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R_SWの"ニコイチ3.5型12ホールエディション" [スズキ Kei]

整備手帳

作業日:2021年9月6日

ダイハツ純正インタークーラーニコイチ加工(溶接不要・ロウ付不要)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 12時間以上
1
街乗り重視の高効率なインタークーラーが欲しい!
前期純正→後期純正→海外激安品→スズキスポーツ→後期純正の2段コア加工品へと試し、ようやく見えてきた正解への兆し。

7800rpm、過給圧 1.3k、100PSを発生する際に、140℃のターボアウト温度を 80℃まで低下させます。(スズキスポーツレーシング)
なんて必要ないですから…それより低速でも冷えてくれないと困ります。

最後に勝手なインプレション&性能比較表もまとめました。
2
今回の素材は
ムーヴ L150S L160S
タント L350S L360S LA650S
ミラ L250S
あたりのインタークーラー
keiの3型以前のと比べるとより大きく見えますね。
3
まずは、ばらしてダイハツの方のカシメ部分の樹脂の段差から5mmほど残してカットしますが超厚いので、電動の工具で、精度が出にくい場合はある程度の所にして120番くらいので削りが良いです。それで枠が切り取れます。
スズキの後期純正の方(以前のツインコアの残り)は、インタークーラーカバーを止めている面が残るあたりでカットします。こっちはPカッターがおススメ。切断後、接着面はわざとザラザラさせておいた方が接着強度が高くなるので良い。
端面に向かう三角の面もカットし、後で角度を変えて貼ります。
パイプの付いた部分と枠は上側合わせで下を盛って埋めます。
パイプと枠が重なる部分が出てくるのでパイプの左右の外側に厚めに盛り、内側から支障がない程度に楕円に変形させてリューターで削り、枠との干渉で減った分を補い、段付きにならないように盛ってなだらかにします。
コアの方は左右の余計な耳や突起を切り取ります。
4
肝心の接着と隙間埋めの材料は、メタルロックにしました。
パテとちゃいます。接着剤ですやん。とツッコミ入りそうですが

マスキングテープを貼って接着剤で埋めます。何度か重ねて2mm以上、枠の近くは5mmくらいの厚みにするつもりで、厚めに盛ります。
あとはヤスリがけ(←ここが死ぬ)
形を変える時は120番、320、600、1000くらいでヤスリの目を消すように番手を落しながら進めます。
120くらいの時は当てたくない所にガムテ貼るくらいで、段差が減ってきたらマスキングテープで養生しました。

メタルロックは耐熱性も高く強度もあるが、完全硬化までに引っ張られるので、均一に塗っても平らに硬化しないので、一発で形が出ないし量も必要なので、今回の素材で一番費用がかかってます。最低でも3本くらいは用意するか、いっそのこと業務用もありかもしれません。(説明を読んで他でも使いそうな場合)

それでも時間を人件費換算しなかれば海外の怪しい奴の何倍もコスパもメリットも良いです。
5
IN側はアルミのパイプのΦ5mmで圧力損失低減加工もしました。エクステンションバーでゴリゴリ押し付け板の端が薄く伸びるくらい一体化に近づくようにしました。

ここに嵌るOリングはパーツクリナーに数分漬けたら超伸びたので、kei純正のDENSOのOリングより材質が良くないかもしれません。

コアの違いは純正同士で比べると、外側のフィンのピッチは少し広め、内部のフィンは僅かに薄く綺麗に緻密に畳まれていて密度がありながら抜けが良さそうです。
抜けが良いと空気が留まる時間が短くなるので同条件の場合、冷却性能が落ちるので、インタークーラーを長くする必要があります。
逆にスズキ純正は当時冷却性能をあの長さに収めるのに抜けが悪い物しか採用できなかったと言えなくもないかもしれません。現行車種でここまで短いコアはみかけないです。
6
ペンチ、Cクランプ、仕上げにバイスで挟んで、しっかりとカシメて、とりあえず形になりました。
結果が良ければカバーもサンコイチくらいして作ろうと思ってます。
7
装着は6型以降のレイアウトなら付きます。
横のパイプにちっちゃな突起が当たっているのでわずかに車両の左側にオフセットしてもいいかもしれません。
取りつけると、サイズ比が純正から比べるとやはり大きくなっているなと実感させられます。

スクープを外し覗いた感じでは、カバーがない状態で、10~15mmとかそれくらいスポンジとの隙間が開いているので、これでどんなもんかなと試乗。

温度上昇が少ない感じは純正に近く、信号の停止で吸気温度が上がっていく感じもなく、アクセルを踏めば、純正とスズスポの間くらいの感じで空気が入り、インジェクターの値も素直に上がっていく。正圧に上がるまでのレスポンスも上々。もちろん加速もスムーズで、純正のちょっと頭を押さえられた感じがなくなった。これはいい。
純正のボンネットスクープのままで、ここまで改善できるなら満足。
8
最後に比較表を。
主観的な部分も混ざっていますが

海外の激安インタークーラーは、半端な見た目重視のデチューン好きにしか勧められない。
スズスポとかARCは3500rpm以上とかでガンガン空気が入ってくるので純正ECUではリセッティングが必要になってくる。流石競技用。補正なしで260ccとか大きいインジェクター入れればと安直に考える人がいそうだけど、アイドリングとか、街乗りで濃すぎちゃうとか想像できないのか…。

そんなわけで、スズスポほど尖ってなくて、駐車や低速でも破綻なく使えそうな、上位互換をようやく手に入れました。

来年の夏までにカバーを作ってさらに性能を詰ていきたいですね。

ダイハツ純正カバーを干渉する所だけカットしてて仮置きしたら、下がりにくく、信号停止での吸気温度が上がりやすくなり、裸に戻したら下がりやすく、上がりにくくなりました。うーん…一筋縄ではいかんな。

そしてカバー付けること前提で再度作成

ニコイチインタークーラーVer.2作成
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/6952202/note.aspx

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