Arduinoでデジタルメーターを作ろう その6・エンジン回転パルス編
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『コペン(LA400K/A)のエンジン回転パルスは1.5パルス』
ガソリンなどの燃料を燃やして熱エネルギーを動力源とする自動車のエンジンとして使われているもののほとんどが4ストローク(工程)のレシプロエンジンとなります。
その4ストロークとは「吸気」、「圧縮」、「燃焼」、「排気」の4つの工程で1サイクルを行います。
2気筒はオートバイや旧車に多い。
3気筒はコペン(LA400K/A)や最近の軽自動車やコンパクトカーに多い。
4気筒は世界で最も多くの自動車に搭載されています。
5気筒や8気筒は世界中を見回してもなかなか見かけない珍しい形式らしいです。
7気筒は搭載性や振動特性が悪いということから現在のところは存在しないみたいです。
※サイクル…周期
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「吸気」
ピストンが下がり、吸気バルブが開くとインジェクターから燃料、スロットルバルブから空気が取り入れられて燃料と空気が混ざった『混合気』をシリンダ内に吸気します。
↓
3
「圧縮」
吸気バルブが閉じてピストンが上昇し、混合気を圧縮することで『混合ガス』となります。
↓
4
「燃焼&膨張」
点火プラグが着火すると混合ガスが爆発して燃焼ガスとなります。
その燃焼ガスの膨張がピストンを下へと押し下げる力でクランクシャフトが回転して自動車の動力源となります。
※ネットでは「爆発」の表現がされていることがありますが、爆発とは破壊的な影響を及ぼすという意味であり、この表現ではエンジンが壊れてしまいます。ちなみにピストンが下がるのは爆発の衝撃波ではなく燃焼ガスの膨張です。
↓
5
「排気」
ピストンが上がり、排気バルブが開いて役目の終わった燃焼ガスは再利用する事が出来ないので排気ガスとして排気します。
↓
排気バルブが閉じて吸気へ戻る
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3気筒のコペン(LA400K/A)を例にしてクランクピン角度は、3気筒の場合3つのクランクを120°毎にクランクをずらして配置されています。
クランク軸が2回転(720°)することで1サイクルの工程を行い、これを繰り返すことでエンジンを回転させています。
ちなみにクランクシャフトとカムシャフトはタイミングベルトで連動して回転しています。
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エンジン回転パルスカスタマイズ画面
3つのスイッチで操作します。
右スイッチ→上、+(プラス)
真ん中スイッチ→決定
左スイッチ→下、―(マイナス)
『NEOデジタルメーター』は
0、1、1.5、2、3、4パルスに対応しています。
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つまりエンジン回転パルスとはエンジン内部のクランク軸が 1 回転 (360°) した間に点火した回数のことです。
エンジン回転パルスからエンジン回転数を求めるには
エンジン回転数(rpm)=(周波数(Hz)×60(秒))÷エンジン回転パルス
周波数(Hz)=(エンジン回転数(rpm)÷60(秒))×エンジン回転パルス
Hzは1 秒間のパルス数の単位。
rpmは1分間の回転数の単位です。
Hzは秒の単位、rpmは分の単位と時間の単位がそれぞれ違うので60秒を割ったり掛けたりしています。
※独学なんで参考になったりもし違ってましたらコメントくださいネ。喜んで追記するかも(^^
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