前回のつづき、アライメントもフレーム寸法も適正なのに舵が流れる原因!セットバックって皆さんご存知でしょうか?フレーム屋さんなんかは良く使っている言葉かもしれませんが、要は左右のホイールベースの差なんですね!これが狂うのは、フレームの歪みもありますし、アームの曲がりもそうですが、ブッシュの潰れや、リンク部の変形なども原因となります!アライメントがどんなに左右均等でも、セットバックがあれば舵は流れます!そもそもセットバックの確認は、アライメントを取る以前の問題です!正確な四角形(台形)フレーム及びメンバー、サスペンションアームのしっかりした位置が適正値でないと、どんな正確なアライメントを施しても全く意味のないものになるのに、アライメントのウンチクを言う方に限って、最初にトーだのキャンバーだの始まる方が多い?笑もちろん全くセットバックの左右差も無いマシンなんか無いと思いますし、走行に伴ってブシュの潰れや変形、フレームの歪みなど、事故や縁石ヒットしてないマシンだって狂ってきます!許容範囲であることがほとんどですが、簡易スケールで測定して、はっきり左右差が出るほどずれてるなら、修正が必要です!モータースポーツはセットアップもドライビングもまずは基本ありきだと思ってます!!どんな優れた裏技も、基本の応用や基本の裏を利用したものが多いです!根本的な土台が無いのに、細かい応用に拘る事ほど虚しいものはありません~汗ただでさえモータースポーツはお金のかかるものです・・・・少しでも要領よく、それでいて速くなるには遠回りのようですが基本の土台が全てにおいて大事だと思いますね・・・・・合掌