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◇画太郎◇のブログ一覧

2024年02月10日 イイね!

孔子と論語/原作・猪原賽 作画・李志清

孔子と論語/原作・猪原賽 作画・李志清紀元前497年、孔子が5人の弟子を連れて14年に及ぶ旅をし、紀元前484年にふたたび祖国の魯に戻ってくるまでの物語。
道中のできごとをきっかけに論語のなかの言葉をわかりやすく紹介している。

5人の弟子は、顔回、子貢、子路、宰我、子学。
顔回は孔子がいちばん期待をかけていた弟子で、バランスのとれた秀才。
子貢は顔回と並ぶ秀才だが、頭が切れるかわりにやや軽薄な人物に描かれている。
子路は孔子に心酔してるものの、力を恃む直情径行型の人物から脱しきれない。
宰我は現実主義者だがやや俗っぽいきらいがある。
子学は…、「?」「ちょっと思いだせないが、いたような気がする」と思って私は読んでいた。

5人の弟子のなかではいちばん未熟だが熱意だけはある子学の視点で物語は進む。
14年の旅の終わりには未熟だった子学もすっかり成長していた。
…最後、春の花びらが舞う頃、孔子とその弟子たちは魯にふたたび戻ってくるが、子学は魯の門をくぐらず立ち去る。
そして子学が誰だったのか、このときわかる。
Posted at 2024/02/10 04:18:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年01月28日 イイね!

諸怪志異/諸星大二郎

諸怪志異/諸星大二郎諸星大二郎が中国・清代に成立した怪異小説の短編集『聊斎志異』にヒントを得て、中国の様々な年代を舞台に一話完結の物語を掲載している。
…が、途中で煮詰まってしまい、後半は登場人物である怪異が見える子供「阿鬼」が成長して主人公になり、時代を宋代に固定して江南で起きた「方臘の乱」をめぐる冒険活劇に切り替えた。

1巻発売が1989年、2巻発売が1991年、その後8年空き1999年「阿鬼」が成長した「燕見鬼」を主人公に再スタートして3巻発売、6年空き2005年に4巻を発売して中断、「16年かけて読んでるのにどうすんだよ( ゚Д゚)」…と思っていたところ6年後の2011年、双葉社版とは別に光文社版を発行してそのなかに描き下ろしページを加え足かけ22年で完結した。

通して読むと、やはり1・2巻が『聊斎志異』の怪奇趣味の世界をベースに伝奇SF をちりばめていて、そこに「東洋的無常観」がそこはかとなく漂い、おもしろい。
Posted at 2024/01/28 14:56:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年01月03日 イイね!

はたらく細胞/清水茜

はたらく細胞/清水茜作者が卒業制作に描いた漫画が出版社の目にとまり、同じ内容をベースにしてそのままデビュー、大ヒットしアニメ化、また多くのスピンオフ作品ができた。

人体で日々起こる出来事を、体内を人間社会になぞらえて、そこで活動する赤血球、白血球、血小板などを擬人化することで描いている。
私はそういえば昔、近い内容のものを学研の学習まんがで読んだ記憶があるが、この漫画はさらに踏み込んだ内容で、かなり複雑でわかりにくい体内の働きを、高い画力でわかりやすく表現している。

各話ごとにたとえば肺炎、擦り傷、インフルエンザ、食中毒などがどのようにしてひきおこされ、体内の免疫細胞などがどのように活動して治癒されるのかが具体的にイメージできておもしろい。
Posted at 2024/01/03 03:57:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年01月02日 イイね!

BOX~箱の中に何かいる~/諸星大二郎

BOX~箱の中に何かいる~/諸星大二郎えたいの知れない招待状を受けとって集まったさまざまな年代の男女が、謎の少女にいざなわれて巨大な箱の中に入る。
招待状を受けとった男女以外にも、ひとりの女性が好奇心から箱の中に入る。
箱の中は建物がパズルのようになっており、入り口は完全に閉じられてしまったため、入場者たちはパズルの謎解きをしながら箱の出口を目指さなければならないのだった。

招待された人物たちはみな共通して何かしら解決のできない生きていくうえでの問題(つまり謎)を心のなかに抱えている。
招待者たちをいざなった少女は、その謎への好奇心から悪意を持って招待者たちに接し、招かれざる客である、ただひとりの招待者ではないはずの女性は、好奇心から善意をもって招待者たちに接するのだった。
女性の名前は“興子(きょうこ)”さんというらしい。
招待者たちがやっかいな箱から脱出できるかできないかをめぐって、謎の少女と興子さんは対立を深め、とうとう最後に対決する。

興子さんと招待者たちは協力して箱から脱出するが、箱の中に取り残されてしまった者、自ら箱を出ないことを選択した者もいた。
箱から脱出したときに招待者たちそれぞれの「何かしら解決のできない生きていくうえでの問題」が消えているのだが、彼らはそこに理由のわからない喪失感を感じるのだった。
そして興子さんはそれに対して特に好奇心を示さず別人のようになっていた。
謎の少女との対決のときに何か大事なものをなくしてしまったらしい。

Posted at 2024/01/02 04:58:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2023年11月28日 イイね!

超・学校法人 スタア學園/すぎむらしんいち

超・学校法人 スタア學園/すぎむらしんいち中学校で陰湿かつ執拗かつ過酷なイジメを受けていた少年が「スターを養成する」という謳い文句のうさんくさい高校に進学して、実際まがりなりにもTV、映画に映るスターになっていく物語。

20代の頃に10巻まで揃えてたところで放置してたんだが、最近ネットで全21巻買い揃えた。
すぎむらしんいちの漫画はあとあとプレミアがつくことが多く、これも最終3巻にプレミアがついていて入手に難儀した。

ただこの漫画、主人公の少年がスタア學園に入るまでと入った少しあとの6巻くらいまでがメチャクチャおもしろいけど、それから先はトーンダウンしちゃうんだよね。

いま読み直すと、連載されていた90年代当時の習俗がこまかく描きこまれていて興味深い。



イジメに遭ってるなか親父の会社が倒産して両親が夜逃げ、もうどうにもならん境遇の主人公をふとした縁からたすける菜津子さんという女性。
物語の最後まで主人公が転落していきそうなときに救いの手を差しのべる頼れる姉さんだが、不思議な魅力がある。
けっこう男性、こころのどこかで、こういう男勝りで活発な女性に魅かれる面があるのかもしれない。
Posted at 2023/11/28 17:51:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味

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