• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

◇画太郎◇のブログ一覧

2026年06月21日 イイね!

フイチン再見!/村上もとか

フイチン再見!/村上もとか『ビッグコミックオリジナル』に2013年~2017年にかけて連載された。

おもに1950年代~1960年代にかけての漫画黎明期に活躍し、2008年に亡くなる前日まで連載を続けていた女流漫画家・上田トシコの生涯を追う内容。

1957年~1962年にかけて『少女クラブ』に連載され、ハルピン(幼少期、また戦時中の本格的に漫画家となる以前を上田トシコはハルピンで過ごした)を舞台に中国人のお転婆少女の活躍を描く『フイチンさん』は少年時代の村上もとかに影響を与え、彼がのちに漫画家となるきっかけとなった。

まず、戦前~戦中~戦後の激動の時代にかけて、当初男性社会だった漫画家という仕事の女性としての先駆者だった上田トシコの、ひとりの人間としての生涯を描いた内容としておもしろい。

次に、戦後に急速に発展していった少年漫画の旗手として、手塚治虫、ちばてつや、赤塚不二夫ら、さらに上田トシコの次世代の少女漫画家として池田理代子、萩尾望都らが実名で登場し、上田トシコをからめた当時の人間模様が描かれ、『戦後漫画史』として価値が高い。

さらに、そのなかで戦前~戦中~戦後の日本の風俗の変遷のありよう、諸外国とのかかわりと、人々の生活の移ろいが描かれ、もっと大きな視点での『昭和史』としてみてもすぐれた出来ばえとなっている。
Posted at 2026/06/21 07:58:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2026年05月23日 イイね!

藤子不二雄/まんが道

藤子不二雄/まんが道藤子不二雄は藤本弘(藤子・F・不二雄)と安孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)の共同ペンネーム。

1951年~1988年までコンビで活動。ただし合作はほぼ初期の頃で、基本的に作品は別々に描いている。
藤本は「白い藤子」、安孫子は「黒い藤子」と呼ばれ、藤本作品は描線が丸く画面が白い、安孫子作品は描線が角ばって画面がベタ多用で黒いため、少し慣れるとどちらがどちらの作品かすぐわかるようになる。

1988年のコンビ解消後、藤本は1996年まで活動、安孫子は2022年まで活動。

『まんが道』は藤子不二雄Ⓐの作品で、中央公論社・藤子不二雄ランド版は全23巻、「あすなろ編」「立志編」「青雲編」を収録している。
「あすなろ編」は1970年~1972年『週刊少年チャンピオン』に連載、「立志編」「青雲編」は1977年~1982年『週刊少年キング』に連載された。
以降「春雷編」「愛…しりそめし頃に…」と通算43年かけて執筆され、藤子不二雄Ⓐのライフワークとなった。

藤子不二雄コンビの自伝的内容だが、少年漫画としてのおもしろさを重視し、創作や脚色も多い。
作者いわく「実話7割、フィクション3割」。
特に初期の頃はフィクション性が強かったが、掲載誌の変遷に伴って次第に自伝的性格を強めていった。
中央公論社・藤子不二雄ランド版は、大まかにいうと、前半がふたりの富山での学生時代、後半が有名なトキワ荘時代。

内向的で悩みが多いが純粋な安孫子が、ひょうひょうとした天才肌の藤本と出会うところから物語がスタートする。
安孫子が藤本を友人・漫画家として畏敬の念を抱いているところから、作中ではなんでもそつなくこなす藤本に対して安孫子はなにかと不器用に描かれるが、実際は安孫子が外交的な性格だったことに較べて藤本はうちにこもるタイプだったらしい。
作中でも高校卒業後、地元の新聞社でなんだかんだ2年程度勤めた安孫子に対して、藤本は1日で会社を辞めている描写がある。

トキワ荘時代の先輩・寺田ヒロオは当時劇的に少年漫画が変わっていくなか、旧来の漫画にこだわる姿勢を崩さず、しだいに孤立を深めるいっぽうで独善的な他者攻撃など奇行も多くなり、1973年には漫画家を完全に引退したが、この漫画では藤子不二雄の運命を左右する非常に面倒見のいい頼れる先輩として描かれている。
このエピソードはながい『まんが道』のほんの一部に過ぎないが、少年に向けてメッセージ性の強かった藤子不二雄ふたりの思想が現れている部分だとも思う。
Posted at 2026/05/23 23:55:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2026年05月02日 イイね!

40周年記念 コボちゃん傑作選/植田まさし

40周年記念 コボちゃん傑作選/植田まさし読売新聞に1982年~現在に至るまで連載中の四コマ漫画。
40周年の2022年に中央公論社より傑作選が刊行された。

作者の植田まさしは『コボちゃん』以外にも、だいたい同時期から『かりあげクン』『フリテンくん』を長期連載している。
漫画は完全に独学だが、1980年代の時流に乗ってヒットした。
1990年代以降、吉田戦車の不条理ギャグ、2000年代以降、あずまきよひこの萌え四コマが流行するが、まるで影響を受けずマイペースな活動で人気を得続けている。

『コボちゃん』に関しては、毎日午後、自宅にバイク便が来るまでに原稿を仕上げるルーティーンを40年以上続けている。
新聞の四コマだが、時事問題はあまり扱わないという特徴がある。
…が、ここに掲載された40年分を通しで読むと、それなりに現在までの世相の移り変わりを感じておもしろい。

『かりあげクン』『フリテンくん』と較べると意識的に毒がないように心がけてるらしいが、『コボちゃん』の同人(?)活動であるコボコラは尖っていておもしろい。



↑コボコラ
Posted at 2026/05/02 20:31:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2026年04月21日 イイね!

ニーベルンクの指輪/作・池田理代子 画・宮本えりか

ニーベルンクの指輪/作・池田理代子 画・宮本えりか1848年~1874年にかけて制作されたリヒャルト・ワーグナーの楽劇をベースに漫画化したもの。
かつてあったレディースコミック誌『YOU』に連載されたものを2001年~2002年にかけて集英社が発行した。

北欧神話の英雄であるジークフリートの物語で「手に入れた者は一度は世界の覇者となるが、その後破滅する」というニーベルンクの指輪をめぐる争奪戦が描かれるが、掲載紙の読者層である女性が好みそうな内容に全体を脚色している。
おおむね楽劇の通りに物語が進むが、登場人物の性格付けが大きく異なっていたり、日本人の読者だとピンとこないドライな展開を、日本人の特に女性に受け入れられやすいように創り変えるなどしている。
…なので男性読者目線だと英雄であるジークフリートの竜殺しの場面がまるまる省略されていたり、どうにもスカッとしないところがあるが、そのぶんワルキューレであり炎でヴァルハラを滅ぼすブリュンヒルデ、ジークフリートと結ばれるはずだった姫君・クリームヒルトといったヒロインが魅力的に扱われる。
意表を突く現代史上の人物がトリックスターとして物語上に現れ、大きな役割を果たし、結果ラストは独自性の強いものになっている。
Posted at 2026/04/21 23:06:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2026年04月13日 イイね!

未来歳時記 バイオの黙示録/諸星大二郎

未来歳時記 バイオの黙示録/諸星大二郎ウルトラジャンプに2000年~2008年にかけて発表され、全6話の間に幕間劇を描き下ろして2008年、集英社より刊行された。

バイオテロにより、種の遺伝子が入り混じってしまった未来が描かれる。
ただ、人の姿をした雑草とか意味をなさないながらも人語を話す鶏とか「さすがにそんなふうにはならんだろ」と思うので、SFというよりは、たとえば、としての寓話色が強い。

他の種の遺伝子が混じるという点では『ドクター・モローの島』を思い起こさせるが、この漫画では他の動物が人間の姿になるというだけではなく、人間が他の動物の特徴を発現させるという逆のパターンもありうる。

ふだんわれわれはとくだん意に介せず日々「食べる」という営みをおこなっているが、現在の世界では心理的な負担を生じないように巧妙に工程を可視化できないようにして、この営みをおこなっている。
食べるってことは根本的に他の生物の命を奪って成りたつものだから、この漫画のように人間の遺伝子が入っていることにしてその食物を擬人化してしまうと、ものすごい抵抗感が生じる。
ほんとうは人間じゃなくても日々、動物、植物の「命」をいただいてると具体的な対象とそれが食卓に運ばれてくるまでの工程を想起してしまうと…どうだろう。
…いや、食べますけどね。肉でも野菜でも。
Posted at 2026/04/13 20:18:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味

プロフィール

「ツレさん玄関のダルマの起きあがりこぼしを落として砕け散る。
意外とタミヤセメントで修復できたが、なんだか張飛みたいになる。」
何シテル?   07/02 14:46
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2026/7 >>

   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

NCロードスター カーナビ・バックカメラ取付 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/29 03:54:12
ロードスター NC3 RHTとソフトトップ 比較してみた 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/16 02:55:42
NCロド パワーウィンドウスイッチ流用 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/30 02:54:39

愛車一覧

フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
運転した瞬間、背中を押しつけられる加速とエグゾーストの重低音、DSGの電光石火の変速にや ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
幌のRSを手放してから2年半、こうなるだろうなとは思ってたが今回はRS RHTに。電動開 ...
ヤマハ ビーノ ヤマハ ビーノ
2000年製ビーノクラシックをライトレストアしたもの。 重量71kgの車体に6.3psの ...
スバル R1 スバル R1
横浜にいた頃サブカーとして活躍していたんだが、地元に戻った際に手放した。後姿がカッコイイ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation