SJ30 電動コンプレッサー式エアコン取り付け【その8:最終章 エアコン作動しました】
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
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2024/07/28
SJ30に電動コンプレッサー式エアコンを素人が取り付けた記録です。
時間がかかりましたが、やっと最終章に近づいてきました(笑)
残っている作業を進めていきます。
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アイドルアップ信号(+12V)は先の記事に記載した配線図のここから引きました。
赤丸のコンプレッサーON信号ところ。
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このコネクタへアイドルアップの信号を入れます。
マイナス線は近くのボディへ繋ぎました。
また、バキュームホースは新しくしました。
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アイドルアップ時の回転数はこのプラスねじを締めこむことで調整します。
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■電圧計取り付け
消費電力が大きい電動コンプレッサー式エアコンを取り付けたため、オルタの発電電圧監視用に電圧計を取り付けました。
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選んだのはpivotの電圧計。
シンプルでレトロな雰囲気で良さそう。
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取り付け前に精度の確認。
DC電源とテスターを繋いで12V〜15Vまで電圧を変えて確認しました。
ほぼピッタリの表示精度でした!
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通常、電圧計はイグニッション電圧を測定するのですが、大容量オルタネータの記事で書きましたが、私の車両は経年劣化のためかイグニッション電圧がバッテリー電圧よりも低かったので、この電圧計の配線はイグニッションONで繋がるようにしたバッテリー端子の回路へ接続しました。(赤枠のところ)
これにより、バッテリー電圧を測定できるようになり、オルタネータの発電電圧を正確にモニターすることができるようになっています。
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このような感じでインパネ中央部の既存の穴に取り付け。
オルタネータが十分発電している時は14.5Vくらいを表示。発電電流が足りなくなるとバッテリー電圧の12.5Vくらいに低下するので、発電モニターに使えます。
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■ガスチャージ
やっと環境が整いましたのでガスチャージ。
前にも書きましたが、電動コンプレッサーは絶縁性のPOEオイルを使用しているのでマニホールドゲージはPOE専用のものを使いました。
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ガスチャージの方法はいろいろなサイトで紹介されているので割愛します。
400gほど入りました。
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サイトグラスを見ながら、少し気泡が流れるくらいに入れました。
入れ過ぎに注意。
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■エアコン(クーラー)稼働時のインプレッション
さて、注目の冷房能力の確認結果です。
外気温が33℃くらいの時の冷却能力です。(電動コンプレッサーは最大電流、ブロアファンはMaxで運転、ドア全開で吸込み口温度が常に外気温度になるようにして測定)
・吸込み口:33.8℃
・吹き出し口:21.5℃
・温度差:12.3℃
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比較のため、2010年式JB23のエアコンでも確認。
・吸込み口:34.9℃
・吹き出し口:22.9℃
・温度差:12.0℃
温度差的にはほぼ同じくらいの冷却能力ですが、電動コンプレッサはベルト駆動に比べると能力は低いのでキンキンに冷えるというわけではありません。
数値には表れていませんが、ベルト駆動のコンプレッサーよりはマイルドな効き方です。(外気温が35℃くらいだと車内全体の温度を30℃以下にすることは難しい感じ。風を身体に当てていればスポットクーラーのようには使えます。)
もしかしたらこのSJ30は幌車なので天井からの熱の流入が多いからなのかもしれません。
なお、心配していたオルタネータの発電抵抗によるエンジンへの負荷に関してもほんの少しの抵抗で、運転には全く支障ありません。
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電動コンプレッサーを最大電流で稼働させてもアイドリング時の電圧は14V以上になっており発電量は問題なし。
アイドリングからのエンジンレスポンスも問題なく、高速も電動コンプレッサーMax稼働で90km/hメーター一杯まで出せることを確認しました。
非力な旧車にとって電動コンプレッサー式エアコンは十分実用的で、真夏のドライブが苦にならなくなりました。
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エバポレーターの吸い込み口にはフィルターがなかったので、換気扇用のフィルターを貼り付けました。(粘着剤付き)
これでエバポレーター内部の汚れは少しは防げると思います。
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