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イイね!
2009年09月19日

復帰。




モータースポーツといえばラリーばかり見て来た私ですが、最近は情報媒体が次々に無くなってしまい、今ではSS終了ごとにメールサービスで送られてきたPCWRCのリザリトを細々と楽しむ程度に・・・。




気が付けば本棚は二年前から新刊が途絶えたラリーXが埃をかぶり、オールドタイマーやオートメカニックのバックナンバーが増殖し始め、所有車は全て車齢二桁のヒストリックカーという有様。




そんなある日、一つの最新情報に目が止まりました。








ロータス、F1復帰。









初夏だったかに話が持ち上がった時は否定していましたが、今回は正式に認めたようで。







バブル期にF1を見ていた方なら90年代前半までロータスが参戦していたのを覚えてらっしゃることでしょう。



それもセナや中島が乗っていたキャメル・カラーのロータス・ホンダ99Tなら印象深いのでは?


義兄がケーブルテレビで録画したのを見せてもらっていましたが、ちょうどホンダZに乗っていた時期でもあったので「Powerd by HONDA」のロゴを貼った黄色いマシンが駆け回るのにワクワクしていたものです。





しかし、私がロータスF1の存在を知ったのは80'に公開された「ポール・ポジション2」という映画でした。




当時まだ小学生だったので710バイオレットやランチア・ストラトスなどを通じてラリーこそ知ってはいましたが、レースの方はフォーミュラーカーとツーリングカーの区別さえつかず、辛うじてF1は屋根なしのタイヤ剥き出し車で競争するんだなってくらいしか認識していませんでした。


この時代はグランドエフェクトカーで、フォードDFVエンジンが幅を利かせているんだったかな?


親が「車好きならこういうのも興味あるだろう」と思ったかどうか知りませんが、映画館へと連れられて行ったのです。



そこでスクリーンに映し出されたのは・・・。





ハッキリ言ってクラッシュシーンしか覚えていません。







中でも心に残ってしまったのはロータスのドライバーだった「ロニー・ピーターソン」のアクシデントです。

詳細は判りませんでしたが、先頭集団の後方から火の手が上がり何台ものマシンが巻き込まれているように見えました。
消火作業が終わった後で現れたのはタイヤが一輪だけを残して千切れ焼け焦げたマシンと、グッタリした様子で担架に乗せられたロニー・ピーターソンの姿でした(この当時は重度の火傷が原因で亡くなった思っていましたが、最近になって骨折による合併症が原因で死亡したと知りました)。




彼がクラッシュした地点の路面には「RONNY!」という悲痛な文字が書き遺され、「両足を骨折した彼は炎の中でただもがくしかなかった」という解説と合せて下手なホラー映画よりもゾゾー!となり、心にトラウマを負った私は素朴なWCR(当時のWRCはこのように呼んでいた)で華麗に舞うグループ4のアウディ・クワトロへと興味が流れて行きます。





それから数年後、サンデー・レースをしていた義兄の影響で再びF1の映像メディアに出会い、ロータスのアクティブ・サスペンションに「おお!」となりました。




さて、今回ロータスはカムバックとなりますが、3500ccだった排気量は2400ccまで落とされ、アクティブ・サスなどをはじめとする電子デバイスは大半が禁止、タイヤもワンメイクetcまるで違うカテゴリーのレースとなってしまってたんですね。





「これ以上恥をさらすならF1をやめてしまいなさい」とチャップマン夫人に一喝されてから十数年。



どんなチーム体制で出て来るのか、少し期待してます。



ブログ一覧 | 車徒然話 | 日記
Posted at 2009/09/19 13:54:55

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この記事へのコメント

2009年9月20日 4:23
1.5L過吸3.5LNA近惣の末期からはまり、セナ・プロスト時代の終焉と共に興味が薄れたF1

一番印象深かったのはティレルの018に中島とアレジ
非力なDFRを素晴らしいマシンバランスで活かし、アメリカGP(フェニックス)ではアレジがセナを追い回していたのもふた昔も前の

私の中でモータースポーツの最高峰は
ル・マンを筆頭としていたころのGr.Cと
市販車にスポイラー程度の外装だった頃のDTM

今のシルエットフォーミュラーと化した国内GTには…
コメントへの返答
2009年9月20日 22:10
ターボの時は100ps差が当たり前と言われてましたが、次々と登場してくる最新テクノロジーに目を輝かせてました。

ティレルが搭載してたのはコスワースDFR勢で一番パワーがあったブラアンハート・チューンと記憶してますが、それでも市販エンジンでホンダ・ワークスエンジン車を追い詰めたのは凄いことだったんですよね。
フェニックス独特の直角コーナーも同じ市街地コースのモナコより個性的でした。

Gr.C時代ならポルシェ・ワークス最後の962Cのビデオが手元にあります。久々に見てみようかと。
DTMはメルセデス・ベンツ190Evoが好きでしたが、いつの間にか選手権が消滅してたんですね。

今のJGTCはストックカーよりも原型を留めていないようで、レガシィがメルセデスでないと気付くまで時間が掛りました(爆)
2009年9月20日 18:00
F1も次々制限がはいってしまってるのは正直どうなんだろうと思います。
あの現実離れしたすさまじい速さが魅力なのにそれをどんどん抑えちゃってますものね。
テレビ中継そのものがガンと減ってしまってますが、絶叫しかしない解説なんかもマイナスなのかなと。
どんなにドライバーやチームががんばっても魅せる側が魅せるような努力をしないと衰退をしていってしまう気がします。
特にこの不況であちこちのメーカーが自動車レースから手を引いてるのですから。
ロータスの復帰はF1人気再びの起爆剤になるといいですね。
黄色いキャメルや紅白のマクラーレンは子供用マンガ雑誌「コロコロコミック」で盛んに取り上げられていまして、私の世代にはF1といえばフェラーリよりもキャメルとマクラーレンでしたね。
コメントへの返答
2009年9月20日 23:02
F1に限らずWRCも安全性確保やコストダウンという事情はわかるのですが、レギュレーションで頭を押さえ込まれるとメーカーも参戦意義を見いだせなくなりますからね。
昔のグッドイヤーvsピレリやミシュランがしのぎを削っていた時代がいつのまにかコントロールタイヤになっていたりエンジンもV8一本になるなど、どんどん技術をアピールできる場が狭められてます。

テレビ解説もロータスからキャメルのスポンサーが離れた時「ラクダを失った砂漠の旅人ロータス・ジャッド」なんて不謹慎ながら吹き出してしまいましたが、いまはそうした独自の表現さえ自由に出せなくなっているようですね。

これからハイブリットやEVにトップカテゴリーでもタイトルが掛けられる雰囲気が漂ってますが、メディアが頑張ってくれないと本気でソッポを向かれるでしょう。

ロータス復帰は確かにプラス要素ですが、一方でルノー追放なんてのも起こってますからファンの方々は悲喜こもごもなんじゃないでしょうか?

少年たちに興味を持ってもらえてたのもシリーズを盛り上げる要因だったのかもしれませんね。
マクラーレンMP4/5のノーズ先端に少年ジャンプのスポンサーロゴが入っていたのも遥か昔で・・・。

プロフィール

「元実家があったリンゴ王国のイトーヨーカドーが来月閉店なので今のうちにと言うことで行ってきました。バスターミナルがあって高校生の時まで実家に行く際は必ず地下街に立ち寄ってたけど、もう当時の面影はバス乗り場へ上る階段の入口くらいしか残ってなかった。画像は弘前駅のテラスから撮影したZ。」
何シテル?   08/14 17:41
昭49年式ホンダZ、昭和63年式ホンダVT250スパーダ、そしてアルトターボRSおよびスーパーカブ110プロと暮らしてます。 経済的に厳しいので基本DIY...
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