私は昨年の夏からエアモニというタイヤの内圧をモニターするメカを使ってます。
実はその少し前にタイヤをバーストさせたんですが、
タイヤがバーストする瞬間まで兆候を感じ取る事ができませんでした。
異物を踏んでパンクした瞬間に一気にタイヤがバーストする事もなくはないですが、
普通はパンクして内圧が低すぎる状態で走らせ続けてバーストさせる事の方が圧倒的に多いんで、
この出来事はちょっとっていうか、結構っていうか、かなりショックでした。
というのも、昔取った杵柄でタイヤの内圧の変化には物凄く敏感で、
内圧が10kPa変化したら確実に感じ取れる自信を持ってたんです。
タイヤがバーストする程内圧が落ちてるのに気付かないなんて、
運ちゃんとして完全に終わっちゃってるんじゃないだろうか…
そんな訳で、本当に運ちゃんが終わってるのか検証する為に、
件のエアモニを使ってみる事にした訳です。
で、検証してみたところ、実際の内圧の変化をちゃんと身体で感じる事は出来てるんで、
どうやらタイヤで異物を踏み抜いた瞬間にタイヤの構造が崩壊した模様です。
もうちょっとの間は運ちゃんとして頑張れそうな感じですよ(笑)
で、せっかく買っちゃったエアモニなんでそのまま使い続けてるんですが、
今迄なんとなくノリでタイヤが温まって内圧が来てるからアタックできると感じてたのが、
数値的にはこういう変化をしてたのかというのが分かるようになったので面白いというか、
タイムアタックする人なんかは速くなるんだかならないんだかよく分からない部品を買うより、
エアモニを買って内圧の管理をした方が遥かに良いんじゃないかと思う今日この頃です。
ただ、このエアモニには微妙な部分もあります。
バルブキャップを取り外して、代わりにセンサーを取り付けるようになってるんですが、
このセンサーが緩むとエアが漏れ続ける可能性があるので、
センサーが緩まないようにロックナットが付いてきます。
これをこんな感じで締め付けてセンサーが緩まないようにするんですが、
ロックナット締め付け用に付いてくるレンチが実に心許ない…
鉄板を打ち抜いただけの工具なんで精度も推して知るべしです…
頻繁に内圧を調整するには頻繁にロックナットを締めたり緩めたりする必要があるんで、
こんな工具じゃそのうちにやらかしちゃいそうです…
しかし普通のスパナじゃキャリパーとかに当たっちゃって使えないので、
KTCプロフィットツールの頭が曲げてあるスパナを買ってきてみました。
ただ、プロフィットのスパナは曲げが大きすぎるようなので、
適当に使いやすい角度まで曲げて調整してみました。
角度を調整した事で割と良い感じにはなったんですが、
全長がちょっと長すぎるようであちこちに当たっちゃいます。
(この写真でもブレーキローターのベルの部分にスパナが引っ掛かっちゃってます)
って訳でプロフィットを切断してみますが、
頭に角度が付いてる側は付属工具に似ていて良い感じなんですが、
反対側の口の角度が付いてる側もイケそうな雰囲気もあるので、
どちらも試せるように、とりあえず真ん中でちょん切ってみます。
って訳で切れました。
これでどちらが使いやすいか検証してみます。
で、それから4ヶ月ほど試してみた訳ですが、
頭の角度が付いてる方が使いやすいというのは分かりましたが、
柄の部分が短すぎて使い辛いので、もう一回プロフィットを買ってきました。
頭の角度が結構違うのがお分かりかと思います。
これでは角度が大きすぎるので、マンホールの蓋の穴に突っ込んで気合いで曲げていきます(爆)
普通は作業台に据え付けた万力に挟んで曲げるんでしょうが、
クロームバナジウム鋼のスパナを曲げる為にフルに体重を掛けてもビクともしないようにするには、
200kgくらいあるガチの作業台が欲しいところです。
そんな作業台が用意できない環境の私は手近にあるマンホールの蓋を利用してみました。
で、良い感じに曲げられましたよ。
そしたらコレを作業台に固定して切っていきます。
サンダー(ディスクグラインダー)をもってすれば、こんなもんは容易く切れちゃいますね。
切断面を整えたら錆止めの塗装をしときます。
ちなみに私は錆止め塗料はローバルを使用してます。
亜鉛が配合されてて錆止め効果はユニクロメッキに迫るとかなんとか…
って訳で出来上がりましたよ。
今回はプロフィットツールを曲げちゃったり切っちゃったりしましたが、
プロフィットツールといえばKTCの高級ラインのネプロスと同等価格帯なので、
要するにスナップオンとかを曲げちゃったり切っちゃったりするのと同じノリな訳です。
いつかはスナップオンを曲げちゃったり切っちゃったりするような、
そんなビッグな男になりたいと思ってたんですが、
それがとうとう達成されちゃいましたね(笑)