◇画太郎◇のブログ一覧

１５年使ってた日立の「白い約束」って洗濯機、乾燥機能付きで、それまで使ってた洗濯機よりもはるかに静かで夜間でも平気で使えるため非常に気に入ってたんだが、電源を入れるとエラーが出て使えなくなった。

エラーコードから乾燥機の温度センサーが故障したらしく、おそらく部品自体は安いんだろうが出張修理費込みだと高くつきそうだったので、この際買い換える。

現在の「白い約束」からは乾燥機能付きのものがなくなっていたので日立の上位機「ビートウォッシュ」にする。
天板がガラスだったり外観が良く、使い勝手・性能も改良された部分とあいまって向上した。
あいかわらず洗濯・乾燥とも静かで気に入っている。

長年愛用してるRED MOONの財布をメンテナンスしてたらけっこう手間がかかってしまったので、つなぎの財布にポーター・タンカーを使用する。

MA-1をモチーフにしたナイロン製で、傷、汚れに強く耐久性が高い。
型崩れの心配もなくラフに扱えて気に入っているが、小銭入れは背面にありマチ幅がなく、唯一そこは使い勝手がよくないと思っている。

なんとなく子供っぽいイメージがあり、２０～３０代の人が敬遠しがちなのはわかるが、私のような４０代になるとおっさん特有の無頓着感を全体的にかもしだしているので、１周か2周回って実用性の高さからアリな感じがある。

うろ覚えだが、現パナソニック創業者の松下幸之助は名家出身だったものの父親が今でいうギャンブル依存症で、小学校中退して丁稚奉公、両親含め家族のほとんどを栄養失調などで１０代のときに失っている。

また、私が少し前にブログUPしたインペリテリのリーダー、クリス・インペリテリは世界屈指のロック・ギタリストでありながら謙虚な性格で知られるが、１０歳の頃に両親を自殺で亡くしている。

ついでに言わせてもらうと私、画太郎は親が事業に失敗して数千万の借金をしてしまい（あとで返した）「あほか( ﾟДﾟ)」と思いつつ早稲田大学を中退しているが、自他ともに認めるほどの人格者として知られ、現在生活水準はべつに普通・オブ・普通である。

これもうろ覚えだが漫画のキン肉マンで盗人のマリポーサが「俺の味わってきた辛さ、苦しみがわかるか！」ってキン肉マンに言うんだけど、テリーマンだかロビンマスクだかに「いやいやどう考えてもキン肉マンのほうが過酷だったけど、おまえみたいにひねくれて犯罪に走らなかったぞ」ってあっさり論破されるんだけど。

べつに山上みたいな境遇の人って世のなかたくさんいるんだけど、だいたいの人は恨みつらみをつのらせずに普通に世間で生活している。
まったく同情しないわけではないが、他者や世間に責任を求めちゃうとか他罰的感情の強い人というのは結局自分が暗がりに転がりこむいっぽうで救いがない。

ジョージ・オーウェルの小説『１９８４』。
近未来に徹底した管理社会が築かれ、そのなかでふと気づいてしまった人としてのささやかな幸せさえ叶えられず、最後にそれをあきらめてゆくことの現実的な恐怖感と、そこにかすかな哀感が漂うラストは不朽の名作と言える。

テリー・ギリアムが１９８５年に制作した『未来世紀ブラジル』は『１９８４』を当時の視点から現代的に解釈したものだとされ、制作当初のタイトルも『１９８４ １/2』だった。

ただ、今観ると「少し違うかな」というのを最初から最後まで感じてしまう。
時代を超えていく『１９８４』にはなりえていない。
なぜって『１９８４』の主人公が願うのは、普遍的にいつの時代もどの世界でも人が願うであろうささやかな幸せであるのに対して、『未来世紀ブラジル』の主人公である一官吏の願望は「自分が騎士となり美女と結ばれること」だから。

わかるのよ。
平々凡々とした官吏とか私のようなサラリーマンがスパイとか任侠者とか探検者とか自身がそういったものであることを退屈な毎日の中で夢想する、こういったものは特に１９８０年代的世相ではあっただろうとは思うけど。
でもそれって夢想からパッと覚めては時折またパッと夢想する、スパイ映画を観終わって映画館から出てきたときには夢醒めやらずだけど、職場のデスクついたときには忘れてるようなものなのよ。

こういう願望を現実に移そうと行動することってまずありえないけど、もし中二病的現実認識の甘さから行動に移してしまった場合、それはまあこの映画の主人公みたいな最後になってしまうでしょうなあ、と思う。

ただ、その最後に向かっていくまで、主人公が現実から完全に夢の世界の住人になっていくまでの描写が凄絶であるとともに、そこには確かに『１９８４』にも通ずる表現しがたい哀感がある。

なんとなく半袖のミリタリーシャツが欲しいと思ったんだが、半袖でいいんだったらTシャツ着てろ、ってとこからリアリティないのか、ほとんど流通してない。

本物だとフランス軍のものがあるが、あとはスーベニア・シャツとかAVIREXとかそういう感じになる。

フランス軍のものはいまいち気に入らず、AVIREXってべつにダメじゃないんだけど、なんちゃって感というかコスプレ感というか、そういうのは強く出るブランドだしな、と躊躇していたところHOUSTONのものをみつけて入手する。

HOUSTONは比較的安価なわりに造りのしっかりしたものを出してくれるんだが、けっこうこれ系の微妙なものも出してくれて「こういうのでいいんだよ」的満足感がある。