
6年ほど前、
代車で2ヶ月ほど乗っていた先代ノートe-POWER(E12型)のコンパクトカーとは思えぬ加速性能に感銘を受けて以来、前々から気になっていたこの車。
ついに5代目セカンドカー兼通勤車となる新たな相棒として納車されました!
ばんっ!
ばばんっ!
どーん!
代車で乗っていた先代「ノート(E12型)」の次期モデル「ノート(E13型)」、それをベースにした別車種扱いとなる高級モデル「ノートオーラ」のスポーツグレード「ノートオーラNISMO」!
以後オーラニスモと呼称するコイツは、先代ノートニスモで不満だった見た目が圧倒的にカッコよくなり超好みな外観に。
毎度スバルR1以後のセカンドカーを選ぶ際に候補になっていましたが、
新車で400万円、中古でも去年まで安くて300万越えとイイ値段をしていたので手が出せませんでした。
そんなこんなで時は流れ今年の5月末頃、嫁車NBOXカスタム5年目の車検の時期だったので、予約も完了し今年の車検は通すつもりでした。
車検まで3日前の夜、布団にこもりながらふと「今NBOX売ったらいくらくらいになるんだろう」と思い、
「35秒で愛車査定!」とかいう査定シミュレーションだと思ったガリバーのサイトを軽い気持ちでポチッと押したら”申し込みが完了しました”と出ちゃいまして、
実は査定シミュレーションサイトではなく査定申し込みサイトだったというオチだったのですね。
”35秒で査定”じゃなくて”35秒で申し込み”って書いとけや!少しキレつつも、してしまったものはもうしょうがないので直後かかって来た電話に対応し翌日査定してもらうことに。
んでまぁ同程度の中古車価格からある程度ふっかけた金額を要望したらそれがなんとか通っちゃいまして、奥様に相談したら「その金額なら今売っちゃおうか!」とあっさり合意。
それまでは「人の車勝手に査定かけられたー!」とブーブー言われていましたが、金額聞いて上機嫌な我が奥様。
まったく現金なヤツめ。
どちらにせよ前々からNBOXは子供の送迎車としての運用は安全面に懸念があり早くフリードに切り替えたかったので、予定外でしたが良いタイミングと思い売却成立。
予約していた車検をキャンセルし、
5年分の感謝を込めながら最後のホイール交換で純正戻しです。
新車210万で購入し5年乗って走行距離43000キロ、
売却価格は120万円!
さすが人気車種。
トゥインゴといい良い買い物ができました。
さて、急遽NBOXを手放したのでFK2シビックタイプRとフリードクロスターehevの2台態勢となってしまったわけですが。
フリードは嫁の車となるので僕の通勤車となる新しい相棒探しが始まります。
前々から計画しているデカいSUVは欲しいのがまだ無いので、予算を200万円以下とし、繋ぎでいつかは乗ってみたかったジープのグランドチェロキーの型落ちとかを安く乗ろうかと思い検索してみると、こんなのとかが170万円ほど。
しかし維持費や故障率の懸念から繋ぎのつもりで外車乗るのはダメと嫁からNGをくらい却下。
値段だけが安い適当なコンパクトカーやらを色々と紹介されアホかと喧嘩になりつつも、その中に「ほら欲しかったやつだよ」と先代ノートが。
「いいえ、欲しかったのはそれのニスモです」などと押し問答しているうちに貼られた適当な中古のオーラニスモがなんと220万円ほど。
嫁は適当に値段だけで選んでるので状態や販売拠点がめちゃくちゃでしたが、1年ほど前は安くても300万円を超えていた印象だったのに今年はなんと一気に200万円代へ落ちてきているではありませんか。
日産の情勢が影響しているかはわかりませんが、これはチャンス。
というわけで早速状態の良さそうな認定中古を確認しに家族皆で埼玉の日産ディーラーへ。
カッコいい。
そしてめちゃくちゃ綺麗。
前オーナーも綺麗に乗っていたようで新車レベルにピカピカです。
2021年式1.7万キロの250万円。
認定中古なので少し高めですが、2年の保証も付けてこの値段なら全然アリと我が奥様にも合意頂き契約書にサイン。
コーティングも15万円程度の一番良いやつをつけていたようで、新車価格400万円相当。
日産車をそんなに長く乗るつもりはありませんが、ニスモなのでそこまで値落ちもしないでしょう。
納車まで3週間とのことなのでその間は久々にFK2で通勤していましたが、通勤が楽しくなるのは間違いないですがやはり土日に運転する楽しみは半減しますね。
趣味車はあくまで土日専用にしたほうが割と楽しめるのかもしれません。
待つこと6/20(金)、休みをとってディーラーへ。
久々に自宅からバスを使って最寄り駅まで行き、そこから流山おおたかの森駅へ。
GRカローラ友人が暇していたので、送ってってもらうことに。
やはり迫力のあるGRカローラ。
スポーツカーに迎えに来てもらうのって、気持ちがいいですね。
1時間ほどでディーラーに到着すると、これから相棒となるオーラニスモがお出迎え。
そしてパパっと納車手続きを済ませ、
街乗りで感触を試しながら筑波山へ向かいます。
なんという加速感。
まさにこれがノートのNISMOに求めていたものです。
先代ノートe-POWERに感動したあの感触をNISMOがさらに過激チューニング。
モーターのトルクってやっぱすげぇなと感じる超加速。
NISMOモードではアクセルを踏んだ、ではなく触れた瞬間に加速します。
その辺のハイブリッドやEV車て制御で乗りやすいように抑えてるんだなと良くわかります。
エンジン車としては驚きのレスポンスを見せるFK2の+Rモードもぶっ飛び感ありますが、アクセル触れた時のぶっ飛び感はオーラニスモのほうが全然あります。
オーラニスモ運転した後にFK2を運転するとだいぶ可愛く感じる。
ただし、奥までアクセルを踏み込んで回転数上げきってからの加速やトルクは圧倒的にタイプR。
最初オーラニスモに乗って踏み込んだ時の加速感は「まぁこんなもんか」という印象でした。
あくまで"レスポンス"は圧倒的ですが、絶対的な加速は本格スポーツカーには敵わないですね。
まぁ当然といえば当然。
あと脚は固めな割に乗り心地は悪くなく快適ですが、少し跳ねる。
特に筑波山の減速帯に突っ込んだ時の挙動がバインバイン跳ねるのでとても危険。
FK2はしっかり路面に吸い付いてくれるのでやっぱりよく出来た脚だなと再認識です。
オーラニスモのECOモードは、ベース車両であるオーラのスポーツモードに匹敵するようで、レスポンスはだいぶマイルドに、回生ブレーキが強くなりワンペダル運転が可能になります。
エンブレがだいぶ強くなる感じで、止まる時もアクセル離すだけでけっこう減速するので慣れると非常に運転しやすいのですが、
これに慣れた後に他の車に乗るとエンブレが全然効かない感じになり一瞬ブレーキ操作が遅れる感覚になりちょっと焦ります。
そういえばe-POWERてこんなんだったと思い返しますが、これに慣れすぎると他の車運転する時に感覚が狂いますね。
そんな人にはノーマルモード。
回生ブレーキがなくなりエンジン車と同じような感覚で運転できます。
アクセルレスポンスも非常に敏感になり加速も良くなるので、街乗りでスポーツ感だすならこっち。
そしてNISMOモード。
究極のアクセルレスポンスに回生ブレーキが加わるオーラニスモの真髄を味わうならコレ。
e-POWERスポーツという名にふさわしい感触。
ただしレスポンスが良すぎて回生ブレーキも効くので、我が奥様は街乗りでは運転しづらいと大不評。
ノーマルモードが運転しやすくてちょうどいいそうです。
ちなみに、僕の購入したオーラニスモは発売初年度のFFですが、2024年のマイナーチェンジで発売された四駆の"tuned e-POWER 4WD"で紹介されている各モードの説明資料はコレ。
ベース車両のオーラと全然違うのがわかりますね。
四駆版オーラニスモも後輪トルクが増え数値上の加速力は上がっているそうですが、重量も1390kgとFFの1270kgからだいぶ増え、FK2よりも重くなっています。
そのせいか絶対的なスピードはFFオーラニスモのほうが速いみたいですね。
内装もスポーツカー感だしながらも高級感溢れる悪くないデザイン。
メーター表示も大きく2種類使い分けることができ、
細かい表示内容の設定もできます。
同じ400万円のフリードクロスターとは大違い。
お世辞にも400万する車とは思えない安っぽい内装とメーターなフリードと比べると、やっぱり400万ならこれくらい欲しいよなぁと再認識させてくれるレベルで満足感は高いです。
後部座席の足元広さもコンパクトカーとは思えぬ広さ。
少なくとも一緒に並べた車格の大きいGRカローラより全然広かったです。家族持ちとして高得点。
トランクサイズはクラスそれなり。
そこまで広くはないので大荷物は積めません。
当時現行モデルとなるノートe-POWERが発売された時はすぐに試乗へ行きましたが、先代で感じた加速感が無くなっており、これなら他車のハイブリッドでええなと幻滅しました。
が、オーラニスモではしっかりと期待に応える車となっており気に入りました。
街乗りでスポーツカー感味わうなら充分すぎる性能です。
唯一、日産車というのがひじょーに気がかりですし、日産は変わらず好きではないですが、車の出来は良いんですよね。
オーラニスモはコンパクトで小回りが利き、燃費も15〜20km/h程度のレギュラーガソリンで排気量も1.2Lとおサイフにも経済的。
見た目もカッコいいスポーティーカーであり、通勤車としてはこれまでにないほど最適ですね。
これからよろしくお願いします。
