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おっさんくんの愛車 [トヨタ プリウスPHV]

整備手帳

作業日:2023年11月3日

駆動用電池の劣化状況測定(23年秋) 

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
前回測定から3ヶ月ほどたちましたので、駆動用電池の劣化状況測定を実施しました。
製造後6.75年経過、ODO54652km。
これまでの充電回数は1461回、うち急速充電は1回、積算充電電力量は5892kWh。
2
計測方法
外気24℃。
EVモード&空調にて放電、OBDモニタでSOC13.5%相当、HVモードに自動で切り替わった時点でシステムオフ。
その後、電力量計をリセットし、計測充電開始。

電力量関係参考;
https://minkara.carview.co.jp/userid/3057595/car/2668177/5380971/note.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/3057595/car/2668177/5834289/note.aspx

満充電となり充電停止となったときの交流電力量は6.05kWh、このときのSOC@OBDは85%でした。
新品電池の公称交流充電電力量は6.47kWhなので、これを基準にするとSOHは93.5%となりました。
3
満充電停止までの交流電力量をグラフにしてみます。測定の度に変動がありますが、平均的には年間1.1ポイントほどの低下です。
今回は昨年同時期の実測値より改善していました。
4
なお、満充電で自動充電停止する際のSOC@OBDにはばらつきがあります。
このため、上記のSOHにはばらつき分の電力量が含まれることになるので、電池の容量保持率を正確には表していません。
(満充電停止させるSOCを電池劣化に応じて少しずつ増加させている?と以前は考えていましたが、満充電SOCはこれまで83%~85%で安定しており、劣化に合わせて増加させているわけではないように思われます。)


電池の容量保持率をなるべく正確に算出したいので、SOH2を定義します。
新車当初の満充電停止時のSOC@OBDは83%と思っていましたが以下(https://minkara.carview.co.jp/userid/168881/blog/39658446/)によれば81%ということですので、厳しい目に評価するとして新品電池はSOC81%までの充電電力量が6.47kWhであるというふうに定義します。
これを基準にSOH2を算出します。今回は満充電停止時のSOC@OBDは85%であったので、
SOH2=SOH×(81-13.5)/(85-13.5)として算出します。
そうすると、SOH2は88.3%となりました。
5
<まとめ>
製造後6.75年経過、ODO54652km、これまでの充電回数1461回、うち急速充電1回、積算充電電力量5892kWh
・EV航続距離の維持率(=SOH)は新車時の93.5%。
・電池の容量保持率(=SOH2)は88.3%。

EV航続距離の劣化は線形近似すると年1.1ポイント程度の低下。
このまま推移すると、10年後のEV航続距離は新車時の89%程度は確保できそうな感じです。

トヨタ公表値と比べて緩やかな劣化傾向で推移。

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この記事へのコメント

2023年11月4日 0:43
おっさんくん さん、こんばんはー
うーん、確かにそんな感じかも。
最近、HVモニターが使えないので大凡ですが、距離換算で割り戻すと、5.4kWh程度に後退しているように感じます。(測定時、気温15℃で転がりが悪そうでしたが、バッテリーは加温されているので20℃程度)
ここまで低下すると、EV走行で50km程度と、少しさみしく感じます。(かなり急速充電しているため、劣化の進みは大きいでしょう)
コメントへの返答
2023年11月4日 17:42
toro_555さん こんにちは~
メーターの電費表示からの割戻(放電電力量)で5.4kWh程度ということは、一充電交流電力量で6kWh程度と思います。私のクルマの電池の劣化状態と同程度ですね。ということは、数字的には急速充電はあまり電池劣化に影響していないように思います。
経年での劣化が支配的なのかもしれませんね。
2023年11月4日 13:13
こんにちは〜
定期観測ありがとうございます。
来週からやっと個人販売開始のbz4xが10年保証(8年プラス2年特別保証)するのはDCMで収集したZVW52のフィールド実績が良好なためと推測しています。
コメントへの返答
2023年11月4日 17:58
こんにちは~
頑張って定期計測を続けております(笑)
データが蓄積されてきて、それなりに傾向のわかるグラフになってきました。
52PHVですら実力的には10年後85%~90%程度の容量維持見込みなので、近年のbz4Xなどではさらに改善されているでしょうね。
容量保証値70%まで劣化することはほぼない設計なのだと思います。
容量保証値に対して実力値をどこにするかマージンの取り方はメーカにより違いがあるかもしれませんね。
トヨタは一番コンサバに設定していそうです。
2023年11月5日 21:44
さすがトヨタの電池ですね。(*^_^*)
コメントへの返答
2023年11月6日 6:06
安定のパナソニック製ですね。中韓勢に負けず頑張ってほしいものです。

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何シテル?   05/22 09:31
おっさんくんです。よろしくお願いします。
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