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イイね!
2019年05月16日

二回目に突入

二回目に突入  「これって,勉強してますアピール?」とか思われても,まあしょうがないか。
 一回目,ざぁーっと読んで「???」だったところを,二回目読み進めると,ちょっと腑に落ちてくる。
 そんな感じなので,全体の40パーセントも理解できていないかと思う。

 ただ,やっぱり読んでみてよかったと思う。というか,経験も大事だけど,経験則だけじゃなくて,それにプラス,ちゃんと研究している人の理論を重ね合わせると,何より
「面白い」

 これに尽きる。

 ただ,読むのにもの凄く時間がかかるのと,高校の数Ⅱで早くも脱落した数学の苦手さから,数式が出てくるともうお手上げになるのが悔しい。
 逆に言うと,そういうのが分かる人には,たまらないのかもしれない。

そんな自分にでも,感覚的に分かるものがあるとうれしい。

 一番びっくりというか,目から鱗だったのがこのグラフ。


 これは,真正面のスピーカーから聴こえている,かなりフラットな特性を持ったホワイトノイズを測定したものなのだ。
 でも凸凹だ。なぜか。
 マイクで測定すればフラットなグラフになる状況である。
 しかし,実際に鼓膜に到達している音を測定するとこんな凸凹の特性になるのだ。
 なんで凸凹になっちゃうかというと,鼓膜にまで音はストレートに届くんじゃなくて,耳たぶなどの人体のいろんなものに反射したり屈折したり吸収されたりするんで,こんな形になってしまうんである。耳たぶの形って,凄い影響力なんだそうだ。
 そして驚くべきことに,この「凸凹具合」の変化によって,私たちは音源が上下左右近く遠くのどのあたりにあるかを認識するんだと。頭を動かさず,音源をいろいろな場所に移動させると,左右の耳が捉えるグラフの凸凹具合が,ある法則性を持って変化していくのだ。その変化具合を脳が処理して,音像の位置を特定する。
 この「凸凹具合」のことを「頭部伝達関数」と言う。

 すんごいフラットな特性を持った高級システムで再生された音声も,鼓膜に届くときにはこんなことになっているとは・・・・

 そして,更に読み進めると・・・・・このグラフのピークやディップの出方を脳がどう解釈して,音源が左右のどこか,あるいは近いか遠いか,そして

 「どのくらいの高さにあるのか」を特定し,そこに「音像」を結ぶのかは,すでに解明されているのだそうである。
 これは,研究者レベルでは定説だそうである。

 2チャンネルステレオには上下を特定する要素は入っていないので,定位の上下などはありえない,などと言う記事を散見するが,何も勉強していないか,50年くらい前の理論をもとに話をしているか,まあそういうことなんだろう。

 こんな感じでぐだぐだと自分みたいなやつがブログに上げてるのを読むよりも,直接本を読んだ方が分かりいいかもしれないので,そういう方にはぜひ,このシリーズ,「コロナ社の日本音響学会」の諸本をお勧めする。

 まあ,音響を生業とする方には必要ないだろう。
 プロだったら常識の話のはずだと思うので・・・・・
 
ブログ一覧 | オーディオ | 趣味
Posted at 2019/05/16 23:18:08

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この記事へのコメント

2019年5月17日 1:06
ディップやピークをフラットにしないと駄目は
そもそも間違い

プロショップの測定などナンセンス
自然界の音の法則を体得すると
全容が見えてきます

音響心理学の枝分かれの底辺が
コンシューマーオーディオ

それまでの礎を理解するには
こういった書籍が役に立つでしょうね(^-^)
コメントへの返答
2019年5月17日 10:10
 定位の左右はパンポットでできる,と軽くおっしゃる方が多いですが,左右の定位を特定する要素には,そういう「レベル差」以外にも「左右の周波数特性の違い」や「両耳時間差」とがある,ということにも驚きました。音源と反対方向の耳には,より平坦な周波数特性で届くんだそうです。
 こういうのって,ミキサーさんって分かってやってんのかな?
2019年5月17日 7:32
この本、図書館の蔵書を探しましたが無かったです。立ち読みが出来る大型書店で探すか買うしかないみたいです。(^^;

それはさておき、この前プチオフした人から「人間の体格による音の違い」なんていう話が出て、好みの音の調整は調整する人の体格にも寄るという話が出ました。昔別の人がコンテストに勝つには評価する人の耳の位置で調整するなんていう人がいて、狭い車の中だと反射の影響を受けるからあり得るよねぇと納得しましたが、言われてみたら体格も音の違いに影響するかもと思っています。まあ、それが音の奥行き感立体感にどう影響するのかはわかりません。人の感覚を理論的に説明するって難しいですね。(^^;

コメントへの返答
2019年5月17日 10:16
さすがドンさま,まさにその通り。頭部伝達関数には個人差が凄くあって,違う人の関数を当てはめると,前にあるはずの像が後ろに行っちゃったりするんだそうです。だから,コンテストの審査員の話・・・・そのとおりです。体格もありますが,多くは「耳殻の形」に由来するらしいです。
 だとすると,今流行のサウンドは,ある特定の方の頭部伝達関数に基づいで調整されているもので,それがフィットする人にはよくきこえ,自分みたいな者が聴くとぺらんぺらんに聞こえてしまう,という「個人差問題」なのかも知れないという仮説が成り立ちますね。
 耳殻の形のどこからどこまでのサイズがどうだとこうなる,みたいな詳細なデータもあって,びっくりしましたよ。
 多分,市内のどこか別の図書館にあったりして,取り寄せもできると思いますので,一度お調べになってはいかがですか?愛知にあって兵庫にないことはないですよね!!
2019年5月17日 10:35
いやぁ、お取り寄せしてまで読む気が無いです。基本的に勉強嫌いですから。(笑)

話がズレますが、昨日岐阜への道中、FMを聞いていたら(基本的に自分ひとり以外の時の車内はFM)、多分名古屋の放送局の番組にラブサイケデリコのギターのNAOKIさんがゲストに来ていて、特注スピーカーを車載している話をされていました。名古屋の会社らしいですが、詳しい話は出なかったので詳細は不明。音に拘る人はスピーカーまで特注とは、恐れ入りました。(^^;
コメントへの返答
2019年5月17日 12:57
お取り寄せと言うよりは図書館のネット検索でヒットしたんですよ。

 ラブサイケデリコのギタリストだったら,ひょっとしてアルテックか何かのビンテージっぽい音が欲しいとか,そういう感じでしょうかね!
2019年5月17日 11:13
深いブログ内容に感心してしまいました。耳たぶが同じ人などまずいませんよねぇ(苦笑)
コメントへの返答
2019年5月17日 12:58
いえいえ,ブログが深いんじゃなくて,今までの考え方が実に浅はかだったな,と言う次第です。。。恐縮です!!
2019年5月17日 12:08
難しそうな本ですね。

山口県の大学教授?が研究して、音は連続的に出ているように聞こえていても、実は途切れているそうですよ。
人間の耳ではその途切れた音の部分は判らないそうです。
コメントへの返答
2019年5月17日 13:07
連続ではない・・・よくでんじろうせんせいとかがやってる「段ボール波動砲」みたいのをイメージしました。レーザーのビームみたいな連続したものではなく,白いドーナツ状の「塊」が進んでいく感じでしょうか。
 論文も一つや二つ読んだからって分かった風なことを余りいうもんじゃないですよね。もうちょっと他のも読んでみたいと思います。今度は「室内他伝達関数」に関わるやつを。
2019年5月17日 23:55
こんばんは。
昔コンテストに出ていた頃は、この手のことは勉強してました♪その頃は眉間にシワを寄せて定位がどうこうって感じで聴いていました。
今は難しいことを考えずにフィーリングを大事にしています( ^ω^ )
tetsunobuさんにも理論より、培った感性を大事にして頂きたいです♪
コメントへの返答
2019年5月18日 0:09
ありがとうございます!
 音楽的フィーリングとか感性とか,そういうところでも結構楽しんでいるとも思うんですが,それと並行して,「これまでなんだか自分だけが不思議だと感じていたようなこと」が,「理論的に解明されていたことが分かった楽しさ」というのが今の状態です。霧が晴れたとでも言いますか。
 ショスタコービッチのピアノコンチェルトで,トランペットがやたら絡んでくる曲があって,以前「ピアノとTPの位置関係が分からない」みたいなお話をさせていただいたことがあったと思うんですが,あれは,「分からない」が正解だったという事が分かり,ホントにすっきりしたんです。そういうのも,感覚がなんとなく出していた解答に,理論が正解を出してくれた,みたいなスッキリ感です。
 音楽活動はずっと続けてますので,決して頭でっかちの理論派みたいにはっていませんので,ご安心ください。両輪で楽しんでます♪

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 2019.8 250000㌔を共にした前車から乗り換え,スバル エクシーガクロスオーバー7で,新たな旅に出ます。  ※ 2020/08/05 東北遠征2...
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