SJ30 幌の天井の断熱(エアロフレックスシートにて)
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
2025/6/22
一年前に電動エアコンを取り付けまして、外気温が30℃くらいまではクーラーが効いて快適にドライブできています。
しかし、外気温が35℃くらいになるとクーラーの効きが弱くなってしまうことがわかっていました。
外部からの熱の侵入または輻射が大きいのではないかと考え、まずは幌の天井の断熱を行ってみました。
2
断熱材として選んだのはエアロフレックスシートという独立気泡断熱シートです。
サイズは厚さ6mm、幅1m、長さ2mのものです。(品番:MS2-06)
厚さは3mmもあったのですが、できるだけ断熱効果が大きい方が良いかと思い6mmを選びました。
モノタロウが安かったです。
幌天井の断熱にエアロフレックスシートを選んだ理由は下記です。
・熱伝導率が0.033 W/m·Kとかなり低い
・柔らかく、ボディと幌の間に挟んだ時に簡単に潰れる(ボディの間に挟んでも幌の取り付けがやりやすい)
・スポンジなのに片面がツルツルしているので接着剤やテープが使える
・耐熱温度が120℃(天井断熱には十分)
・外観が黒のスポンジなのでそのままでも違和感なし
・ゴム臭がない
・難燃性(車内に使うのに適している)
・独立発泡なので水を吸わない(雨漏りの可能性のある幌天井に適している)
・柔らかいので加工性が良い(ハサミで簡単に切れる)
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この断熱シートを幌天井の内側にマジックテープで貼り付ける作戦です。
幅1mがジムニーの天井にはジャストフィット。(天井の幅がほぼ1m)
前後方向は約1.5mくらいなのでちょうど良い長さでハサミで切断しました。
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断熱シートの片面はスポンジ状(写真下半分)ですが、反対側はツルツルしている面(写真上半分)なので、そのツルツル面にマジックテープの粘着剤を貼り付けます。
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幌への固定は断熱シートの周囲を粘着テープ付きのマジックテープを使用して幌に固定しました。
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このようにマジックテープの片割れを断熱材のツルツル面の周囲に貼り付けて
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もう片割れを幌の内側に貼り付けました。
写真はフロントガラス上。
(幌への接着力はまだ未知数、笑)
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遮熱効果をさらに高めるため、断熱材と幌の間には銀色の遮熱シートを挟み込みます。
購入したのはハイブリッドシートという片面銀色、反対面金色のよくある薄いシート。
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熱の遮断には銀色面を表面にして使用するとのことなので、断熱シートの上側(幌に接する側)が銀色になるように両面テープで断熱シートに貼り付けました。
(全面貼り付けではなく、ズレないように簡単に部分的に貼り付け)
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断熱シートはマジックテープに加えて、幌とボディーの間に挟み込んで固定しました。(幌を少し浮かして中央のロールバー状のところと一番後ろの幌骨の間に入れました)
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断熱材貼り付け完了。
色も黒なのでそのままでも違和感はありませんでした。
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さて、断熱の効果ですが、車内温度34.5℃(ドアは開けて通気している状態)の炎天下に止めておいた車。
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断熱材なしの幌の天井表面温度は、58.8℃でした。
天井からの輻射熱をかなり熱く感じます。
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断熱材を貼った後の表面温度は40.2℃まで下がり、断熱材無しに比べて18℃くらい低い温度になることがわかりました。
クーラーを入れていなくても、運転席に座った状態であきらかに涼しく感じました。
やはり天井からの輻射熱は相当大きかったようです。
試運転してみると外気温30℃ちょっとでしたが、以前よりも涼しく感じます。
クーラーの風量も一段低くしても良いくらい。
ただし幌のバタ付きで銀色遮熱シートがシャカシャカうるさいことがわかりました。
部分的にしか貼り付けなかったのですが、全面しっかり糊付けしたほうが良いようです。
この対策により真夏のクーラーがどのくらい効くようになるか楽しみです。
◾️2025/7/26追記
しばらくしたら断熱材が垂れ下がってきてしまったので、補強をしました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2863564/car/2473979/8306680/note.aspx
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