2011年11月25日(金)
TOKYO DOME CITY HALL
Kalafina "After Eden" Special LIVE 2011
参戦して来ました♪ (お察しの通り、長文になります♪)

今回は9月21日に発売された3rdアルバム
「After Eden」を中心としたライブになります。
以前にもお話しましたが、この「After Eden」は今までの打ち込み中心とした楽曲と違い、「生バンド」によるリアル感と、「今のKalafina」を表現したものであります。
つまり、タイアップ曲以外の新曲については全て「今」のKalafinaの魅力、可能性を存分に伝える為に作られた曲達なのです。
前回の単独ライブから約1年半。あの時もニューアルバム「RED MOON」をひっさげて、この場所に立ちました。当時は「JCBホール」と呼ばれていましたね。
それからのKalafinaは「魔法少女まどか☆マギカ」のED曲「magia」の大ブレークもあり、国内外の様々なイベントで歌う機会を得ました。
経験を積む度に着実に自信を付け、本来の実力を発揮し、その姿を見たプロデューサーの梶浦由記さんが「新しいKalafina」として送り出した「After Eden」です。
初のアーティストブックも出版しました。
発売当初の
様々なイベント以降、大きな舞台にも立ちました。
この2ヶ月間の経験も、更にKalafinaを成長させました。
梶浦さんも様々な反響を受け、このライブに向けて曲にアレンジを加えて更に進化させました。
ご自身のTwitter で「みんなでいっせーのせーでAfter Edenを聴きながらワイワイやろう!」的なイベントも開催されました。
私も参加しましたが、曲を聴きながら梶浦さんが解説したり、皆が意見や感想を言い合ったり、梶浦さんが応えたりとすっごく楽しいイベントでした。
貴重なお話もたくさん聞けて良かった。
「Kalafina」って3人ですけど、コーラスが足りない部分はFJでもある貝田さんや梶浦さん自らも歌っています。それでも足りなければ重ねるのですが、「ここ、梶浦が20人くらい歌ってます!」なんて部分も発表されてました♪
実は2日目には全3枚のアルバムを一気にやったんですよ!
こういうコトを平気でやってしまう凄さも梶浦ファミリーの強みですね。
さぁ、そんな事で迎えた当日。私は通常勤務の日ですが、無理を言って半休を頂きました。
私の場合、水曜日以外に休むのは本当に無理なんです。
そうまでして行く価値があるという判断です。
内容としては「After Eden」全曲とKalafinaらしい曲を織り交ぜたものでした。
バンドは当然、梶浦さんお抱えの(?)皆さんです。個別にも活躍されている一流のミュージシャンです。もちろん今回キーボードは梶浦さんではありませんけどね^^;
「Kalafina」はじめ、梶浦ファミリーのライブは曲や演出を純粋に楽しんでもらいたいという想いで
「サイリウム」禁止です。各自が感じるままに乗れば良いのです。
これは素晴らしい事だと思います。
お約束や一体感も応援する醍醐味ではありますが、それでは確かに純粋に楽しめませんからね。
実際に梶浦ファミリーの客層って年齢層の幅が広く、親子連れや仕事帰りのスーツ姿も見られますし、女性一人で来ている方も多いようですね。
つまり、気軽に楽しめるのです。何も知らなくても良いのです。
バルコニー席の方々は本当に座って静かに聴き入ってましたよ?
ですから、もしKalafinaに興味をお持ちの方がいらっしゃったら是非一度行ってみて下さい。
年内もまだイベントがありますし、全国ツアーもあります。
私がこういうブログを書くのは、自分が良いと思った事を少しでも多くの方にお伝えしたいという一心ですので。。
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今回のセットリストです。
自分もメモして来たんですが・・・
翌日早朝にはブログで発表されちゃいました(笑)
この日限りのスペシャルです!
01.Eden
02.in your eyes
--MC--
03.storia
04.neverending
05.ことのは
06.輝く空の静寂には
07.red moon
08.adore
--MC--
09.九月
10.sandpiper
11.Magia
12.magnolia
13.destination unknown
--MC--
14.love come down
15.fantasia
16.Kyrie
17.音楽
--MC--
18.胸の行方
"encore"
19.oblivious
--MC--
20.snow falling
21.symphonia
MCもKalafinaの魅力です。本当に仲良しなんですよ。
ガールズトークに聞こえがちですが、実はちゃんと空気を読みながら計算しているようにも聞こえます。
「喋る」という技術もなかなかのモノですよ♪
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では、ここから私が感じたコト等をお伝えしたいと思います。
もう少しお付き合い下さい。
今回は全身でリズムを感じたいと思い、アリーナスタンディングを選択しました。
実はスタンディングって初めてでした。
会場にはファンクラブの方から順番に入り、私はかなり後になってしまいました。

必ず購入したかったマフラータオルも売り切れ、Tシャツでさえほとんどナシ!
応援グッズは諦めて「Kalafina Paper」という情報誌のみ購入しました。
簡易版パンフレットとでも言いましょうか?
近況やインタビュー等が掲載されています。
後から入ったのですが、運よく前方へ行くコトが出来ました。
「Kalafina」の基本立ち位置は左からHikaru、Keiko、Wakanaです。
私はWakanaが良く見える場所に陣取りました!
そう、「あの」Wakanaですよ(笑)

セトリについては絶対に「Eden」から始まると信じていました。
バンドメンバーに続いて3人も登場。
予想通りの曲。これは当然なのですよ。
最後の『symphonia』と2曲、アルバム制作時も最初と最後に決まっており、間を埋めて行きました。
この配置、ループすると良さが更に際立ちます♪
「After Eden」のリード曲とも言える「Eden」ですが、新曲では唯一既に披露されている曲です。
「新しいKalafina」を感じさせる曲調、歌詞、そして動き。
あの独特な梶浦語から始まるイントロ。明るい曲。いきなり引き込まれました。
重なり合うハーモニーが始まると本当に鳥肌が立ちました。
これぞ「Kalafina」!
続いてまさかの『in your eyes』!!
着うたに設定しているほど、大好きな曲です。
とっても明るく、楽しい曲です。あんなに激しく動くKalafina,初めて見ました!
そうそう、今回は中央に花道もあったのですよ。
今まではほとんど動かなかったので必要ありませんでしたからね。
どの曲も本当に素晴らしく、生感がとっても伝わってきました。
「ことのは」終わりで3人が大きく広がり、Hikaruがはけて行くのが見えました。
自分の位置からは見えていました。小さな炎が3つ灯るのが・・・

その瞬間に心の中で「静寂キター!」と叫びました(笑)
歌が始まり、燭台を持ったHikaruがゆっくりと花道中央へ向かいます。
(1番はWakanaのパート)
台の上に燭台を置き、2番から歌い始めるHikaruですが、この演出は良かったぁ。。
「Magia」を生で初めて聴きました。
もう何十回どころではなく聴いていますが、聴く度に好きになっていく不思議な曲です。
白衣装+生バンドの「Magia」は何だか新鮮でした♪
そこから続く、怒涛のアッパーチューン7連チャン!「ドSかっ!?」
でもどれも大好きな曲だし、歌っているほうが大変なんだから負けてられるかっ!て感じで乗り切りましたよ!
最後の曲です。何が来る?「胸の行方」でした。
この曲は3人が仮歌を初めて聴いた時に顔を見合わせて「これ、新しいよね?」と思わず言ってしまったほど、今までに無かった曲です。
確かに最後には相応しく、幸せな気持ちになれました。
さて、アンコール。
アルバムでは最後の2曲がまだです。
バンドメンバーが登場する際のBGM『in the garden of sinners』
「空の境界」主題曲でした。
衣装をアルバムジャケットのものに着替えて登場。
そのまま曲に入ったのですが、これは以外でした!
『oblivious』
デビュー曲です!
「空の境界」第1章主題歌ですのでこの流れが自然なのですが、嬉しかったですねぇ・・・
まさかこれが聴けるとは!
デビュー当時、Hikaruは居ませんでしたので実際は違うんですけどね。
現在はHikaru→Keikoという流れで始まります。
そしてWakanaのファルセット!これがまた素晴らしいんです!
鳥肌を飛び越えて泣きそうになりましたよ。。
3人は歌によって立ち位置が変わるのですが、Wakanaが中央に来ました。
この流れで考えられるのは当然『snow falling』ですよね!
やっぱりこの曲も素晴らしい!「空の境界」関連はどれも名曲ですね!!
さぁ、こうなれば本当にラスト1曲です。
もうこの曲しかありません。
この曲が聴きたかったのに、寂しいんですよね。
『symphonia』
Keikoのリードで始まり、Hikaruに繋いでいく感じが心に沁みる、壮大なバラードです!
アコースティック的なアレンジが素晴らしかった!
最後の盛り上がりは本当に泣けますよ。
いや、泣いたかも?
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本当にスペシャルな夜になりました。
いつまでも聴いていたい、そんな気分になるのがKalafina。
「After Eden」で試みた「新しいKalafina」は大成功だと思います。
今回のセトリ、タイアップ曲も少なければ、アニソンなんてほとんどありません。
それでも十分に感動を与える存在。
以前にも申し上げたように、「Kalafinaは唯一無二の存在」です。
この3人でなければ歌えない曲です。表現出来ない曲です。
私、最近思うのです。
「歌が上手い」ってどういう意味だろう?
音程を外さないコト?
声量があるコト?
音域が広いコト?
リズム感があるコト?
そんなのは本来、プロ(CDを出しているという意味で)ならば当たり前ですよね?
先天的なモノもありますが、訓練である程度は何とかなるもんです。
世に氾濫している「イツワリノウタヒメ」は聴くに耐えません。。
努力している気になって実際は「戦略」で売れている方も興味ありません。
まずは「音楽」というモノを理解し、制作者の意図を理解し、自分の表現が出来る事。
それは同じ曲であっても必ず毎回同じではない。
その場の温度を感じ取り、適切な歌い方が出来なければ相手に伝わりません。
エンターテイナー、アーティストとして、伝わらなければ価値は無いのです。
Kalafinaは3人共全く違う声質、音域ですが、絶妙に絡み合った時に生まれる何とも言えない空間が素晴らしいのです。嫌みも無ければ飽きもしないのですねぇ。。
加えて、音楽を追求されてる方々は日々のケアやトレーニングをかなり重要視されています。
魅せる為の勉強もされてます。
その道のプロですからね!!
そして何より、自らの強い意志で動いています。
Kalafinaって勘違いされやすいのですが、決して梶浦さんから与えられたままやっているのではありません。
自らの意志を乗せて最終的に仕上がります。
そうでなければ、自分の歌として説得力を持って伝えられないですからね…
まぁ、あくまでも「私的」な意見です。当然嗜好性のある話ですから、自分が正しいとも思っていません。
ですが、自信を持ってオススメは出来ます。機会があれば是非!
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さぁ、私はこれで終わりません。
30日はいよいよ「May'n部長」のライ部です。
「Kalafina」とは違い、かなり激しくなるはずです。
頭を切り替えて、しっかり準備しなくては!
え!?部員なのに何故他のアーティストにここまで入れ込めるかって?
それは「部員」だからです!!
解らないだろうなぁ…(笑)