目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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ホースメントバーとは車へのダメージ軽減の他に、吸収性のある構造での対人の衝突安全性の確保のためバンパー裏などに付いているパーツです。
MR-Sでは写真のように手を突っ込めば触ることができ、バンパーの滑落を防ぐ役割も果たしています。
(ちなみに自分のMR-Sに前後期どちらのホースメントバーが付いているか気になる方はこのように手を突っ込んでホースメントバーを触ってみればわかります。中央の溝の深さが2cm以上あるのが後期、0.5cmくらいなのが前期です。)
前後期で形が違うことは知られていますが「互換性は無く、後期型のほうが薄くて軽くなっている」と言われており、本当にそうなのか気になったので確かめてみました。
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結論から言うと半分正しくもありましたが「互換性がほぼ有り、後期のほうが重い」ということがわかりました。
まぁこんなこと、ぶつけて交換する人でもなければ試さないと思いますし、交換するにしても後期の方は後期に交換すると思うので情報でなくても当たり前な気がしますが。
私は別にぶつけたわけではないです 笑
私の車は後期型なので、形状は写真のようにB型断面を持ち中央の溝は反対側まで到達させてあります。
サイズは縦およそ100mmの横約25mmサイズと薄型で、端っこは写真のようにアーチ状になるよう潰されています。
これに比べ前期型は中央の溝が控えめな凹型をしており、溝は5mm程しかないので反対側には届かせていません。
ですがサイズは縦約100mmの横50mmと後期の倍ほど太い形状をしています。
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そのためホースメントバー本体だけ比べると前期3.7kgちょいに対して後期3.7kg未満とわずかに軽いです。
軽いのです・・・が。
後期ホースメントバーは薄いため上記の写真三枚目のように取付部にゲタがかましてあり、取付ナット4本込で4.25kgとゲタの必要ない前期より実は重くなります。
互換性がないと言う噂はこのゲタを入手しないでホースメントバーだけで考えた場合のことかと思います。
ゲタ不要の前期とゲタ込の後期は多少の誤差はあったものの、数mmほど穴を削る等の調節をすれば取り付けできましたので、前後期での互換性もほぼあると言えそうです。
(ちなみにぶつけた痕跡のあるホースメントバーは、まずこのゲタから変形して衝撃を吸収するようになっているのでゲタの変形である程度わかります。入手時に参考になる部分です。)
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取付ナットも前後期で全然違います(写真1枚め参照)。
前期が左、後期が右です。
後期は長い袋ナット化されており、これを含めると後期型のほうが更に0.2kgほど重くなります。
後期ゲタ用のナットも同様の形状です。
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ホースメントバーの取付部はこのような位置。
交換はバンパー脱着必須です。
対人への配慮から薄くなったとも言われる後期フロントホースメントバーですが、実は重量は増加していることがわかりました。
サーキットベースで肉抜き等を考えているようなレーシーな方は前期をベースにすると、元から0.5kgほど軽く、面積も広いので良いかもしれませんね。
位置としては最フロントオーバーハング部ですし効果的です。
またぶつけたときのためのパーツですから、凹ます人も多いと思われますが、前期しか手に入らなかったり、後期しか手に入らなかったりした場合でも一応取り付けができることがわかりました。
とはいえ、ホースメントバーは対人、車両安全面両方に配慮されて作られているパーツですのでなるべく触らない方がいいと言うことは念を押してお伝えしておきますので、こういった実験は自己責任でお願いいたします。
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と、言うわけで
なんとなく比較してみた前後期ですが、形状の他にもゲタの存在、ナット形状、重量差などなど結構差があって私も驚きました。
■まとめ■
・重量(前期3.7kg強、後期4.2kg強)
・形状(前期100mm×50mm、後期100mm×25mm+ゲタ)
・ナット形状(前期短め貫通ナット、後期長めの袋ナット)
・互換性(数mmのズレはあるもののヤスリ程度で調節可)
私も試すまで知りませんでしたが、意外に知らないMR-Sホースメントバーの違いでした。
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