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2016年01月17日

霧の風紀は 地球の風紀。

霧の風紀は 地球の風紀。  劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA-

 東洋方面第1巡航艦隊改め霧の生徒会長

 1/700 『大戦艦 ヒエイ』

 ハセガワ × アオシマ のコラボ商品です。


 この曲が好き過ぎて耳から離れない・・・


----------

 あぁ、面倒クサい・・・と絶対に大戦艦は作らんと言ったはずですが・・・

 少なくともTV版終了時までは・・・


 原作では大変なコトになってしまったヒエイさん。TV版終了時、先は全く白紙だったはず。まさか生徒会を登場させるとは当初思ってもいませんでしたが、コンゴウ様が居なくなってからのライバル的な存在としてはうってつけだったのではないでしょうか。

 人類史の中から最も適した概念を拝借した結果が「生徒会」であり、アドミラリティーコードに対して「私達が私達である為の命令」という解釈で行動しているヒエイさん。
 生徒会長でありながら、一番校則違反的な服装をしているのに自覚が無いヒエイさん。。


 そんな「ちょっと残念な」ヒエイさんに対して思う事を書かせていただこうと思います。

 *あくまでも個人的な想いです。よろしければお付き合いを・・・



 自分が信じる「正義」を若干疑いながらも貫き通さずには居られない不器用さ。結果的に上司から良いように使われ、部下から仕事的には信頼されつつも煙たがられ、その従順過ぎて痛々しく、危なっかしくてたまらない日本人の中間管理職の極みとも言えるヒエイさんはさすがに他人のような気がせず、蒼樹タカオさん推しのワタクシでも愛おしく感じてしまうほど魅力ある存在なのでした。。
 (決してM・A・Oちゃんに至近距離で微笑まれたからではない・・・はずw)

 テーマ曲『霧の生徒会』の威厳に満ちていながら何か不安定で迷いのあるようなメロディーは生徒会というよりヒエイさんそのものですね。だから耳に残るのだと思います。


 元々「比叡」は旧日本海軍の金剛型戦艦4姉妹の中ではちょっと特別な存在ですし、先代の金剛型コルベット艦の2番艦であった時からコンゴウ様とは深い繋がりがあります。そういう意味ではヒエイのコンゴウ様に対するリスペクトはハルナやキリシマと違ってハンパないものだったでしょう。


 その規律正しく威厳に満ちたコンゴウ様にエラーを起こさせた「潜水艦風情」を許せるはずもなく、自治の為、霧の風紀を乱す者を粛清する為の遊撃部隊としてナガラ型軽巡「ナトリ」「ユラ」を率いて「綱紀粛正」に向かいます。



 しかし、ヒエイの取った行動はコンゴウ様の敵討ちとしていきなり撃沈するのではなく、イオナを生徒会室に呼び出し、「アドミラリティーコードの規範に反する行為に対して反省を促す」というものでした。恐らくコンゴウ様を信じ続ければこそ。


 あの気高きコンゴウ様が「裏切る」など絶対にあるはずもなく、考えあっての事であって欲しい。現実を受け入れ難いから「堕落した」と自分に言い聞かせ、何故「堕落」してしまわれたのか?そして何処へ行ってしまわれたのか?自分の目で確かめたくイオナのもとへ向かったのでしょう。

 生徒会を率いず単独行動だったのは、寄ってたかって潜水艦を追うのは「大戦艦」としてのプライドが許しませんし、そもそも大戦艦級の演算能力を潜水艦が上回る訳は無いと思い込んでいるから。それこそ(一応)単艦でイオナに挑んだコンゴウ様に対するリスペクト。

 恐らく上司である超戦艦ムサシの命令ではなく、自ら願い出たのだと思います。ムサシにしてみればイオナの正体も目的も知っており、放っておいても必ず自分の所へやってくるはず。その為に次の行動が決まっていたので行かせる意味はありません。

 ところが、ヒエイの気持ちを考えれば行かせたほうが後に扱いやすくなる。

 そもそも本気でイオナを倒したいのであれば親衛隊とも言える生徒会の会長である貴重な大戦艦を単独で行かせるはずもありません。
 これもまた、上に立つ者の器。偵察というよりは様子見程度の気持ちで行かせたのだと思います。しかし人類しかもお父様の血筋を乗艦させている怖さも知っているからこそ、無意味に負けに行かせる事はせず自らの装備である「ミラーリングシステム」を持たせたのでしょう。

 もちろん、ミラーリングシステムを使ってしまう事も読んでいたはず。同伴させたナトリとユラは護衛の役になど立つはずもありません。あくまでもミラーリングシステムの為のキーでしかなく、使用後は消費されてしまいました。

 そして全てを傍観していたムサシはそのタイミングを利用して次の行動に出ました。


 こちらも大好きな曲。どちらもDAPでイイ感じで聴いてます♪


 結局ムサシは自分意外は信じておらず、部下は単なる駒に過ぎない。ヒエイに対しても「あなたが沈められても変わりはすぐに表れる」と言い放てるほど。
 それでいて人類との接触で処理しきれない概念に悩み、コンゴウに同調する可能性があると判断すると、その気持ちさえもてあそぶように「優しい子」と抱きしめて慰める。

 コンゴウが堕落したと思われる「幸せ」という概念はかつてムサシ自身も感じ、悩み、結果として受け入れられずに事を起こしてしまった恐ろしい概念。それを「可能性の無い未来への非生産的な逃避」と割り切り自分を正当化し、真実から逃げています。


 「私達は、既に幸せなの。」

 そう思うしかないのでしょうね。そうして「アメとムチ」を使いヒエイの忠誠心を煽り、再び自分の下に引き寄せる事で士気を高め、後に生徒会全員で防衛ラインを張らせる事になります。

 ヒエイもまた、超個性的でクセのある「妙高型重巡洋艦4姉妹」ミョウコウ、ナチ、アシガラ、ハグロを束ねる存在でありますので、ヒエイの心境は戦局にも大きく響きますから・・・

 イオナを骨抜きにしておきながら万全な態勢を取るほどにムサシは人類を恐れているという証拠ですね。。

 もしもこれら全てが超戦艦級の演算能力で計算して行っていたとすれば、ムサシは本当に恐ろしい上司です。しかし管理職には必要な資質でもあります。経営者から見ればある意味「理想の管理職」なのかも知れません。。


 大戦作戦をよく研究し、真面目で優等生タイプのヒエイさんはある意味心を操りやすく、手元に残したのも納得です。

 「規律があるから私達は私達で居られる」と教え込む事で無理やり部下をまとめる。実質最高責任者でありながらそこまでの器が無く、本来の器の影に怯えながらもがき苦しむ超戦艦ムサシ。一般企業でも「二代目」と言われる方に時々見られる現象。私の身近にも居ます。。。

 彼女もまた、ヒエイと同じく生き方が不器用過ぎるのです。。


 つまり・・・岸監督、 上江洲さん、そして南Pスゲーなぁ。。。。。ってコトw

 ワタシの場合、制作側の意図を想像して考察するのが楽しくてこんなブログを書いています。例えそれが真実でなくとも、隠された真実は見えてきます。
 まぁ、自己満足なのでお相手なさらずとも・・・(^^;


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


 という訳で、ハセガワのウォーターラインシリーズに新規でアオシマが艦底を付け足してキット化されたので組んでみたというトコロです。






 詳細はその他多数の画像をフォトアルバムに置いてありますのでご覧ください。


 「妙高型重巡洋艦4姉妹」も随時発売されております。さすがにウチには従順さんが居るので揃えるのはアレですが。。。
 ん?てコトは地元でもあるアシガラさんだけでも・・・・・?いやいや。。


 さて、全てが終わり途方に暮れるヒエイさん。コンゴウ様と何処かへ旅立ちましたが幸せになって欲しいですねぇ。。って変な意味じゃなくww






関連情報URL : http://aokihagane.com/
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Posted at 2016/01/17 15:58:25

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この記事へのコメント

2016年1月17日 16:58
艦船系は下手に自分を追い込むと大変な事になるので、これくらいライトな組み立てで良いと思います。仕上げの方は大変だったでしょうけど(^^;;
お疲れ様でした。

「比叡」はイギリスで建造された「金剛」の設計図で日本国内で初めて建造された超弩級巡洋戦艦金剛級2番艦(いわば直系の妹)であり、近代改装時に大和級のプロトタイプとしての役割を果たした艦ですので、コンゴウとヤマト級姉妹とのつながりは他の金剛級を含む大戦艦と比べても強いのでしょうね。
さらには「比叡」は昭和天皇の「お召し艦」として、観艦式や行幸で大きな役割を果たした・・・という事もヒエイの気高さ=プライドの高さにもつながっているのかもしれません。一方で練習艦として活躍した期間も長く、多くの若い海軍士官を育てたという「学校」としての「艦の記憶」が、あの「生徒会」を作らせたのかも?なんて考えています。

「想う事」は、まあそうなんだろうなぁっと。さすがの洞察力です。
やっぱり良い作品ですね。
長文、失礼しました。
コメントへの返答
2016年1月17日 20:07
I-401でさえ苦労したエッチングパーツ。それだけの対価はあるのですが・・・
まぁ、戦車よりはマシかな(^^;

フォトアルバムに書いた通り、スウィート・ウォーターのようなキットですw

「比叡」について調べるほどに本当に楽しくなって、何度も書き直しながらこんなになってしまいました。
確かにおっしゃる通りなんです。練習艦の件からはそこまで結びつけるには至りませんでしたが。。

「素材」としては本当に魅力ある経緯の艦なのですね。

結局ムサシにまで言及してしまいましたが、会社組織に置き換えて管理職として考えるとヒエイさんは自分が置かれている環境と見事合致し、勉強させられる場面もあったりします。

もう本当に作りませんよ。

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