ドライブシャフトブーツが裂ける前にと裂けた後に

前輪の裏側にある蛇腹状のパーツです。
前輪のシャフトがぐるぐる回りながらハンドルを切る度に動くパーツで、中にグリスが入っています。
これが劣化してくると蛇腹の谷側にヒビが入り、裂けて、中のグリスが遠心力で飛び散ります。さらにそのままにしておくと、ドライブシャフトなども壊れ修理費が嵩んでいきます。

まずはお金をかけない予防策から
オイル交換など車の下に潜る際にチェックしてれば、ひび割れの時点で対処できればラッキーです。
気づいてて2週間くらい経ったら片側裂けてました。

99工房のすきまシール剤
(これ車以外でも使えそうだよね)
と
塗りやすく＆手を汚さない為に、薄手の使い捨て手袋
(安いので汚れたり、休憩で外したりのタイミングで汚れ方をみてポイポイ使ってます)

写真ではわかりにくいですが蛇腹の谷間にヒビが入ってきているので、まずは掃除して(私はウェットテッシュで汚れがつかなるまで拭いて乾いてから)ヒビに塗り込みました。
薄い手袋だとヒビが判ります。
塗りこむのは軟膏みたいな感じ

谷の所は厚めに、それ以外はただ伸ばしただけです。
これでとりあえず安心。結構もつみたいですよ。(やってから前車の場合廃車まで10ヶ月くらいあったが問題なかった)

裂けたらブーツを交換するしかありません。

①車屋さんに修理してもらう
(両側だと1万3千円前後したような。放置した期間が長いと他の部品も交換になる場合があります)

②一体型のブーツに自分で交換
(パーツ代は片側2千円くらいで、色々ばらすので高難度、かなりグリスまみれ)

③分割式のブーツに自分で交換
(パーツ代は片側5千円くらいで、説明書よめばできなくないレベル、グリスまみれ)

今回は③番を選びました。
写真は裂けたブーツの手前を外した状態。
固定してるバンドをニッパーで切り、ブーツ本体をカッターで切れば楽です。ただ手がグリスまみれになります。

古いグリスをふき取る

ブーツによって交換方法に違いが出る部分もあるので、以降は参考までに。
説明書はちゃんと読もう。
このブーツは融着タイプで、付属のカイロで暖めます。

輪っか状のパーツをバンドの位置の下に食い込むようにセットして、手前の細い方のバンドを固定してグリスを入れて太い方のバンドも固定して終了。
太い方のバンドが固定しずらくてちょっとイライラしました。
ペンチ2本あると良いです。

こんな状態になる前に前半で紹介した予防策、絶対お勧めです！
ただ定期的に車の下に潜りヒビがないか確認する必要はありますが