おことわり
これから書く内容は某人気メーカーの製品を否定するような感じになっちゃってますので、
某人気メーカーのファンの方が読まれたら「なんだコイツ?」と思われるでしょうが、
某人気メーカーや、その製品に対する他意はありませんし、着けてる方に対する他意もありません。
私自身、そのメーカーの製品は他にも多数使用していますが、
私の場合、自分で見た事、納得した物しか信じない性格ですので、
例え信頼の置けるメーカーの製品であっても、全てを無条件に受け入れる事はありません。
例え信頼の置けるメーカーの製品であっても、駄目な物はハッキリ駄目と書かせて頂きますので、
もし不愉快に思われましたら、そこから先は読まない方が宜しいかと思いますし、
かなり後味が悪い感じになっちゃうんじゃないかと思います。
また、この件に関するクレームは一切受け付けません。
こんだけ警告してるんだから、最後まで読んだ貴方が悪い(爆)
さて、私の車は納車直後にフロントブレーキのバックプレートを外してたんですが、
コーンプロテクターなる物が発売された時に、早速取り付けてみたりなんかしてみました。
が、コイツがどうにも芳しくない…
というのもコレを着けてから熱的に厳しくなっちゃったんですね…
気温が低くタイヤのグリップも低い冬場はなんとかなるんですが、
この時期になると夜でも結構厳しいです。
まぁ、メーカーの言い分も分からなくもないんですが、
実際問題メーカーが主張する効能はないように思います。
そんな折、たまたま私の周りではバックプレート外しの話題が熱かったりしますので、
この機会に私も手順書代わりにコーンプロテクターを外しちゃおうかと思います。
そんな訳で、まずはジャッキアップしてホイールを外します。
そしてキャリパーを外します。
外したキャリパーはそれらしい場所にぶら下げておきます。
ブレーキホースが抜けるという噂のあるインプですので、
そのまんまブレーキホースでぶら下げておくとかは駄目ですよ。
まぁ、インプじゃなくても駄目ですが…(笑)
そしてローターを外すんですが、
バックプレートを外しちゃおうかと思うような使い方してる車だと、
ローターがハブにガッツリ喰ってて、ローターを引っ張っても普通には外れないと思います。
ローターにはそれ用のネジ穴が開いてますので、
8ミリのボルトをネジ込んでローターを浮かせていきます。
ローターがガッツリ喰ってる場合、いきなりバチンと弾けるように外れたりしますので、
いきなり外れても落っことさないようにホイールナットを着けておきます。
って訳でローターが外れましたよ。
そしたらボルト3本で留ってるコーンプロテクターを外します。
バックプレートを外す場合も、全く同じように留ってますので全く同じ作業になります。
ここのボルトはブレーキの熱を思いっ切り食らってますので、
ガッチリ固着してるかもしれません。
実際、私の場合もレンチが捻じれちゃったりなんかしましたよ(笑)
で、コーンプロテクターを外したら、熱の影響を受けやすい部分に断熱材を巻きます。
具体的にはABSのセンサー、タイロッドエンドのブーツ、ナックル下側のブーツの3箇所ですが、
私の場合、コーンプロテクターを着けてても直接保護されてないABSの配線は、
コーンプロテクターを着けてても元々断熱材を巻いてましたので、
実質的には2箇所のブーツに断熱材を巻いていきます。
で、断熱材を巻いたら、それが脱落しないようにステンワイヤーで縛っておきますが、
ステンワイヤーであまりグイグイ締めつけちゃうと、
却ってそれがブーツにダメージを与えちゃいますので、
断熱材が脱落しないギリギリの締め付け具合にしときます。
たまにコレをタイラップでやってる例を見掛けますが、
ブーツを焼いちゃうくらいの熱に曝される部分ですので、
タイラップなんかじゃ確実にヤバいです。
ちゃんと金属のワイヤーにしときましょう。
私の場合、今回はABSのセンサーに巻いてる断熱材がお疲れぎみだったんで巻き直したんですが、
断熱材の中はこんな感じになってます。
バックプレートを外すとABSのセンサーが熱の影響を受けてエラーが出ると言われてますが、
実はABSのセンサーそのものはナックルの中にぶっ刺さってますので、
バックプレートがあってもなくても状況に変わりはあんまりありません。
実際にはローターの熱の影響を受けてトラブルを起こす可能性があるのは、
センサーそのものじゃなく、配線の被覆が熱で溶けて内部でショートする事なんですね。
4枚目の写真をご覧になれば一目瞭然でお分りになるかと思いますが、
この部分はコーンプロテクターを着けててもちょうど穴が開いてる辺りなので、
プロテクターによって遮蔽されてません。
プロテクターを着ける場合でも何らかの熱対策はしといた方がいいと思います。
断熱材を巻いた配線の後に写ってる6ミリボルトはセンサーの抜け止めなんですが、
これに共締めするような形で小さな遮熱板を作ってみるのもいいかもしれませんね。
また、写真をよくご覧になると分かるかと思いますが、
コーンプロテクターを着けててもタイロッドエンドからグリスが噴いた跡があります。
つまりコーンプロテクターを着けても熱対策が完全にできてる訳じゃありません。
バックプレートを外した際に熱対策が必要になる3箇所のうち、
2箇所はコーンプロテクターを着けてもどのみち対策が必要ですし、
冷却の面では苦しくなっちゃうんなら最初から要らないかなというのが私の感想です。