駆動系オーバーホールその⑧(部品交換編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
前回の続きです。新品のベアリングたちを圧入していきます。本当は純正が1番なのは分かっているのですが、思った以上に純正は高かったのでやっぱり社外に
( ^o^ )
圧入はインストーラーをセットしてトンカチやプラスチックハンマーで殴っていきます。これも本当は油圧プレスなどを使って圧入するのが1番ベアリングへの負荷が少なくて良いとは思うのですが、持っていないので、
( ̄ー ̄)
ニードルベアリングだけはサイズの測り方がよく分からなかったので純正。
2
まずはカバー側からやってきます。
ι( ·-· )/
3
シャフトのない2箇所はインストーラーや古いベアリングを使って圧入します。
圧入のコツは最初に手でセットする時にできる限り真っ直ぐにセットする事と、叩いて圧入していく時もベアリング全体を均等に叩いてなるべく真っ直ぐ入れていく事です。あと僕の場合は入れるベアリングの周りと入る側の穴両方にグリスを塗りました。
もし曲がってしまった場合は浮いてる部分を狙って叩き、真っ直ぐになるように頑張ります。
穴に入れる場合はなるべくベアリングの"アウターレース(外輪)"を叩くようにします。インナーレース(内輪)やリテーナーの部分を叩くと、入りづらいうえにベアリングが傷んでしまう可能性があるみたいです。
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こんな感じでここの2箇所は無事圧入できました。(*´꒳`*)
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ドライブシャフト部分はまずシャフトにベアリングを圧入します。軸に圧入する場合はベアリングの"インナーレース(内輪)"を叩きます。前にクランクシャフトのオイルシールを打ち込むのに使った塩ビパイプがここのインナーレースの外径とほぼ同じぐらいだったので使いました。セットしてハンマーで殴り圧入します。
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案外すんなり入りました。
(*´ω`*)
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そしたらベアリングごとドライブシャフトをカバーに圧入していくのですが、もちろん穴への圧入なのでアウターレースを叩いていきます。
が、シャフトが邪魔でインストーラー等は使えず、ここに合う塩ビパイプをわざわざ買うのもあれなので、
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外した古いベアリングをバラして、こいつのアウターレースを利用します。
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リテーナー(保持器)が金属になっているこのタイプのベアリングは普通にはバラせないので、リテーナーを破壊して無理やりバラしちゃいます!
(。`・ω・)9"
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リテーナーに貫通系のドライバーをセットし、ハンマーで思いっきり殴りまくるとリテーナーが裏側からはみ出してくるので、ラジオペンチなどで掴んで引っ張り出す! この作業を繰り返します。
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リテーナーを全て外した写真です。
(右側のが破壊したリテーナーの残骸)
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そしたら中の玉っころたちを片側に集めれば完全にバラけるはずなのですが、僕の場合はバラけなかったので、玉を片側に集め、玉がない部分をバイスザウルス(ロックプライヤー)で挟んでいったらバラけました。
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バラけるとこんな感じです。
赤矢印のアウターレースをドライブシャフト圧入に使います。
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まずベアリング付きドライブシャフトを手で出来る限り真っ直ぐにセットします。
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そしたら先程バラしたアウターレースをこのようにあてがってトンカチで叩き、圧入します。
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こんな感じで圧入出来ます。
※写真のはまだちゃんと奥まで入ってません。後の最終確認時にしっかり最後まで圧入しました。
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ベアリングを圧入したらオイルシールも圧入します。ベアリングと比べるとオイルシールはゴムなので圧入は楽なのですが、ベアリング同様圧入時に斜めったりしない様に注意し、真っ直ぐ圧入します。
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入れるのはここですね。オイルシールにはグリスをヌリヌリしてあります。
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まず手で出来るだけ真っ直ぐにセットして
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外したアクスルシャフトのところのベアリングと、クランクシャフトオイルシール交換でも使った塩ビパイプを使って圧入。
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これでカバー側は全て新品交換・組み立て完了です!
\( ‘ω’)/
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