先日久しぶりにディーラーさんに寄ってエンジンオイルの交換をしてきましたが、中にM5が置いてありました。車内など覗き込んだりしていましたが、帰りがけに店外から見ると…格好悪い(爆)。
元々ベースになった5シリーズは昨今のBMWの例に漏れずEV版と内燃機関版の共用シャーシのため、床が高くなっている弊害がデザインに表れている印象があります。
ウインドー下端のラインはかなり高めですしリアドアの途中から上向のラインになっていてBMWらしさがありません。ルーフからのラインもトランク部分も含めてダラ下りになっていてあまりセダンらしさが無い印象です。後から挙げる3車と比較してもやけにドアハンドルが上方に付いているのもちょっと違和感です。
オーバーフェンダーのためMモデルらしい凄みは感じますが、フロントオーバーハングも長めでBMWから予想されるような切れ味は感じにくいですね。フロントの長さに比べてトランク部分が短くて寸詰まりの印象があります。
これでもEV-内燃機関共用シャーシで腰高になる部分を全長を5m以上に伸ばす事でバランスを取っているのでしょうが、あまり成功しているとは思えないですね。
同様の事はレクサスの新型ESにも感じるところで、こちらもEVとHEV共用シャーシでかなり腰高な(全高は1560mmとSUV並みになっています)プロポーションを誤魔化す?ためにこちらも全長が5m超え、全幅も1920mmになっており辻褄を合わせるための巨大化?と勘繰ってしまいます。タイヤハウス辺りから急にボンネットを傾斜させているのもボンネットの高さを隠すためでしょうか。トランク周りの処理もセダンとは言えない気がします。
それに比べると内燃機関のAUDIのA5は安定したデザインのように感じます。5ドアハッチバック(AUDI的にはスポーツバックでしょうか)なのですが普通に6ライトのセダンに見えますね。
最後に秀逸なのはメルセデスベンツの新型CLAでしょうか。こちらはEV-内燃機関共用シャーシの割にあまり腰高感がなく、メルセデス王道のデザインに思えます。こちらは本来EV専用だったシャーシに後からエンジンを無理矢理?詰め込んだというお家事情があるにせよ、EV用のシャーシでもこのデザインでしたら個人的には文句無しです。BWMやレクサスのように全長を伸ばして辻褄合わせもしていませんし。
4車を並べて見るとM5は寸詰まり感がありESはセダンとは言えず、A5とCLAは従来路線という感じですが、仮にESが新規軸だとしてもセダンを名乗るには微妙ですね。結構ボンネットが分厚いのもESですが、一番小さなCLAが一番伸びやかに見えるのは私だけでしょうか。
今やSUVが主流になってセダンなどは二の次なのでしょうが、なかなか格好良いデザインの新車は出てこないですね。BMWも次期3シリーズはもっとアグレッシブらしいので更に期待薄ですし(爆)。
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くるま | 日記
Posted at
2025/06/13 00:06:41