昨日の鈴鹿サーキットでのモータースポーツファン感謝デーで見かけたGTカーをいくつか。
Nakajima RacingのEPSON HSV-010 GTです。
私の中ではGT500クラスのホンダ勢の中で1番期待するマシンです。
昨年まではホンダのエース道上選手とホンダの若手、中山選手のコンビでしたが、中山選手はこのチームでGTデビューを果たしNSXを1年、HSVを3年乗りましたが思うような走りと結果が残せなかったので今年からGT300クラスに降格となり無限のCR-Zでの参戦となりました。
で今年は道上選手と昨年、無限のCR-ZでGTデビューを果たした中嶋悟監督の次男、大祐選手が中山選手と入れ替わる形でGT500にステップアップしました。
中嶋監督の息子さんは長男で元F1パイロットでトヨタのワークスドライバーの一貴選手と次男の大祐選手と共にレーサーですが2人共凄く真面目な感じでちょっとはやんちゃな感じがあってもイイくらいだと思います。
父親譲りと言うかDNAなんでしょうか。
道上選手は言わずと知れたホンダのエースで長年マシンの開発にも携わられ現在はダンロップタイヤの開発にも携わられています。
そのダンロップタイヤもここの所、かなり良くなってきているのと300で経験を積んだ大祐選手の走りにも期待です。
マシンはここ数年メインスポンサーのエプソンをイメージ(モチーフに)したカラーリングを一般公募で決めています。
またHSVはラストイヤーで来年からは新型NSXでの参戦がインフォメーションされています。
ラジエーターが昨年までのサイドからデビュー時のフロントに変更されています。
サイドラジエーターはやはり接触した時などのダメージもあるみたいで、またフロント化で空気を取り入れて空力面もよくする狙いがあるようです。
マフラーがリアのセンター出しからサイドに変更となり出力もupしているそうです。
で、次はARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)の2台台です。
手前はGT500のARTA HSV-010 GTで奥がARTA CR-Zです。
HSVに関しては変更点は先述の通りです。
ドライバーは昨年までは元F1パイロットのラルフ・ファーマン選手とホンダの若手、小林選手でしたが小林選手は同チームより2010年に夏の鈴鹿ラウンドで第3ドライバーとしてエントリーされ、第3ドライバーはエントリーだけで走らない場合もありますがチームスタッフのミスで予選アタックドライバーに登録されてしまいそのまま予選アタックで走ると何と初GTにしてポール獲得でしかもGT史上最年少で決勝も同チームが優勝と華々しいGTデビューでそのポールでの走りが認められて翌11年からレギュラードライバーとなったのですが、こちらも今一パッとせずで今年はGT300に降格となり同じARTAのCR-Zでの参戦となりました。
ARTAのGT300は去年まではGARAIYA(我来也)が特認車両として参戦していましたが、今年からはレギュレーションの変更で特認車両の参戦が不可となりCR-Zにスイッチしました(ホンダカーズ東海の紫電も参戦不可の為マクラーレンにスイッチです)
ラルフ選手は残留で相方には昨年までGT300クラスでARTA GARAIYAをドライブしていた孝亮選手が小林選手と入れ替わる形でGT500にステップアップです。
2010年からカローラ、ガライヤと乗り継いできてその走りが亜久里さんに認められての500です。
ラルフ選手は亜久里さんのお気に入りでARTAのエースですが元F1パイロットと言う肩書きの走りが見られないような気がするんですよね~。
「まだラルフなん?」って。
でGT300クラスは先述の通りCR-Zにスイッチとなりドライバーは長年ガライヤをドライブしてきたARTAのベテラン、高木選手と小林選手です。
昨年、シーズン途中から無限からデビューしたCR-Zですがハイブリッド車としての課題はあったにせよ伸びしろも大きかったので無限同様にこちらのARTAにも期待がかかるでしょう。
こちらは日産/ニスモのワークスマシン、MOTUL AUTECH GT-Rです。
昨年までサテライトチームのMOLAで走っていた柳田選手とロニー選手が2年連続でチャンピオンを獲得したご褒美で今年からワークスチーム入りです。
タイヤはこれまでのブリヂストンから2人が慣れ親しんだミシュランにスイッチです。
で昨年までドライブしていた日産/ニスモのエース、本山選手とテニスの伊達公子選手のご主人のミハエル・クルム選手ですが、本山選手はモーラへ、ミハエル選手はマッチの所へと移籍となりました。
でこちらはTEAM IMPULのCALSONIC IMPUL GT-Rです。
ドライバーは変わらずで次生選手とブラジルの暴れん坊、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手(通称JP)です。
ドライバーの腕は問題なく、JP選手の暴れん坊ぶりが時に他のドライバーの反感を買う事もありますが星野監督は何のその。
闘将、星野監督と共にアツいチームです。
インパルのハコ車は今ではカルソニックブルーと呼ばれる青のカラーリングですがGr.AでのR31スカイラインがその始まりですが、当初どんなカラーリングにしようかと悩まれていてシンプルなカラーリングの方が客席から見ても一発で分かりやすいと言う事で青になったそうです。
元々レーシングカーは"あなた色に染まります"でスポンサー企業によって色々なカラーリングになりますがインパルは長年カルソニックがメインスポンサー(旧名の日本ラヂエーター時代からのスポンサード)で変わる事がなく青にする事を賛同して事もあり今ではカルソニックのカラーも青になりましたね。
ヘルメットも同様でシンプルなカラーリングの方が端から見て分かりやすいとの事で白と黄色の2色です。
フォーミュラカーやかつてのGCカーなどはオープンカーなのでヘルメットむき出しなので速いスピードで駆け抜けて行ってもシンプルなカラーリングだと認識しやすいですね。
ハコ車でも青いマシンに白/黄のメットだとカルソの星野さんって分かりますしね。
セナのブラジル国旗をモチーフにしたメットも分かりやすかったですね。
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2013/03/04 21:02:37