
相変わらずデルタ株が猛威を奮っている日本のコロナ情勢ですが、少し明るい兆しが見え始めました。
一人の患者が何人に伝染させたかを示す「実効再生産数」は、8/2に神奈川県で1.82という数値でしたが、その後低下し始め最新データでは全国が1.18, 東京都が1.10, 神奈川県が1.21となっています。
新型コロナウイルス 国内感染の状況 |
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
東洋経済のサイトに示されているこれらの数値は、北大の西浦教授が提唱する過去2週間の新規感染者数の推移から推計する方法で示されていますので、現時点の実態より若干の遅延を生じながらの推移となります。
このままの状況ですとこの週末くらいで実効再生産数が1.00を下回り新規感染者数がピークアウトしそうですが、果たして…
人々の行動次第では再燃も充分あり得ますので油断禁物です。
ここでピークアウトを迎えれば、重症患者数のピークは今月下旬、そこを乗り越えれば流行第五波も一段落となります。
夏が終わってしまいますけどね…(´・ω・)
ここで歯止めをかけられずに更に感染拡大となると、かなり厳しい状況になります。
巷では「医療崩壊」云々と騒がれてますが、諸外国に比べてはるかにマシな感染者数なのに医療体制が対応出来ていないとなると、医療者や医療行政の怠慢だと批判されても仕方ありません。
国民の皆様は充分に感染予防に努めて結果を出しています。一医療従事者として本当に感謝しています。
ここ何回かのこのブログで書いてきましたが、ワクチン接種が進んだ諸外国の動向から、今後取るべき対応・対策が見えてきました。
ワクチンの供給が増えないことには話は始まりませんのでまだコロナ禍は何年も続くと思われますが、逆にワクチンが安定供給されればゴールが見えてきます。
この夏、日本のコロナ禍は正念場を迎えてます。
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2021/08/13 17:49:39