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2017年04月29日

趣味の話 Ⅲ

趣味の話 Ⅲ
マルシン 
COLT SAA Xカート式ガスリボルバーを、内部メカ&表面仕上げとも
ワンオフで
カスタマイズ&チューニングをしました!
金属黒色モデルガンの時代から「COLT SAA」のファンで、50年近く経った現在でも大好きな銃のひとつです。 今でもモデルガンは沢山ありますが、ガスガンとなるとシリンダーにちゃんと6発の弾丸を込めるカートリッジ式は、残念ながら非力な物しか流通していません。
たしかにSAAの外殻をした、パワフルなガスガンはありますが、SAAファンとしては、シリンダーにカートリッジを6発装填出来ない物は、SAAというよりもリボルバーとして納得できません。 納得できなきゃ自分で作ろうと思ったのが、ワンオフ・カスタムのきっかけです。
マルシン「COLT SAA Xカート デラックス」のオリジナル
どうせカスタムするなら、とことんこだわって見ようと思い、作動・性能に加え、外観的にも手を入れる事にしました。カスタムしたのはマルシン製の非力な「コルトS.A.A.45・Xカートリッジ」ヘビーウェイト樹脂とメッキパーツのデラックス仕様です。
ヘビーウェイトは実銃用の薬品でブルーイングできるので、フレーム等を「擬似ケースハードゥン」風に仕上げたりもしますが、今回は擬似ケースハードゥン風や、金メッキ風メッキの表面保護用のコーティング等の塗装を一切せずに、実銃同様のブルー液と24金メッキだけで仕上げることにしました。 そこでCOLT社が1961年に製造したフルブルー&金メッキ仕様の実銃「COLT SINGLE ACTION ARMY 2nd GENERATION 125th Anniversary」7.5" barrel を参考にカスタム&チューニングすることにしました。

  ヘビーウェイト製フレームをブルーイング  金属研磨剤で磨き上げる
full blue(ガンブルーの事)処理するバレル・フレームとシリンダーは、塗装を剥がしてサンドペーパーで表面を光沢研磨します。 ブルーイングは「Birchwood 社」製の「Aluminium Black」で加工し、その後表面を金属磨きで優しく研磨すると、驚くほど綺麗なガンブルーに輝きます。
 金属メッキ部品を磨きと下処理メッキ 
メッキ用具で24金メッキに仕上る
純正のプラ製バックストラップとトリガーガードを金属モデルガン用に交換し、その他ハンマー等のメッキ部品も金メッキ風メッキを落としてから、下処理用のメッキをします。 再度研磨してからメッキ専用器具で24金メッキに再仕上げします。
 金メッキするスチール部品  表面研磨後に24金メッキをする
24金メッキに仕上げるスチール製の各パーツは、表面の黒染め部を落とし、サンドペーパーでピカピカに研磨します。 その後、脱脂を行なってから始めに銅メッキ、ニッケルメッキをし、各パーツを再度研磨してから24金メッキに仕上ます。
  純正撃針と自作撃針  ゴムパッキンを金属製に交換
24金メッキ仕上げしたハンマーに、自作の撃針を取付けてた写真です。 純正の撃針より自作撃針を装着した方がSAAらしい雰囲気です。
シリンダーの回転をスムーズにするため、各カートのゴムパッキンを、自作の真鍮製プライマーに交換し摩擦抵抗を下げます。 純正カートのゴムパッキンと銅メッキしたプライマーの底部を比較です。 銅メッキでリアル感を出しました。
  各種スチールビス類をヒートブルー仕上に  木製グリップもオイルで再仕上
24金メッキをしないスチール製パーツは、フレームのガンブルーに違和感が無いように、ガスバーナーで焼入れをする要領でヒートブルーに仕上げました。
木製グリップの塗装を落として表面を磨き、メダリオン用の加工をしたら、「WATCO OIL」でオイル仕上げをし、その後「蜜ロウワックス」で磨き上げます。 両グリップの先端には真鍮製ランパンコルト・メダリオンを取付けます。
 カスタムガスタンク側面に注入バルブを移動  グリップビスを外してガスを注入
普通ガスガンは外部にガス注入口が見えますが、この銃では外観からガスガンと分からないように、グリップスクリューを外したネジ穴の底部に、ガスの注入バルブがありますから、そのままガスボンベを差込むだけで、数秒でチャージが可能です。

以上が主なワンオフ・カスタムとチューニングをした作業行程です。

  シリンダーとカートリッジ  ディスプレイ木製BOX内部
シリンダーとフレームの隙間を必要最小限に維持させたことにより、非常にスムーズなシリンダーの回転と、隙間から噴出するガスを最小限に抑えました。 またアルミ製のカート弾頭は実包のキャスト風に加工しました。
「Anniversary model」を参考にしたCOLT SAAですから、それに見合う専用BOXを作ろうと思い、ヤフオクでメガネのウッド・ショーケースを落札して改造しました。 ケースに付属していた中敷等を外し、数種のウレタンフォームで銃と弾が収まる型を作り、最後に柔軟性の良い赤いベルベットを内側に敷き詰めて完成です。
  マルシンSAA ワンオフ・カスタム  マルシンSAAワンオフカスタムとウィンチェスターM92
当初は半年もあればカスタムできると思っていましたが、作業中に色々と問題が発生したりして、結果的に完成に2年近くも掛かってしまいました。 まあ、パワー的にはまだ春先で0.5J弱とカート式リボルバーとしてはまあまあですが、夏場はもう少し期待できそうです。 完成したモデルは各部のスムーズなアクションやバランス、また重量(790㌘)的にはモデルガン並みに仕上がったと思います。
また結構時間を費やした外観は、参考にした「COLT SAA 2nd GENERATION 125th Anniversary」に結構近づいたかなと思います。 ちなみに「Anniversary model」が7.5"バレルなのに対し、マルシンSAAは 4 3/4”とショートバレルなので、エジェクターチューブも24金メッキ仕上にして、存在感を出してみました。

カスタム完了後のスムーズなシリンダー回転や空き缶を標的にした、実際の射撃シーンを「YouTube」へアップしました!

        

◎その他の「趣味の話」は下記をご覧下さい。
①「趣味の話」 コンバット・マグナム M19をレストアしました!
②「趣味の話Ⅱ」 Cz75 2nd デュアル・マキシVer.2のカスタム&チューニング
③「趣味の話Ⅳ」 昔のMGCビンテージ・ガスガン達を、ちょこっとカスタムしました!
④「趣味の話Ⅴ」 ガスライフル MGC製「Ruger 10/22」をチューニング&ドレスアップしました!
⑤「趣味の話Ⅵ」 MGC製「GLOCK18」をマシンカービンへカスタムしました!
⑥「趣味の話 番外編」 Mattel Tommy-Burst をレストアしました!
⑦「趣味の話 Ⅶ」 マルシン製COLT S.A.A.をStore Keeper modelにカスタムしました!
⑧「趣味の話 Ⅷ」 世紀末にカスタムしたレーザー内蔵 GLOCK17 ガスガンを20年振りにレストア!
⑨「趣味の話 Ⅸ」 好きなんですよね、MGCのGLOCKガスガン!
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Posted at 2017/04/30 06:00:58

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