m程度)にあり、景色はあまり楽しめませんが、各小屋に水場があり、小屋によっては水浴びも可能です(ただし凍るような冷たさですが・・・)。

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翌日のハイライトは赤石山系の主峰とも言える赤石岳(3,120m)。この日も天気は最高で、上の写真は標高2,700m台の百閒平から望む赤石岳です。同じ日程で縦走する方が何組かおられましたが、ここでは数組がゆっくり景色を堪能していました。この後、とんかつで有名な本日の宿、百閒洞山の家に下っていきました。(残念ながらコロナの関係で各小屋昼食の提供はなく(カップ麺のみ)、名物のカツどんも食べることが出来ませんでした。)

翌日の最後の3,000m峰は、日本最南端の3,000m峰となる聖岳(3,013m)ですが、この日はあいにくの雨な上に、昇り降りを繰り返すけっこうハードな稜線歩きで、レインウェアを着ていることもあり、もうバテバテで、何とか無事に聖平小屋(今期食事提供なし)にたどり着きました。

下山後は県道(静岡県)60号線と189号線(離合できない箇所もそれなりに長い)の長い山道(計60km弱)を2時間近く走って新静岡ICにたどり着きましたが、ここでも我がX213の楽さが際立ちます。こんな楽な車はなかなか手放せません。軽油も安いので助かりますし・・・

Posted at 2022/08/11 23:42:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | トレッキング | 旅行/地域
2020年09月02日 イイね!

withコロナでの表銀座縦走

コロナ過で南アルプスでは山小屋(公設民営が多いので、リスクを取れない)や登山バスが休業するなどほぼ入山不可の状態となっていますが、北アルプスは感染防止策を徹底して多くの山小屋が営業しています(小規模の山小屋を除く)。

予約制で定員を半数以下に制限し、入館時検温、消毒の徹底、室内でのマスク着用、インナーシーツ持参(一部の小屋)、食事人数制限、頻繁な窓開け換気(マジ寒いです。)、会話抑制などを徹底し、宿泊者にも体温計、マスク、消毒液他持参を求めています。
けっこう面倒ですが、通常ではほぼ3密となる山小屋では仕方がありません。

ただ逆に、人数が制限されていることからゆったりと過ごせて快適なのも事実で、これ程までに山小屋で快適に過ごせたのは初めてです。相部屋でも個室に近い状況でした。他に宿泊されている方々とあまり会話が出来ななかったのは残念でしたが、バアバは快適と喜んでいました。

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さて肝心の登山コースですが、中房温泉登山口から登って、燕岳、大天井岳、西岳、東鎌尾根、槍ヶ岳と稜線を歩く表銀座コースです。昨年までの剱岳周辺に比べ険しいコースではありませんが、槍ヶ岳がずっと見える眺望の良い人気コースです。
人気コースと書きましたが、今年はコロナ過で人の流れが極端に少なく、1日ですれ違った人数は一桁と少なく驚きました。逆に目立つのが猿の群れ(とフン)で、稜線の途中では数十匹の猿の大群に出くわし、かなり怖い思いをしました。ストックを叩いて大きな音を出して威嚇し、何とか遠避けることができましたが、女性だけのパーティーだとやばいかも知れません(燕岳までは女性のソロが多いのに驚きました)。
また熊の目撃情報も多く、槍からの下山に計画していた氷河公園・天狗原を通るコースは人通りが極端に少ない(1日1組か2組程度)ことから断念せざるを得ませんでした。

さて天候はと言うと、予報が良い意味で裏切られる日が続き、曇りの時間も少なく絶景を存分に楽しむことができました。特に東鎌尾根からの槍の眺めは素晴らしく、時間とともに変わっていく槍の姿を十分に堪能できました。また休憩で立ち寄ったヒュッテ西岳では思いがけずハーゲンダッツのアイスクリームを食べることが出来、バテバテのバアバが何とか生き返りました。

また当初の予定を変更して宿泊したヒュッテ大槍が最高でした。元々食事が良いことで有名(夕食にパスタやワイン付)な小屋ですが、冷たいチーズケーキや食後のワインも最高で、さらにモルゲンロートで朝日に赤く染まる槍の眺望も素晴らしいものでした。

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槍ヶ岳の山頂ではごく短時間ですが鮮やかなブロッケン現象に遭遇。3回目の登頂ですが、槍の山頂で初めてブロッケンを見る幸運に恵まれました。(ベテランの方は20回以上登頂して初めて見たと感激されていました。)。この後ガスは消え、360度のパノラマを楽しめました。

山でのマスク着用はと言うと、登山中にマスクを着用されている方はほぼ皆無で、すれ違い時にタオルやフェイスガードで口を覆う方が若干おられた程度でした。女性は日焼け止めを兼ねてフェイスガードをされている方も散見されましたが、登山はかなりハードなスポーツである上に、例年以上の暑さ(2,500m以上の稜線でも風がなければ25度以上という信じられない暑さ)もあって、熱中症の心配が必要な状況でした。表銀座の稜線は日陰が少なく暑さが厳しく、ハイドレーションで十分に水分(スポーツドリンク)補給したにも関わらず、私もバアバも軽い熱中症のような症状になりました。
それでもさすがに槍の頂上はそれなりに人も多く、マスクをされる方も少なくありませんでした(私も含めて)。

下山後は横尾から蝶が岳に登り返す計画を立てていましたが、バアバの疲れが回復せず登頂を諦め、そのまま上高地に下山しました。早い時間帯でしたが、ここまで観光客の少ない上高地を見るのは初めてで、コロナ過の影響の大きさを実感しました。

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下山後は
西国33所観音巡礼満願のお礼参りで長野善光寺へ。山門すぐそばの老舗旅館に宿泊しましたが、夏休み最後の金曜日にも関わらず宿泊客はうちを含めて2組のみ(GoToトラベルで35%オフ)。門前の夕方は早く閉まると言っても、人通りは驚く程に少なく、夕食に外に出た時の光景が下の写真です。やはりコロナ過の影響は甚大ですね。

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6月に帰阪して以降、相変わらず車ネタがありませんが、疲れた身体での帰路のロングドライブが何とも楽なのは、オールテレインの素晴らしさですね。

追伸:前泊で有明荘に宿泊(安曇野応援券利用)し中房温泉第3駐車場(下山した金曜日で既に満車)に車を止めましたが、ここまでの13kmにも及ぶ山道はもう2度と走りたくはありません。登山や山寺訪問でここより狭い林道は何度も走ったことがありますが、13kmという長さと、すれ違いができない区間の距離の長さは大変厳しく、運が悪いと大変な目に遭うことになります。私は幸運にも酷い目には遭いませんでした(対向車に遭遇したのは退避場所の近く)が、乗り合いバスにすれば良かったと後悔しました。有明荘の方も、この道に驚いて途中で帰ってしまうお客様がおられると仰ってました。
ご利用を検討の皆さんも十分にご注意ください。
Posted at 2020/09/02 11:00:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | トレッキング | 日記
2019年08月18日 イイね!

黒部源流域山行

7月最終週から8月初にかけて黒部源流域にトレッキングに行ってきました。
登山口は富山県の折立ですが、ハイシーズンは平日でも駐車場争奪戦の厳しい登山口であるため、登山前日19時前に折立に到着しました(20時から6時まで通行禁止)。その時点で空きは3台程度で、朝来ていれば、500m以上離れた臨時駐車場にしか止めれません。



初日は折立から太郎平を経て薬師岳へ。薬師岳山荘で昼食代わりの白玉小豆と白玉あんみつを食べていた時は山頂も晴れていましたが、いざ登ろうとするといきなりのにわか雨。止むのを待って再度山頂にトライしましたが、濃いガスで何も見えませんでした。登っている途中から雷が近づいてきていたので、焦って走りながら下ってきましたが、山小屋に飛び込むと同時に土砂降りに。間一髪で濡れずに済みました。

2日目は黒部源流域の薬師沢を経て、雲上の楽園と言われる雲の平(標高2,600m近辺)へ。猛暑の中で800m下ってからの700mの急登の登り返しで、思った以上にバテました。
宿泊する雲の平山荘は女性にも人気の山小屋で、お花畑が最盛期ということもあって平日にも関わらず激込みで、到着時に「今日は、布団1枚に2人です。」と言われてがっくり。団体のキャンセルのお陰で最終的には布団2枚に3人(十分余裕があります。)となりましたが、花畑が見頃で登山客が多いことを甘く見ていました。



写真は咲き誇るコバイケイソウ(今年は数年振りの当たり年だそうです。)の奥に雲の平山荘が霞んで見えるものです。

ここから鷲羽岳を経て3泊目の水晶小屋を目指しましたが、次の写真は黒部川の最源流域の景色です。




水晶小屋は定員30名の北アルプスでも最小の山小屋ですが、”裏銀座”の要所にあり、テント場もない(強風のため山小屋でさえ過去何度か吹き飛ばされた)ため、平日にも関わらずやはり激混みで、布団1枚に2人と、足の踏み場もない混雑でした。しかしここでも秘密兵器の”耳栓”が大活躍。いびきの大合唱の中でも十分に寝ることができました。



上の写真の水晶岳、下の写真の赤牛岳を経て問題の”読売新道”へ。



読売新道はあの読売新聞が周年記念で開発した珍しい登山道ですが、長いだけでなく、苔むして滑りまくる岩だらけなうえに、2~3mもある木の根を何十も登り降りしなければならないとても”いやらしい道”で、小屋でご一緒したベテランの方達もこぞって避けたがる過酷な登山道です。ちなみにこの日この道を歩いた女性はうちのバアバだけです(男性も含めると10名前後)。

次の写真は読売新道の終点近くにある不思議な木で、岩の上にここまで根を張っている木を見るのは初めてです。


さてこの木を過ぎるとすぐに4泊目の奥黒部ヒュッテに到着です。黒部湖の東沢谷出合にある小屋で、登山家だけでなく、沢歩き・渓流釣りファンにも有名な小屋です。この小屋から上流にある”上の廊下”、”奥の廊下”は沢歩き(ほとんどの方は同時に渓流釣りも)ファンには有名な上級者向きの沢で、ベテランの方でも条件が整わないと歩けない難所と言われています(ウエットスーツを着て、泳いで渡渉が必要なところも多い。ロープで渡渉する箇所も多く、単独行は一層困難。)。



我々はこの小屋から黒部ダムを目指すのですが、前半は次の写真のような梯子等が40前後も続くとんでもない道です。



そのあと”平の渡し”で船で対岸に渡るのですが、この渡船もあのとんでもない歩道も、黒部ダムを開発する際の条件として関西電力が維持しているものです。



さて対岸に渡った後も楽な道のりではなく。次の写真のような”地味に”危ない箇所を何カ所も通過しなければなりません。



簡単そうに見えますが、斜度は60~70度、狭い所では幅は40㎝もなく、もし足を滑らせると、100m下の黒部湖の底まで一直線です(落ちればまず助かりません)。

バアバが予想外にバテて大変でしたが、何とか予定したケーブルカーの時間内に黒部ダムに到着できました(折立まで時間内にタクシーで戻る必要があるため)。



これで3年連続の立山・黒部山域の登山行も終わりです。
1昨年:早月尾根ー剱岳ー大日平ー称名滝
昨年:剱岳ー剱沢雪渓ー仙人池ー雲切新道ー水平歩道

帰りはバアバともどもフラフラで運転(1時間ごとに交代)しましたが、それでも安全に運転できるX213の有難さを改めて実感しました。本当に楽でいい車です。

このあと実家の山口県周南市往復(大阪から)と過酷なドライブが待っていましたが、この車は楽に運んでくれました。

今年は残雪が少ないので、機会があれば黒部ダムから阿曽原温泉小屋までの”下の廊下”(旧日電歩道)を歩ければと思っています。


Posted at 2019/08/18 22:32:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | トレッキング | 趣味

プロフィール

「南アルプス北部山行 http://cvw.jp/b/2224659/47279740/
何シテル?   10/14 23:16
uehara852です。よろしくお願いします。
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