ハザードキット取付

昭和時代のヨンガンにはハザードと言った、気の利いた機能はありません。
道を譲って貰ったときなど、サンキューハザードが今や常識？になっているので、21世紀の装備を追加してやろうと思います。

ハザードの機能自体、左右のウインカーを3極リレーで繋げば簡単に追加できるのですが、手持ちに3極リレーがないのと、1.25sqくらいで長さのある配線を持っていなかったのに加えて、暑いしAmazonプライムセールもあったので、キットをポチりました。
購入したのは次の商品で、どちらもデイトナ製です。

●ウインカーリレー LED対応 2ピン ハザード対応 95441
●スイッチ 両面テープ貼り付け 100W対応 ハーネス長800mm フラットフェイスタイプ イエロー 40440

先ずはシートカウルとタンクを外します。
フューエルコックはOFFにしておきましたが、この後に散々な目に遭います。

純正の2ピンタイプのウインカーリレーと、デイトナのウインカーリレーに差し替えます。
この時点でウインカースイッチを入れると、ただ左右のウインカーが点滅します。

この製品は、LEDウインカーに対応しているようなので、ウインカーをLEDにしてもハイフラにならないみたいですね。

配線はリアのウインカー側にしました。
オレンジとスカイブルーの配線を、ウインカーの配線に割り込ませるだけです。

純正の配線が丸端子なので、抜いて指すだけですね。
後は配線処理をしておけばOKです。

ハザードスイッチはちょうど良い場所があるので、ここに両面テープで貼り付けます。
両面テープを貼るコツは、

①良く脱脂すること
②貼り付けたら1分くらい圧着すること

の2点です。

たぶん、このスイッチは、単車のヘッドライトが常時点灯になった頃、ヘッドライトスイッチとして使っていた方が多いでしょうね。
昔の記憶で、グローブをしていてもスイッチのON-OFFが分かりやすく、操作もしやすかったので、こいつに決めました。

スペースがあるため、スイッチを加工して、埋め込んでも良いのですが、適当なスイッチは中華製が多く、壊れることを前提に買うなら安くて良いのですが、面倒なので安心の国産メーカーが最適です。

普段なら長い配線はカットしてしまうのですが、今回は電力的に大したモノではないので、余った配線は丸めてまとめるだけにしました。

スイッチには付属品として、配線圧着コネクターがあったのですが、個人的にキライなのでハンダ付けして行きます。
なお、配線するとき、電力量によって接続方法が異なります。
次の数字は、電力量が多く流れる順です。

①ハンダ付け
②平端子
③丸端子
④圧着コネクター

丸端子の方が電力量が多く見えますが、接点は『点』になっているため、平端子の方が電力量が多い部分に使われています。

ハンダ付けをした後は、熱伸縮チューブで絶縁して配線処理をしておきます。

配線をいじる方も少なくないのですが、配線圧着コネクターはなるべく使用しない方が良いですし、もし使用するにしてもテスターでB+なのか？ACCなのか？はチェックしておきましょう。

仲間内で若い子が、ACCとB+を逆に接続し、ドライブレコーダーが常時録画をしてしまい、バッテリーが1週間でダメにしたようなので、よくある間違いでしょうが注意が必要です。

配線処理をして、スイッチONで左右のウインカーが同時に点滅することを確認し、タンクなどを元に戻します。

途中の画像がないのは、タンクからガソリンが漏れ出てしまい、掃除をしていたので撮り忘れでした。
フューエルコックを交換して15年は経過しているので、まだ入手可能なら2セットくらいストックしておこうかな？

今回はキットの取付けのため、大した工具は使っていません。
作業時間もガソリンが漏れなければ、30分くらいだったでしょうか？
現在、新車で購入可能な車種には、ハザードスイッチが純正で着いていると思いますが、ちょっと前やヨンガンのように旧車に分類される車種では、あった方がいい機能なので、チャレンジしてみてください。