駆動系オーバーホールその⑨(部品交換編)

前回の続きです。次は車体側のベアリング3つを圧入していきます。

カバー側と同じように外径の合うベアリングインストーラーをセットしてハンマーで叩き圧入するのですが、この左側に入れる用で購入したNSK製のベアリングだけなかなか奥まで入らず、しかも圧入していくとベアリングがめちゃくちゃ回りにくくなってしまう.......

(´・ω・｀)？

サイズを間違えたのかと思い、ノギスを使ってサイズを測り直してもやっぱり全く一緒。

色々調べましたが恐らく耐荷重が元のベアリングと違く、圧入するとCVTケースの圧でベアリングが回りにくくなってしまっているっぽい

(^_^;)

なので結局左側のベアリングもNTN製で買い直しました。

NTN製は無事に圧入できました。動作も問題ありません。

ベアリングを全て完全に奥まで圧入したら、こちらのオイルシールも入れます。

こんな感じですね。ツライチぐらいに圧入しました。

アクスルシャフトを戻しましょう。
こちら側から突っ込むだけです。

アクスルシャフトをつっかえるまで突っ込みます。

そしてバラしたのと逆の手順でギアたちを戻し、KN企画の新品ガスケットを装着。

ガスケットと赤丸のノックピンにはシリコングリスをヌリヌリしてあります。これは固着対策で前回外す時にめちゃくちゃ固かったのは左上のノックピンが錆びて固着していたのが原因だと思われる。

カバーを戻す前にギアを回してみてガタつき等がないかを確認します。

そしたら前回組み立てたカバーを取り付けます。

カバーをしっかりはめ込み(入りづらい場合はドライブシャフトを手で回しながら押し込むと中でギアが噛み合って入ります。)6本のボルトを対角線上に交互に締めていきます。

締め付けトルクはサービスマニュアルによると約"10Nm"みたいですが、僕の持ってるトルクレンチは最低トルク値が"20Nm"からしかないので、手ルクレンチで締めました( ^ω^ )

※手ルクは推奨しません。

後はオイルを入れればトランスミッションケースはオーバーホール完了なのですが、先にタイヤやらを戻します。

その⑩に続く......
https://minkara.carview.co.jp/userid/3573456/car/3488305/7901198/note.aspx