純正デュアルロードランプと後付けフォグ/スポットの同時点灯防止
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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今更ながらに、純正2種類、後付け2種類の合計4種類の補助灯が搭載されているMyギャランの、同時点灯防止の仕組みをご紹介。
純正デュアルロードランプは、前照灯がロービームの時にフォグランプを、ハイビームの時にロードランプを点灯させることができるようになっています(切り替えは、前照灯のLo/Hiに連動している。ある瞬間に点灯可能なのは、左右1灯ずつの2灯のみです→保安基準適合)
純正デュアルロードランプを残したまま、後付けフォグランプ/スポットランプを装着する場合も、保安基準に適合させるため、純正のランプと後付けのランプが同時に点灯しないようにする必要があります。
純正デュアルロードランプのOn/Offスイッチから信号を取れば配線もすっきりしそうですが、テスターで当たっても、このスイッチだけで目的を果たせるような都合の良い端子がありませんでした。
※純正デュアルロードランプ/前照灯/スモールランプのどれかが点灯している場合に、後付けのフォグ/スポットを点灯しない様な排他制御はすぐ出来るのですが、これだと目的とちょっと違います。
そこで、ベタですが、純正デュアルロードランプの、フォグ側(1灯+1灯)/ロードランプ側(1灯+1灯) が点灯する時に灯体へ印加される+12Vを横取りして、これを入力としたリレーで後付けフォグ/スポットのコントロールSWへの給電を制御します。
この際、純正フォグと純正ロードランプ、それぞれの電源線から横取りしてくるのですが、単純に両者を接続すると両者が同時点灯してしまいます(当たり前)。ですので、ショットキーバリアダイオードで両者をアイソレートします。(写真)
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ショットキーバリアダイオードをはんだ付け。
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熱収縮チューブ(防水タイプ)で保護。
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純正ハーネスでは、デュアルロードランプの灯体直前に3極コネクタがあります。アース、フォグ、ロードランプです。
このコネクタより車両側の箇所で、フォグ行き、ロードランプ行きの電線にエレクトロタップで後付け配線を接続します。エレクトロタップの直後に、3A(×2系統)のヒューズを入れ、2極コネクタを接続。整備の際にはここでコネクタを外せば、それより車両側の配線が切り離せます。この2極コネクタの車両側に、上記で制作した配線を接続します。
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車内に引き込んだ電線(純正フォグ or 純正ロードランプ点灯時に+12Vが出る)を5極リレーの入力とします。リレーの出力側に後付けフォグ行きの配線を接続します。
実は5極リレーですので、純正フォグ or 純正ロードランプ点灯時に、後付けフォグ or 後付けスポットを、使えないようにする or 使えるようにする、が選べます。
それと、後付けフォグ/スポットは、シーソースイッチで切り替えてどちらかを点灯させる仕組みですので、この後付けフォグ/スポットの2種類が同時点灯してしまうことも有りません。
これで、純正フォグ、純正ロード、後付けフォグ、後付けスポットと、4種類のランプを搭載していますが、そのうちの1種類だけが点灯可能で、その他は点灯しないような実装となっています。
って、言葉だけだと説明が難しいですね。簡単な配線図を描いた方が楽かな。
参考にされる方は、くれぐれも、ショートなどの事故にはお気を付け下さい。この記事に記載した部品や動作の仕組みが判らない方は、参考になさらないことをお勧め致します。
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