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さてさて。
前輪駆動車は、これでやっと3台目。乗ってきたのはシルビアまで完全なFRのMT車ばかり、というこのワタクシめが、一体何を好き好んでミニバン(どちらかというとステーションワゴンに近いかな?)のアイシスに魂を売ったのか?!というギモンは絶えないことでありましょう。
ええ、確かに。
深~~~~~~~~~~~い理由があったのです。
■事の発端は、高知旅行にあり。
前にも書きました通り、昨年10月末、母親の兄弟(正確には姉二人。三人の年齢を合わせると徳川幕府に匹敵する(笑))に会わせるために、妻と父も加えた四人で、両親の故郷である高知をマークXで旅をしたことから始まります。
マークXは、確かに後部座席も快適で、足元も頭の上も余裕があり、さすがはミドルセダンだと思わせてくれました。
でも、年寄二人を乗せていると、限界を幾つか感じさせてくれたのよね。
一つは、リアのドアの乗り降り。
あのようなドアだと、高速道路のガレージで、クルマとクルマの間がどうしても狭くなるため、乗り降りがしにくいと言ったらないですわ。
介護する立場としては、このドアそのものが大きな「障害」だったんですね。
次に、トランク。
セダンとしてはそこそこの容量を確保しているけれど、何しろかにしろ高さがない。
お土産なども増え続けて、最後はパズルになってしまっていた。
妻は、桂浜でクルマの中で待とうとしていた両親の為、観光案内の事務所に行って車椅子を借りてきてくれて、親子四人で桂浜を散策することができました。その時、ハッキリと気が付いた。
車椅子を、マークXでは載せることができない。できても旅行はムリ。
何の気なしにミニバンの中古車を見るようになったのは、この旅から帰ってきて程なくしてから。
この時、既にクルマに求める条件が変わってしまっていたのですね。
一つは、左右のスライドドア。
電動かどうかはともかくとして、後部座席は、絶対にスライドドアでなければならないと感じていました。
二つ目には、三列目のシートが跳ね上げ式ではなく、折り畳めて床に仕舞うタイプであること。
跳ね上げ式の場合、トランクの左右が圧迫され、事実上、車椅子二台を乗せた上で3泊4日程度の家族旅行はできないです。
三つ目は、床の高さ。
できるだけセダンと同じ程度が良い。
特に跳ね上げ式のクルマの場合、床の高さがかなり高いものが多い。そうなると、クルマが文字通り「高いハードル」になってしまう。
四つ目は、屋根の高さ。
屋根が高いと、通勤で停めている立体駐車場に入れられない可能性が高い(結局、想定していた高さは全て駐車可能と分かってしまったが(汗))。
さらに、メーカー。
トヨタがええな(笑)。
そういう目で見たら、突然自分の目に飛び込んできたのがアイシスでした。
…本当は、最初は単純にスタイルで決めたと思うんですが(笑)。
ところが、調べてみると、自分が思った美点が詰まっている。
上記3つは勿論、床が低い、天井の高さも低め、セダンとあまり変わらない運転感覚。
これがええ!と思ってはいたけれど…
マークXも大好きだったのよね(涙)。
で、今回の事故があったので、勿怪の幸いとクルマを変わることになったのでした。
■乗ってみた感想
1200キロほど走ったので、フル(古)ノーマルの感想などを書いてみます。
う~ん…ええですねぇ~♪
CVTってのは、エンジンパワーが500ccほど増した感覚があるんですよね、トヨタの場合しか知りませんけれど。
それが中々良かった感じ。
エンジンは、例の直噴エンジンの問題があったので、あのレックスによりカーボンを除去し、滑らかにしていただきました。そのせいか、トルクがきちんと立ち上がるようになって、CVTとの関係で、かなり楽に運転できましたね。
それと、後部左右の電動スライドドアは、予想通りかそれ以上に使いやすい。ジイサマ(父)などは、後部座席にしか座らなくなってしまった(笑)。
先日は、とある用事で岡山に行ってきました。往復約300キロほどありましたが、発見も多かった。
まず、16インチは、やっぱり乗り心地とフラットさには多大な貢献がある、ということ。
また、運転も、とても素直にできるクルマだということ。
それから、意外な発見が。
バックカメラって最高!(笑)
ワタクシが購入したのは、ぜ~~~~~~~~んぶトヨタ純正で揃え、しかも今までの車検が全てトヨタという「強者の純正」という車体。
ナビも全て純正のものでした。
だから古い(笑)。
そこで、あまり新しくはないけれど、地図が出ている間は使おうと思っていた、マークXに搭載していた三菱製のナビを移植したのですが、その時に、「純正のリアカメラって使い回せないか?」と思い、調べてみました。
すると、汎用カメラ用の画像変換コードは出ていました。
しかし、純正は独特のコネクタで、純正指定のナビで電源を取り、画像もナビに受け渡するタイプになっていましたから、カメラ側にも変換コードが必要。
そういう変換コードを社長に買ってきてもらって接続しました。
後退の時には最高ですね!
まだ詳しく設定していないので、ガイドライン表示はできていないのですが、それでも確認には結構役に立っています。
※社長も、今の足はとあるミニバンなのですが、マークXでバックしようとした時、十数秒、ナビの画面が変わるのを待ち続けたと。で、気が付いた。「あ、これカメラ付いとらんわ(笑)」。慣れって怖いもので、社長のような達人でもこんな感じになってしまうのね(笑)。
そして、最初の希望通り、父親の乗り降りは、遥かに楽になりました。
今のワタクシたち一家には、本当に「ええ選択」だったと思います。
正直なところ、ミニバンなんて、漁船みたいな最悪の乗り物なんじゃないか?と思っておりました。
しかしまあ、乗ってみたら楽で楽で(笑)。
長距離は、マークXよりも楽かもしれません。
また、荷物を載せるところも困らなくなりましたし、操安性もセダン並みでした。
2リッターというところも良かったかも。気楽さが増し、無駄なドライブが増えそうです(マークXは、そういえばそういうドライブはあまり行きませんでした。結婚が影響しているかも?と思ったのですが、そうではなさそうです)。
人は変わるものです。
何しろ、目が行くのは全てミニバン系ばかりになりましたからね!(大笑)
しまいには、
世の中のクルマ全部がミニバンになればええやん!とさえ思ったのですから始末に負えない←ワタクシがヒットラーだったら、ビートルではなくミニバンばかりになっていたかもね(汗)。
ミニバン系の魅力は、乗ってみないと分からないものです。
■いじってみるのはどこ?
う~~~~~~~む…
正直な話、しばらくこのままで十分だなあ…と思いましたね。
例えば、ホイールです。
このクルマ、前と同じように19インチなども履かせることができます。ハンコックの実績もあるので、乗り味も大体予想もつきます。
しかし、元々の目的が明確な今、このバランスはとても大事なので、16インチからわざわざ変えるのはちょっと…
次に足回り。
ノーマルのサスペンションは、バランスがそこそこ取れていること。
じゃ、これを再現しつつ車高を下げるには?
これがなかなか難しい。というのは、特に後ろがスプリングの別体式なので、スプリングの選び方に工夫が必要。
もし、後部のスプリングが規格品と同様になっているキットであれば、前後スプリングはハイパコに決定ですね。
レート変化があまりにも一定のハイパコは、おそらくファミリーカーでも素直な足回りが出来上がることは間違いないですから。
ですが、ノーマル形状のスプリングと、そのレートに対応したショックアブソーバーの組み合わせも捨てがたい。低めの車高で、ノーマルに近い乗り心地が割と簡単に再現できるからです。
でも、これだけ乗ってみると、しばらくはこのままでええわ♪というのが正直なところ。
この車両も古いですが、若いころの1box車に比べたら、足も、ぼで~も、しっかりしたもんだなあと思ったからですね。
今は、↓こんなシートカバーを買おうかと考えています。
コンフォートシリーズ クラッツィオエアー
どうしてもシートの端が擦れそうなので。
まあとにかく。
ワタクシも変われば変わるものですね~。
ワタクシを独裁者にしたら、町中アイシスになることだけは確かみたい。
↑現行ボクシーZSばっかりかもしれないが(笑)。