
十和田とうてつ駅ビル店 再開発計画を凍結(2009/05/16)
【写真説明】
開発事業者による再開発計画が凍結となった十和田市の「とうてつ駅ビル店」=15日
十和田市のショッピングセンター(SC)「とうてつ駅ビル店」の再開発構想で、土地・建物を所有する開発事業者「大和システム」(大阪市)が再開発計画を凍結する方針を固めたことが十五日、明らかになった。昨秋来の急激な景気悪化が要因という。構想は、市が策定作業を進める市中心市街地活性化基本計画の核となる四整備事業の一つ。今回の凍結で構想が整備事業から外れる可能性もあり、まちなか再生に影響を与えそうだ。
同社と市によると、不況を背景に不動産市況が冷え込み、同社の業績を圧迫した。駅ビルを新設する再開発計画について、同社役員や株主から「投資すべきではない」との声が上がったという。十三日、同社の関係者が市役所を訪れ、計画凍結の方針を伝えた。
本紙の取材に、同社は今後の方針について▽既存の建物を再利用し、スーパーや家電量販店などのテナント入居を目指す▽土地・建物そのものを売却する―の二つを掲げた。
ただ景気の先行きは不透明で、同社は「手も足も出ない。このまま(事実上の閉店)の状態が続くかもしれない」としており、今後の展望が見通せない状況となっている。
一方、市は中活基本計画の中で、再開発構想地区を計画区域として残し、今後の推移を見守る考えだ。
とうてつ駅ビル店は一九八五年十月、同市の十和田観光電鉄が開店。“街の顔”として市民に親しまれてきたが、二〇〇七年三月に十鉄がSC事業から撤退。現在は駅ターミナルと銀行、郵便局など一部が営業するのみとなっている。
〇七年十月、大和システムが十鉄親会社の国際興業(東京)から土地・建物を購入し、新たな複合型SCを建設する意向を表明。当初は〇八年末オープン予定だったが、テナントとの交渉が進まず、開店時期を〇九年下半期に先送りした。さらに世界的な景気低迷を受け、一〇年に再延期することを市側に申し入れていた。
デーリー東北より
今の経済状況なら、しょうがないでしょう。「ダイエー」マークが悲しい。
個人的には、八戸の某スーパーが進出すればよかったのに。体力が無いだろうけどね。八戸中心部みたいにマンション・アパートが建つんだベガ。
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鉄道 | クルマ
Posted at
2009/05/16 15:54:32