駆動用電池の劣化状況測定(23年秋)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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前回測定から3ヶ月ほどたちましたので、駆動用電池の劣化状況測定を実施しました。
製造後6.75年経過、ODO54652km。
これまでの充電回数は1461回、うち急速充電は1回、積算充電電力量は5892kWh。
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満充電停止までの交流電力量をグラフにしてみます。測定の度に変動がありますが、平均的には年間1.1ポイントほどの低下です。
今回は昨年同時期の実測値より改善していました。
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なお、満充電で自動充電停止する際のSOC@OBDにはばらつきがあります。
このため、上記のSOHにはばらつき分の電力量が含まれることになるので、電池の容量保持率を正確には表していません。
(満充電停止させるSOCを電池劣化に応じて少しずつ増加させている?と以前は考えていましたが、満充電SOCはこれまで83%~85%で安定しており、劣化に合わせて増加させているわけではないように思われます。)
電池の容量保持率をなるべく正確に算出したいので、SOH2を定義します。
新車当初の満充電停止時のSOC@OBDは83%と思っていましたが以下(
https://minkara.carview.co.jp/userid/168881/blog/39658446/)によれば81%ということですので、厳しい目に評価するとして新品電池はSOC81%までの充電電力量が6.47kWhであるというふうに定義します。
これを基準にSOH2を算出します。今回は満充電停止時のSOC@OBDは85%であったので、
SOH2=SOH×(81-13.5)/(85-13.5)として算出します。
そうすると、SOH2は88.3%となりました。
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<まとめ>
製造後6.75年経過、ODO54652km、これまでの充電回数1461回、うち急速充電1回、積算充電電力量5892kWh
・EV航続距離の維持率(=SOH)は新車時の93.5%。
・電池の容量保持率(=SOH2)は88.3%。
EV航続距離の劣化は線形近似すると年1.1ポイント程度の低下。
このまま推移すると、10年後のEV航続距離は新車時の89%程度は確保できそうな感じです。
トヨタ公表値と比べて緩やかな劣化傾向で推移。
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