親父殿から引き継いだ米作りも今年で4シーズン目。
毎年ハードな稲刈りなんですが、今年は精神的にハードでした。
のどかな田園風景に見えますが、そこには「地獄」が待っていたのだ。
わりと「暑さ」にやられるのが毎年の辛さなんですが、今年はプラスαのデバフがかかりました。
◽️デバフ①ぬかるみ【効果:行動ごとに稲刈り担当者に大ダメージ】
稲刈り直前まで結構な雨が降りまして、田んぼはズブズブ。基本的に稲刈りは水を抜いて田んぼが乾いた状態でやるんですが、雨が残りましてね。
手押しの稲刈り機で刈るので借り進めるほどに加速度的に体力が削られていきます。
例えるならドラクエのバリアエリアをトラマナ無しで歩く感じ。
しかもぬかるみにハマると稲刈り機のもスタックするから身動き取れなくなります。
(この脱出で体力が削られる。)
◽️デバフ②稲刈り機故障【効果:精神的ダメージ】
ウチの稲刈り機は30年以上前の型で、一応クボタのOEM(逆?)の大島というメーカーの稲刈り機です。
コイツが経年劣化で故障しまくり。
まずエンジンはかかるけど、前後に進まねぇ。
ギアを入れてもクラッチが滑ってる感じ。
ワイヤー関連を疑うもの繋がってそう。
何でだ?と思いながらエンジンをかけたり止めたりしてたら、リコイルスターターの紐が切れた。
そして心も折れた。
さてどうしたものかと作業する面々であれこれ思案する。(この辺機械を普段触らない母親とかが無茶な事ばかり言うのでイライラ。)
田んぼの主の親戚に相談したところ
不動の理由はエンジンから動力をつなげるベルトが外れているかも。
リコイルは同型機種があれば、パーツ取って交換したら。
との事。
幸い親父殿が同型の稲刈り機を予備で持ってるのは知ってたので、格納庫へ向かいリコイルスターターはそ予備機から拝借して解決。
で、問題は不動の件。
こちはやはりエンジンから動力を伝えるベルトがプーリーから外れていたので、掛け直して復旧。ただベルトに亀裂が入っていたので、予備機から少し状態の良いベルトを拝借していつでも交換できるようにしておきました。
予備機の方を使えば良いじゃんって言う話もあるんですが、予備機は10年くらい動かしてないので整備してからでないと到底使えない。
ウチの米ははせ掛けして天日干しにするんですよね。
稲刈り機は稲を刈って一定量で紐で括る所までやってくれるんですが、この紐で括る機構がなかなかピーキーでして。
絡まったりギアに噛んだりするので今動いている方を復活させる方が確度が高いのです。
(これ以上のマシントラブルは心がもたない)
そんなこんなで、ぬかるみと機械の故障を騙し騙し乗り越えて約2日半を費やし稲刈りは終わったのでした。
そしてこの時点で結構サイコロさんは心身共にやられていたのでした。
後編へ続く。
Posted at 2025/10/06 07:02:15 | |
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