えーっと…もう既に多くの方々がブログに書かれていますが、JAF公認の新種モータースポーツ「
オートテストチャレンジ」が今月12日にオートスポーツランドスナガワで開催され、私も参加してきました。
…ブログupの機を逸した感もありますが、その時の参加記なんぞ書いてみようと思います。
当初は”
北海道クラシックカーラリー2015”を見に行こうと思っていたんですが、今年は各種モータースポーツのオフィシャルや観戦をやっているうちに参加もしてみたくなり、また記念すべき第1回(というより、今回が我が国での初開催らしいです)ということもあり、申込締切ギリギリまで悩んだ挙句、コチラに参加することにしました。
この競技はイギリスが発祥と言われている、バックギアを使用するコース設定を盛り込んだ”プチジムカーナ”っぽい競技で、特別な装備や競技ライセンス等が不要で参加費もリーズナブルといった、かなりお手軽な内容。
しかもレンタカークラスまで設定されているので、クルマが無くても運転免許証さえあればほぼ誰でも参加出来るのが最大の特徴のようです♪
で、当日会場へ到着してみると…えぇ、ラリーちっくな”いつものメンバー(?)”がいました。(笑)

左3番目から
かわねこさん、私、
美瑛番外地さん、
雪風@ZZT231さん。
この日の午前中は、JMRC北海道ジムカーナシリーズ ”チボーターマックアタック2015”が開催されていて、ちょうど入れ替え作業が行われているところでした。

午前中はジムカ観戦することも考えたのですが、この日は(北海道にしては)朝から猛暑でして、競技参加前にバテてしまっては元も子もないので、泣く泣く断念…。(T_T)
それでも、中には午後のオートテストにご参戦のジムカーナ選手さんもいらっしゃるようで、準備に余念がないようです。

おぉ~多彩なジムカマシンがズラリ♪
まずは受付手続きを済ませ、さっそく準備作業に入ります。
車内から荷物類を降ろし、ゼッケンを車に貼り付けます。

私の場合は、ラリーのダミーゼッケンと紛らわしいため、その上から貼り付けました。(笑)
貼り方はチョット雑ですが…何とか競技車っぽくなったかな?(^^;
開催時間になったところで全員集合し、主催者さんから競技の説明を受けます。

まぁ、大まかに言えば上述のとおり”小規模なジムカーナ”なんですが、ジムカーナと異なる点や
本競技独自の特徴を挙げると下記のような感じです。
1.コースにバックギアを使用する区間が設けられていること。
2.競技中にドアを開けたり運転席の窓を開けてはダメ。
3.後退~前進の切換ポイントでは、前輪(または後輪、4輪全部の場合も有り)がラインを通過し、
マシンを確実に停止させること。
4.競技用のスリックタイヤやセミスリックタイヤは使用不可。サイドターンも禁止。
5.レッキや慣熟歩行等の下見は不可。(つまりは”ぶっつけ本番”)
※パドックから眺めるのはOK
6.パイロンタッチやフライング等のペナルティ減点数がジムカーナよりも大きい。
(ジムカーナの約2倍!)
7.成績は各ヒート最速タイムのみの計上ではなく、走行ヒート(今回は4本)の合計タイムで決まる。
ジムカーナに詳しい方でしたらもうお気付きかと思いますが、要約すると
「速さよりも運転技術の正確さを競うスポーツ」といった面が強いですね。
今回はコースA及びBを各2本ずつ走行=計4本行われ、受付時にコース図が配布されました。

ジムカーナに比べると短く分かりやすいコース設定なんですが…果たしてどうなることやら。(^^;
で、さっそく1本目の走行です。
チョット見づらいですが、ふとコースに目をやると写真中央部に何やら飛行物体のようなものが…。

おっと、今流行の(?)ドローンのようですね。( °∀°)
どうやら
ジムキタさんによる空撮映像も撮って頂いていたようです。
自分の出走になると、集中力を高めていきます。

そして、いざGO!
最初のうちはコースの記憶がしっかり残っていたのですが、いざ後退や停止といった操作を繰り返していると頭の中が真っ白になり、後半は何だか惰性で走っているような感じでした。。。
加えて、競技である以上、やはりタイムはどうしても意識してしまうもので、速く走りたいが故の焦りなどもあり、シフトが思うように入らなかったり後退の際についつい窓を開けてみたくなったりetc…
1本目は散々たるものでした。orz
まぁ、そんな中でも最低限ミスコースやパイロンタッチのような”セクションペナルティ”は食らわなかったのは幸いでした。( ´∀`)=3
1本目走行後は、さっそく他の皆さんの走りっぷりを参考に眺めてみました。
美瑛番外地さん
雪風@ZZT231さん
かわねこさん
中でも、ミニクーパーのような低重心&ショートホイールベース車は、キビキビ動いて見事な走行でしたね。( °∀°)
これはレンタカークラス(今回はヴィッツ)も同様な傾向が見られました。

どうやら、大排気量や過給機搭載のようなハイパワー車や4輪駆動車が必ずしも速いとは限らないようです。
前述のように、ペナルティ減点数が大きいのもあるしね。
現役バリバリのジムカーナ屋さんの見事な走行ぶりは言わずもがなですが、それでも(後退などの)ジムカーナに無い動作は結構大変だったようです。
で、皆さんの走りを見ていると、タイムを意識し過ぎて操作を誤ったりセクションペナルティを受けると順位が下がるようで、むしろ無駄のない動きをしている方が好結果に繋がることに気づきました。
そこで、2本目は気負って行くのをやめ、安全講習会のような”普通の走り(?)”に徹してみることに。
結果…1本目に比べて4秒タイムアップ♪ d(゚∀゚d)
う~ん、なかなか奥が深い競技のようです。
2本目走行後は、コースA→Bへの設定変更作業に入ります。
配布図を見ると、コースBはAよりも後退距離が長く、パイロンの配置も(素人からすると)迷いやすくなっているなど、やや難易度がアップしている感じです。

コースBのポイントは、↑の配置図でいうと…
・パイロンNo.4-5→No.6-7間の後退距離が長いため、ここをいかに無駄なく走れるか
・パイロンNo.15への左右進入方向を間違えないよう注意すること
・パイロンNo.19→23の進入幅が狭い&23の左右進入方向を間違えやすいため、
パイロンタッチ無く正確に走り抜けられるか
ですかね。
(実際に走ってみると、配置図と視覚イメージが異なる部分も結構あるんですよ。)
さぁ~3本目からも頑張らなきゃぁね。
集中力を高める点は1~2本目と同じなので、前を走る選手の動きを参考にしつつ、気合を入れていきます。
そして、2本目同様にクレバーな走り(?)に徹した結果、3本目&4本目ともセクションペナルティは
無く、何とか完走♪

…ですが、”キビキビ走行組”に比べるとタイムははるかに遅いらしい。
完走出来たとはいえ、内容的にはまだまだ”要修行”なようデス…。orz
走行後は再び皆さんの走りなんぞ観察。
Class4ともなると、歴代GT-Rさんや車高上げランクルさんなど、車種も多様なようです。
スカイラインGT-Rともなるとトラクションが凄まじい!
タイムはともかく、見ごたえは十分です♪
全車走行後は最終結果まで時間があったので、お互いの感想や意見交換などしてみました。

個人的な感想としては…
(1)瞬発的な速さを求めるよりは、無駄な動きをしないことが重要。
(2)停止ラインにおける確認は、車幅や車長などの感覚を体得しておくと良い。
(3)後退と前進を繰り返す区間は、バック走行やシフト操作を迅速かつ正確に出来るかがカギ。
といった感じですかね。
まぁ、どれも”正確さ”がキーワードではありますが、とりわけ上記(2)は「車両感覚がいかに身についているか」ですかね。
レンタカークラスで参戦の場合は慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、日頃の安全運転でも習得出来る要素だと思いますので、モータースポーツ以外に安全運転への向上といった相乗効果もありそうです。
上記(3)は、バックギアにシンクロでも組み込むか、”カミオカターン”でも習得すれば速くなるかもしれませんが…そんな"ウルトラC"は本競技ではNGかもしれませんね。(笑)
(ってか、コレご存知な方いらっしゃいますかね?(^^; )
そして、何といっても
「観戦よりも参加した方が楽しい競技」ですね♪
いずれにしても、モータースポーツにしてはこれまでに無いほど敷居が高くない競技ですし、日常の安全運転技術の向上にも十分役立つ内容が多く含まれているので、気軽に運転を楽しめる競技とも言えるでしょう。
最後に表彰式。

お互いの健闘を称えないながらポディウムに上がる光景は、いつ見ても素晴らしいものです。
( ´∀`)
私は何とかクラス入賞を果たしました。
記念すべき第1回開催で入賞出来たのはありがたい限りです♪
(尤も、参加カテゴリーを間違えなけりゃクラス優勝だったかも?なんですけどね…苦笑。)
こうして競技も無事終了。

オフィシャルの皆さんも最後まで後片付けお疲れ様です。
…オフィシャル補助を体験すると、ついこうした部分も見てしまいます。(^_^;)
ともあれ、有意義な一日でしたね。
また機会があれば参加してみようと思います♪
さてと…次回こそは参加カテゴリー間違わないようにしなきゃ。(笑)