MORGAN MEMPHIS BELLE A-2

A-2は1930年代から米軍で使用されたフライトジャケット。
A-2の前身のA-1とともにライトゾーン用フライトジャケットの草分けとされるが、当時はライトゾーン、インターミディエイトゾーン、ヘビーゾーンといった区別がまだされておらず、大まかに夏季用のフライトジャケットとされていた。
フライトジャケットで使用される素材はA-2までの革製→コットン製→現在のナイロン製と変化してきたが、第二次大戦中の物資不足から採用したコットン製は当然ながら遮風性に欠けていたため採用期間が短い。

中田商店と提携しているアメリカのモーガン・メンフィスベルのものを購入。
現在バズリクソンズのA-2は価格がかなり上がっているが、それに較べるとだいぶ手を出しやすい価格となっている。
何回か着用した結果、個人差もあるだろうが私の場合これで充分に満足できる仕上がりじゃないかと思っている。
おそらくエアロレザー社製A-2のレプリカで、襟が台襟にはなってないのと、ポケットのフラップが他社のものよりやや大きいという特徴がある。
ホースハイド（馬革）だが、カウハイド（牛革）と較べると繊維の密度が低いため、なめらかで柔らかく、最初の着用から身体になじみやすい。
そのぶん強度はカウハイドよりやや劣るとされるが、身体になじんで着こなせるおかげでそう感じる部分もあってか、カウハイドよりは実際軽いように感じる。