
11/5(土)に岡山国際サーキット(以下岡国)で開催された第2回 I's Factory走行会で、Androidアプリ「GPS Laps」を初めて使ってみました。
https://market.android.com/details?id=jp.krtk.laps_free
GPS Lapsのセットアップ方法と使い方については整備手帳を参照。
■GPSラップタイマーアプリ「GPS Laps」セットアップ
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/car/488014/1700599/note.aspx
■GPSラップタイマーアプリ「GPS Laps」使い方
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/car/488014/1700600/note.aspx
注目ポイントは、
・スマホのGPSの設定
・GPSをしっかり捕捉できる場所にスマホを固定
・スマホの固定方法
・スマホを充電しながら使う際の注意点
・ロギングしたデータの確認画面
など。なお、以前ブログで紹介した「スマホのGPS精度を高めるウル技(裏技) 」の設定で利用しています。
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/blog/23592741/
GPS Lapsで測定したラップタイムとトランスポンダーとマグネットバー対応のラップタイマー(ラップ計測器)の誤差が気になるところですが、今回はリザルトをもらう前に帰ってしまったので正式のタイムがわからないため、トランスポンダーとGPS Lapsとのラップタイムの誤差を計算して標準偏差を求めることが出来ません。よって、今回はGPS Lapsの誤差を検証する事ができない点をご了承下さい。
HKS サーキットアタックカウンターは装着して走ったのですが、岡国はトランスポンダーでの計測ポイントとマグネットバーが埋め込まれているポイントが離れているという問題点があります。先にマグネットバー対応のラップタイマー計測地点を通過するので、自己ベスト更新したと思ってアクセルを緩めてしまうと、トランスポンダーでのラップタイムでは自己ベスト更新ならずという事が起こります。ちなみにGPS Lapsの岡国での計測ポイントは、トランスポンダーでの計測ポイントとほぼ同じのようです。
GPS LapsとHKS サーキットアタックカウンターのラップタイムの誤差を下記に記載しますが、以上の事からGPS Lapsの精度を検証できるレベルではなく、参考程度として下さい。
■HKS サーキットアタックカウンターでのラップタイムと比較(単位は秒)
-0.79、-0.25、+0.29、+0.63、-0.03、+1.58、-1.78、+0.01
MIN:+0.01、MAX:-1.78、WIDTH:-1.78~+1.58
GPS LapsはVersion 1.2.0になってからロギング機能も追加されたので、ロギングデータの精度についても検証します。同ソフトでロギングしたファイルはNMEA形式なので、「LAP+Intake」でdp3形式のファイルにログ変換し、「LAP+View.net」を使ってパソコン上でログファイルを解析する事が可能です。今回パフォーマンスボックス(以下パフォ箱)も装着して走行したので、パフォ箱のdbn形式のログファイルを「LAP+Intake」を使ってdp3ファイルに変換して「LAP+View.net」で読ませて比較します。

↑画像クリックで等倍表示になります。
青線がパフォ箱、赤線がGPS Lapsのログデータです。GPS Lapsでロギングしたファイルはもっと波形がガタガタで精度がかなり悪いかと思ったのですが、車速グラフに関してはそれほどでもありませんでした。しかし、走行ラインや縦G・横Gは大きなズレを確認できます。スマホの固定方法やスマホのGPSの設定のセンサー補助の使用をOFFにした影響があるのかもしれません。NMEA-0813フォーマットのファイルがRMCセンテンスのルールに則っていないという事が以前あったので、GPS LapsでロギングしたNMEAファイルをテキストエディタで見てみましたが、特に問題は無さそうでした。
RMCセンテンスのルール・NMEA-0813フォーマットについて
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/blog/16311704/
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/blog/16563076/
トランスポンダーとGPS Lapsとの誤差の検証が出来なかったのが心残りですが、以上で今回の検証を終わります。GPS Lapsのラップタイマー機能とロギング機能ですが、現地での確認用というサブ的な使い方をする分には問題ないかと思います。特にGPS Lapsのラップタイマー機能は、エビスサーキットみたいなマグネットバーが埋め込まれていない&電光掲示板もなくて走行中のタイムがわからないと言うサーキットでは大活躍してくれるでしょう。
※スマホのGPS機能は機種によって大きな性能差があります。
ブログ一覧 |
スマートフォン/タブレット | 日記
Posted at
2011/11/21 03:22:48